サン・セバスティアン②(サンセバでヌーベルを) | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

バスクはグルメの土地と少し前の記事で書きましたが、今、日本でも流行っている「ピンチョス」(最後のスは複数形を示します)もバスクから広まったものです。ピンチョとは串刺しの意味なのですが、串にささっていなくても一口大のおつまみもピンチョと呼ぶようです。


Viva ワイン! まずは、こんなんをつまみに、una caña(生ビール)を1杯。


旧市街は至る所にバルがありまして、お店を選ぶもの目移りしてしまいます。ここは、カウンターにピンチョがずらりと並んでいて、お皿をもらってから自分の好きなものを取るシステム。レストランで食事をする予定で、ピンチョは軽くのつもりがあれもこれもと取ってしまいました。目が欲しいんですよね~。


Viva ワイン! 結局似たようなのになってしまいました。取ってきたお皿を見せてお金を払います。1つ2ユーロくらいだったと思います。たくさん食べると結構割高ですね。


勿論、ピンチョスでお腹いっぱいにしてはいけないので、レストランも物色しました。私、ヌーベル・スパニッシュってあまり食べたことがありません。大分前に、バルセロナで開催された見本市に行った時に、ミッションのメンバーで一度行ったきり。


サン・セバスティアンにはミシュランで三ツ星がついたレストランが3軒もあって、アルサック、アケラレ、マルティン・ベラサテギ。フェラン・アドリアのエルブジは閉店してしまったけれど、いつか行ってみたいレストランがサン・セバスティアンにはたくさんあります。


という訳で、ア・フエゴ・ネグロ(直訳すると黒い火)という名前のレストランに行ってみました。こちらもミシュランの星付きレストランです。


メニューは3つのみ。Menu degustacion(おすすめ)のコースが2つと、ピンチョのコースが1つ。私たちはdegustacionの料理の数が少ない方を選びました。何が出るかはお楽しみです。


Viva ワイン!最初に出てきたスフレの様なもの、既に記憶が定かでなく分かりません。


Viva ワイン! オリーブの実も、お洒落な器で出てきました。


Viva ワイン! ワインは魚にも肉にも合うように、メンシアを。ペイケの2010年。


Viva ワイン! これは覚えています。イカの墨をドーナツ状にしたもの。面白いと思いました。


Viva ワイン! 豚の耳のテリーヌと、左にあるのはモレソースのシャーベット。豚耳はコリコリした食感が良かったです。耳のフライは食べたことがあったのですが、こちらの方が好み。


Viva ワイン! サラダは普通でした。サーモンが入っていました。あ、ゴマがかかっているのがスペインでは珍しいかも。いっそのことゴマドレにすれば良かったのにね、って今思った。


Viva ワイン! 店内の様子。ヌーベル・スパニッシュのお店らしくテーブルもモダンな感じです。


Viva ワイン! 壁には色々なお皿、というか既にアートですね。


Viva ワイン! 食事も後半になってきました。クスクスの上に鯛(って言ってたと思ったのですが)を乗せたもの。


Viva ワイン! 盛り付けがちょっと下手ですね。ご飯粒がついてます。中はリゾット。エスプーマが何味だったのかが思い出せません。困った。飾りはポテトフライ。


Viva ワイン! ちょっと暗くて分かりにくいですが、ピタパンに挟まれたミニ・ケバブ。ビーツの酢漬けが入っています。サイズはお腹いっぱいでも食べられる超ミニです。


Viva ワイン! デザートは苺のムース。


Viva ワイン! そして、コーヒーでした。


ワインを入れて、ひとり5000円くらい。うーん、正直いって、私はオーソドックスな料理の方が好きかなぁ。こういう懐石風のって、何が出るかわからないサプライズがあって面白いのですが、あとどれくらいの料理が出るか分からないから、途中で残せない。日本の懐石料理だと、椀物、焼き物など大体コースの見当がつくし、最後のご飯をパスしてもOKだから加減して食べられます。


でも、ヌーベル・スパニッシュ、滅多に食べないので良い経験になりました。