シャトーシノン@金沢 | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

くーちんの具合が悪く、飼い主若干落ちてますが先日の金沢のお話をば。

ホテル金沢での試飲会を終えて向かった先は、







シャトーシノン







金沢の繁華街、香林坊にあるワインバーです。こちらのオーナーさんとはかなり長いお付き合いにも関わらず、一度もお店に伺ったことがありませんでした。

階段を上がってドアーを開けると…、オーセンティックな雰囲気のカウンターBar。とってものどが渇いていたのでビールを一気飲み。ハートランドでした~ww ハートランド大好きなので嬉しい♡

こちらのお店、アミューズ(お通し)が選べます。本格的なお料理(例えば鰤のスモーク仕立て、鴨肉の燻製など)やチーズもあって迷ったのですが、何か金沢らしいものがあったらお願いしますと伝えるとこちらを出して下さいました。

加賀野菜の砂糖漬け。元はお茶(茶道)用として作られているそうです。蜜菓子と呼ばれているそうなんです。金沢って、京都と共通点ありますよね。独特な伝統的な文化が現在も育まれています。

これ、とても美味しくてですね、左上は牛蒡、右上は甘栗カボチャ(皮が薄くて茶色のカボチャだそうです)、左下はセロリなのですが、金沢では「清正人参」と呼ぶそうです。そして右下が加賀太きゅうり。お店の女性スタッフのお話では、漬ける野菜によって砂糖の種類を変えているのだそうです。物凄いこだわり。

わ~~~、ワインどうしよう!白が良いですか?と聞く私に、上2つは赤、下2つは白が良いかと…と、マスター。

早速白から。オーストラリアのベルデホ種だそうです。え?ベルデホってスペインだけで作られているんじゃないんですね!?私さ、スペイン以外のワインって知らないこと多いんです。ベルデホのスペルもVERDELHOですね。スペイン本国はVERDEJO。発音も違うんだそうな。味ですが、スペインのより軽口でスッキリ感があります。スペインのベルデホはもう少しフルーティー。アルタミラのワインをご存知の方、キンタ・イノハルの白がベルデホ100%なんです。

早速セロリ、もとい清正人参をいただきました。めっちゃセロリの味やん(まんまですみません)。旨~~~い!加賀太キュウリもシャリシャリ感があって美味しいです。

赤。ガルナッチャ行きましょうかとマスター。ガルナッチャもスペイン固有の品種なのですが、フランスではグルナッシュという名で南仏などで栽培されているので知ってましたよ~。でも、こちらはフランスではなく、やっぱりオースト。第三世界のワイン、なかなか飲む機会がないので嬉しいです。香りはガルナッチャでしたけれど、何かエレガントな感じ?隣のお姉さんと外国でバッタリ会った感じでしょうか(何か例えが山形の居酒屋しぶやの若旦那になってしまった・笑)。

牛蒡がね、ゴボウなんです(変な日本語ですみません)。ゴボウの香りや繊維質もしっかり残っていて、白より軽めの赤の方が合いますね。そして甘栗カボチャとの相性も抜群!さすがはシニアソムリエの資格をお持ちのマスターのチョイスです。

ここでチーズ盛り合わせをオーダー。実はこちらのマスター、チーズプロフェッショナルの資格もお持ち。そして、実はベネンシアドールの資格も持っていらっしゃる素晴らしい方なんです。

ブルーもウォッシュも何でもOKな私。ワインとチーズって最高の相性ですよね!

少し重めのをとお願いして出てきたのがこちら。ボルドーはサンジュリアンのワイン、マルキ・ド・シャス。ヴィンテージは2010年。セパージュはメルロー、カベルネ・ソーヴィニオン、カベルネ・フランだったと思います。樽香もあって、THEボルドーといった感じ。雑味がなく、きれいな赤でした。

最後にマスターからサービスと言われ出てきたもの。ブラインドして下さいと…。私、ここのところ連続して外しているんで全く自信なかったんですが、原料はブドウじゃないでしょ!まではかろうじて当たりました。でも、ご覧いただいて分かる通り(下の画像)赤ワインの様な色合いです。

ブレブレですみません。やっぱ1回しかシャッター押さない主義やめようかなぁ…。貴醸酒という種類に当たるお酒だそうで、原料は米。「酒で酒を醸す平安朝宮中の製法を再現、高貴な甘口酒」と書いてありますが、これ、お酒の名前ですかね?普通、日本酒は仕込み水と言われる水を使って製造するのですが、このお酒は酒で酒を仕込むのだそうです。

初めて飲みました。いやあ、世の中にはまだまだ知らない食べ物や飲み物がたくさんありますね。

素敵な金沢の夜でした。シャトーシノンのマスター、スタッフのTちゃん、ご馳走様でした。