アンビリーバボーで放映された、ネパール人の前世
を語る女性の話には、リアルな迫力があった。
しかし同時に、霊に憑依された人との違いは
何処にあるのだろうか、との疑念も湧いた。
というのは、この女性は自力で前世を語っていた
わけではなく、催眠という他力によって
喋らされていた
からだ。
自分が一番よく知っているはずの
『自分の』前世
であるにも拘らず
催眠が解けた途端、何も覚えていないという・・・
ーーー霊媒体質の人に、別人格の霊(自縛霊など)
が入り込もうとする時、霊媒の人格は脇へ追いやられるーー
別人格が前世とは何の関わりもない
別人格の人生を語るために、本人には
何の記憶もないのではないか・・・
前世前世と云うから
特殊な印象を持つ人も多いと思うが
私の前世を見てきた体験から言わせてもらえば
前世とは、誰しも持っている
『幼い頃の記憶』
と、大差無いと思っている。
その記憶が、数十年前の記憶であるのか、数百年前
の記憶であるのか、の違いに過ぎないーーー
ーーー幼い頃住んでいた土地の映像を見るたび
人は失神などしない・・・
前世のナントカ村の映像を見て失神したのは
別人格に感応した霊媒体質の女性が
憑依されたためだったーーー。
そのほうが、理屈に合っている気がするーーー
前世、生まれ変わり・・・
そんなキーワードに、過剰に反応するあまり
アレルギーを起こす人ーー
また、自分の不幸の原因が前世(カルマ)
に起因するなどと思い込む人・・・
後者の弱みに付け込んで、金儲けに走る人ーーー
人は、おびただしい数の性別、人種、国籍
に生まれ変わることによって修業を重ね
最終的に、神という存在になるーー
そのため、転生する間に魂の分裂・合体
を繰り返し、より高い霊格を目指すーー
そんなことを信じている私は
例えば
前世がマリーアントワネットだった
という人が、何人もいるという話を
あながち冗談だとは思わない・・・