恋愛をすることなんてとんでもなく前のことで

今ここで自分が生活している現実は

とても緩やかに唐突に過ぎ去っていく


お昼前にCDショップで洋楽を物色して

冷房の効きすぎの電車で大学へ向かい

薄っぺら紙に過した日々の意味を書く


溶けるような空が僕を見下ろしていて

それは ぬるま湯に浸かっているようだから

ベッドに横になってバイトまでの時間を過ごすのです


何の根拠もない情報を手に客が来店する

既に発売している本だと言い張る客に平謝り

後に調べてみると明後日発売なんだってさ


呼吸をするみたいに煙草を咥えて

都会の喧騒の中で煙を吐き出す

人類なんて滅びればいいんだなんてね


命の重さを理論で説明しようとして

自分自身の人生の最期に

笑えるのかななんて苦笑する


自分の気持ちも知らないくせに

誰かに語ることなんてとても馬鹿げていて

それを考え続ける自分に嫌気が去す


せめてこの夏のうちに

色んなことに終止符が打てればなと

漠然とした思いを抱き今日も眠る