3月11日(金) 東日本震災から5年。
夜がまだ明けぬ朝5時起床、朝風呂に入ってきました。
ホテルの部屋から稚内駅方向。 夜が明けたら雪化粧をしていました。

朝食は朝6時から 7時の特急には乗りたいので朝一番で
朝から、いくらやえびなど海鮮丼が作れます。ドーミーインの名物です。

雪道を駅に歩いて行きます。

駅前の道路も新雪で真っ白です。



稚内 7:00 →( 特急 スーパー宗谷2号 52D )→ 旭川 10:39

札幌まで5時間6分 現代の日本の鉄道では長旅のうちに入るでしょう。

先頭の4号車が自由席です。

列車が発車しました。
見送りに来ている人がいました。ここまでクルマで送ってきたのでしょう。

荒涼とした雪の大地を走ります。

幌延
1987年までここから、日本海に沿って留萌に到る羽幌線が分岐していました。


音威子府
1989年までは、オホーツク海に出て南稚内に到る天北線が分岐していました。
人口が800人を切り、北海道で一番小さい村です。



4号車 自由席 キハ261-101

雪が降り始め周囲の景色が撮影しにくくなりました。
名寄を過ぎると列車が混雑してきました。 鉄道は生活の足となっているようです。
10時39分 定刻で旭川に到着しました。

隣のホームには、特急スーパー宗谷2号の14分あとに発車する、札幌経由新千歳空港行き
特急スーパーカムイ18号(札幌からは快速エアポート122号)が停まっていました。
札幌に先着できる特急はスーパー宗谷2号ですが、座席はほぼ埋まっています。
後続の特急に乗車の列が出来ています。

旭川から、11時18分発、オホーツク3号で網走を目指したかったのですが、前日からその列車の
指定席が取れません。
JRグループの情報サイト「サイバーステーション」で調べると、旭川ー遠軽の区間で指定席が満席でした。
この区間は2時間かかるので座れないと難儀します。
一応自由席で乗れるかどうか、様子を見ることにしました。
キハ54 11:11発 快速 なよろ1号

キハ40

富良野線のキハ150

オホーツク3号のホームに行ってみたら、既に自由席乗車口には行列が出来ていました。
スーツケースを持ったアジア系の個人旅行客が目立ちました。 流氷観光が目当てなのだと思います。
座れないおそれが高いと思われ、オホーツク3号の乗車はあきらめました。
降りしきる雪の中、列車がやってきました。
(コンデジは液晶では画面が確認しにくい上に、シャッターが切れるのが遅い。失敗しました。
本当は一眼レフを持ってきたかったけど荷物が重すぎる。今回は持ってくるのをあきらめました。)

4両編成、

後方のキハ183は、発電エンジン室があるので、客室は半分しかありません。
これでは輸送力不足ではないでしょうか。 しかしJR北海道は車両が不足しているようです。

2011年に完成した、旭川 新駅舎
木の町 旭川 を象徴するように、木材が使われています。
(温度差でカメラが一時的にエラーを起こしボケてしまいました。)

荷物をコインロッカーに預けました。
駅舎

平和通買物公園へ歩道が続いています。
昨年3月イオンモール旭川駅前が出来たこともあり、右側の旭川西武が9月に閉店すると発表されています。
旭川西武は日本最北の百貨店です。

平和通買物公園

梅光軒本店

とても美味しかった。

イオンモールと旭川西武、両方をさっと見て歩きました。
イオンモールの新しさに西武百貨店はかなわないかも知れませんが、旭川西武にはルイ・ヴィトンなどの
ブランドショップも入っています。(日本最北のルイ・ヴィトン)
また百貨店ならではの服飾ブランドも揃っています。
平日金曜日の午後ですが、そこそこ流行っているようには見えました。
「この街が百貨店を失う」 これが何を意味するのか。
地域住民はイオンモールを選んだのかも知れないが、失ってからわかるものがあるのかもしれません。
地方都市の現実がここにあるように感じました。
北海道内では、平成の時代に入ってから、百貨店協会に加盟の百貨店が各地で閉店しています。
(釧路、北見など)

15:05発の特快「きたみ」で乗り継いで行くと、網走着は19:33
しかし、引退の話が出ているキハ183の初期車には乗っておきたい。
みどりの窓口で16:43発、網走20:37着 特急オホーツク5号の最後部の車両を指定しました。
旭川で,あと3時間ぐらい時間つぶしが必要です。
旭山動物園には、この10年ほどの間に、会社の旅行で一回、家族で1回行っているので今回は見合わせ。
イオンモール内のシネマコンプレックス「イオンシネマ」で映画を見ました。
ハッピー55(G.G)サービス適用で、1100円。駅前の映画館は、このようなときには便利です。

旭川 16:43 →( 特急 オホーツク 5号 15D )→ 網走 20:37

オホーツク5号がやって来ました。
先頭車も初期車、6両編成でした。

私が乗る5号車 6両編成なのに5号車。
1号車と2号車の間に増21号車が連結されていました。



太陽が雲に隠れました。

このあとは、山間部の峠越え区間です。 昼間にやはり乗りたかった。
旭川駅で買っておいた弁当
北海道内の鉄道移動、車内販売が一部を除きないので乗車前に確保が必要です。

ビールばかりでは味気ないので、ワインを買ってきました。

5号車 指定席 キハ183-214 車内
かつては名寄本線に通じていた遠軽で進行方向が変わります。
私の席は「9D」。 この車両には40席しかありません。
古いタイプのキハ183も、座席は新しいものに取り替えられ快適です。


網走に到着


駅前の道路が凍りついています。
駅のすぐ前に、予約しておいた、ルートイン網走駅前があります。


稚内から網走まで、長い旅でした。
(次回に続く)