Peru sabe | ¡Viva ワイン!

¡Viva ワイン!

ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。



一昨日、昨日とボランティアでやっている電話相談の一泊研修があり、日本語で聞いたって難しくて分からない話をスペイン語で聞いて、その上ロールプレイの作業もあったもんだりしたものだから、頭の中が雲丹状態(ぐちゃぐちゃってことですね)で帰ってきて爆睡、夜も爆睡。でもまだ眠れそう、という私です。

実は、ラテンビート映画祭、10時45分スタートの『Peru sabe』がどうしても見たくて、研修には遅れていく決心をしたのは日曜日の当日の朝。

いやあ、見に行って良かったです。

昨年惜しまれてクローズした「エルブジ」のシェフ、フェラン・アドリアの今回のターゲットはペルー料理。友人のペルー人に、ペルー料理はバリエーションが豊富で、世界ではとても有名なのよ、と言われたことがあるのですが、おらが村自慢が大好きなラテン人なので、まーた始まったか!なーんて上の空で話を聞いていたのですが、ここ10年でペルーではシェフを目指す若者の数が物凄く増えたのは事実だそうで、このドキュメンタリーは、フェランとペルー人シェフの第一人者ガストン・アクリオがペルー各地を巡ってその土地の産物を確かめていくというもの。これに加え、ペルーの料理学校とそこに通う若者たちにもスポットを当てて、ペルーの「今」をペルー料理を通して綴るという構成も良かった。

そして何と!フェランは近いうちに、日本料理とペルー料理を融合させた「Nikkei(日系)」料理をバルセロナにオープンさせるとか!(詳しくは
こちらをご覧ください。)

ペルーには世界の気候の75%があって、その土地に適合したたくさんの作物が作られているのだとか。トマトやジャガイモもアンデスが原産。それがヨーロッパに伝わっていろいろな料理に変化していったのは事実です。市場には色とりどりの野菜や果物が並び、これぞペルー料理の奥深さ!と思いました。

料理学校に通う若者たちの眼差しも輝いていて、自分たちが料理を通してペルーを変えていく、これは「革命だ」と言っていました。その若い彼らがフェランやガストンと直接会話をすることが出来(多分ペルーではフェランよりガストンの方が知られているのかも)、同じスペイン語同志だからねぇ~正直世界中で話されている言語って羨ましいって思った~自分の料理の味見もしてもらって…。彼らの「革命」は本物だと確信しました。これからもっとペルー料理は世界で脚光を浴びることでしょう。

もう一回見たいんだけどなぁ…、劇場で上映しないだろうか…。