人は何かに縛られて生活している

無意識下に存在する世界に
存在すらしない妄想に
現実という変えようのない事実に


人は自らの欠点に蓋をする

誰にも知られたくない趣味とか
胸の内に隠された真の性格とか
一般的に疎まれる思想とか


自らの隠れた本当の感情を
吐き出す場所が必要なのだ

僕はそれを詩という形で吐き出す
言葉という目に見えるモノに置き換える

不完全な表現方法の中で
試行錯誤して感情を産み落とす

恋愛をすることなんてとんでもなく前のことで

今ここで自分が生活している現実は

とても緩やかに唐突に過ぎ去っていく


お昼前にCDショップで洋楽を物色して

冷房の効きすぎの電車で大学へ向かい

薄っぺら紙に過した日々の意味を書く


溶けるような空が僕を見下ろしていて

それは ぬるま湯に浸かっているようだから

ベッドに横になってバイトまでの時間を過ごすのです


何の根拠もない情報を手に客が来店する

既に発売している本だと言い張る客に平謝り

後に調べてみると明後日発売なんだってさ


呼吸をするみたいに煙草を咥えて

都会の喧騒の中で煙を吐き出す

人類なんて滅びればいいんだなんてね


命の重さを理論で説明しようとして

自分自身の人生の最期に

笑えるのかななんて苦笑する


自分の気持ちも知らないくせに

誰かに語ることなんてとても馬鹿げていて

それを考え続ける自分に嫌気が去す


せめてこの夏のうちに

色んなことに終止符が打てればなと

漠然とした思いを抱き今日も眠る

夜起きて朝眠るというリズムが

不確定になったこの世の中で

僕もまたその一員であるということ


気まぐれに起きては寝る生活

体内時計が狂っちまったよ

日が昇りきった時間に起きても快適


ときたま見る夢の中には

忘れかけた夢や希望が残っていて

体中を包む汗なんかを忘れさせてくれる


不確定な眠りの中で

明日を生きる糧を探しだす

現実は嫌になるくらいハードだけど