先週になりますが、銀座のギャラリー悠玄にて、新春ライブ リディア米山 「魂を歌う」に行ってきました。
ギャラリー悠玄は、お世話になっているしぇりークラブさんのビルに入っていて、地下スペースで展示されているテンペラ画とのコラボレーションとしてリディアさんのコンサートが開かれた模様です。
リディアさんはペルー出身の方で、アメリカで学んだ後、日本人の方とご結婚をされ日本で暮らしていらっしゃるとか。とても流暢な日本語をお話しになるので驚きました。
今年は特に震災で心を痛め、各地でチャリティーコンサートを開催するなど、ご活躍されていらっしゃるそうです。
こちらの地下スペース、なかなか面白い作りになっていて、床が板張りになっています。フラメンコステージなども開催されています。
「魂の歌」と題したコンサート、ジョン・レノンの『イマジン』や、綾香の『I believe』、『翼を下さい』など英語や日本語でも歌を披露して下さいました。正直、声楽家のように正統派で歌を学ばれてはいらっしゃらないので、声量はさほどありませんけれど、心の底から湧き出る「何か」を持った方だなという印象を受けました。
『マイウェイ』の歌詞は日本語、英語、そして母国ペルーのスペイン語と3ヶ国語で歌ってくれたので、スペイン語の歌詞が聞けて私は嬉しかったです。
リディアさんはテンペラの絵もとても気に入ったそうで、「後ろからパワーを感じました」と何度も言っていました。
私が何度もこちらで取りあげることなのですが、「言葉だけが全てではない」。例え同じ日本人同士で、日本語でコミュニケーションをすることが出来ても、話が通じない人たちが何と大勢いることか!
例え言葉が通じなくとも、一生懸命相手に「理解してもらおう」「分かりあおう」という気持ちがないとコミュニケーションは生まれないのです。
そんなことを又、感じさせていただいたひと時でした。