マクシミリアンとローザの前世を見ていた時から
割り込むようにして、別の景色を見ることがあった。
ーーー木造の船の舳先に立っている自分ーーー
突然、頭の上に無数のロープがばらばらと落ちてくる。
帆船の帆を張るロープ・・・その落ちてくる感覚がとてもリアルだ。
船は、自分の作った(建造させた)ものらしい。
処女航海に出て、嬉しくて誇らしくて仕方がない。
誰かに聞かれたーーー
何故、船がそんなに好きなのか、と。
船がスピードを上げて走る時、まるで
空を飛んでいるみたいな気がするから、と答えていた。
その人物は男性で
名を
ダンジョン(牢獄?)と云う。
D’Anjon?
ルイ14世の肖像画のような華やかな服・・・
木造の筒の長い銃を手にしている。
服装その他から推測して、17世紀フランスのようだ・・・
妻と子供(幼い男の子)がいて、その男の子を
抱き上げて舵輪を回させている。
妻の名は
パラフィン(?)・・・
名前はすべて ヘン だった・・・![]()

