この世でいちばん大事な「カネ」の話 | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

何を隠そう(別に隠してるわけではないのですが)、西原理恵子センセイ(漫画家なのでセンセイをつけておきます)のファンです。

ファンになってかれこれ20年、結構私はシツコイのだ~

今月からTV朝日の金曜9時枠で放送されている「崖っぷちのエリー」、原作は勿論、西原(サイバラ)センセイの『この世でいちばん大事な「カネ」の話』。筆者が身をもって体験した「カネ」の話です。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)/西原 理恵子
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どうもサイバラとはかけ離れ過ぎている気がする山田優がヒロイン役で、それはそれで色々言いたい事もあるけれど、亡くなった西原の旦那の役(ドラマの設定では夫婦ではない)がドランクドラゴンの塚地っていうのがやはり腑に落ちない。と思いながら1話、2話と見てしまいました。

世の中、格差社会と言われて久しいけれど、そんなことでぐだぐだしてんじゃないよビックリマーク最下位には最下位の戦い方ってもんがあるんだビックリマークと身を持って、それこそ身銭を切って実践した筆者の体験は、さすがはサイバラ!!と言えるもの。

この出版社、理論社って、子供向けというか、若い世代にターゲットを絞ったいわゆるファンタージーものを手掛けている出版社。だから何ではてなマークって思ったんだけど、この「よりみちパン!セ」のシリーズって、中学生以上を対象に出版されてるんですね。

だから、漢字も、こんなのにルビをふるの(全ての漢字にルビがふってあります)って思っちゃったんだけど、その意図が分かれば納得できます。

「学校でも家でも学べない、キミが知りたい、リアルで大切な知恵が満載!」というキャッチコピーのついたシリーズです。

この『カネの話』は、お金の話をするのははしたない、下品でみっともないみたいな風潮がある世の中で、よくぞここまで言い切ったって思う作品に仕上がっています。

中学生というか、小学生にだって読んで欲しいし、将来は相場やカードの社会を生きて行くであろう子供たちがお金について真剣に考えることが出来る一冊ではないかと思うのです。

夏休みの読書感想文の宿題にもいいと思うけどな~。国語の先生のウケは悪いかしら…と、元学校図書館司書の私は密かに心配はしますけれど…本の選択は自己責任でお願いします(笑)


文藝春秋漫画賞を取った『ぼくんち』も好きな作品なのですが、私がサイバラ作品を好きになったきっかけは、こちら。

鳥頭紀行―ジャングル編/西原 理恵子

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サイバラセンセと、戦場カメラマンだった亡きご主人の鴨志田穣氏一行のアマゾン旅行記。とにかくはちゃめちゃで楽しい旅行記で、いやぁ、アマゾンには行きたくないな~(笑)って思えるとっても素敵な一冊です。

こちらはお子様向けではないので(特にR指定ではありません)保護者の方におすすめです。

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おまけです。

先日の屋形船の記事 、お友達のフラメンコダンサー、まみーにゃのblog でもアップされましたので、こちらも合わせてご覧下さいませ。