18歳になった松五郎の前に
15,6歳の少女がいる。
名を
凜(りん)
辛子色の地に黒い縦じま(タイガース?)の着物で
にこにこと、嬉しそうに松五郎を見ている。
この子をとても可愛いと思う気持ちが湧き起こるーー
容貌が、という意味ではなく妹のように感じている。
このガールフレンドに関しては
名前以外の情報が無い。
ただ、女性に寄せる気持ちは
この少女と、若い母親に対するものだった。
特に、母に想いを馳せた時
突如、強い思慕に襲われ
幼子のように
おかあさん、おかあさ~ん・・・!
と呼んでいる自分を感じ
涙が溢れたーー