デリートしたい日々なんて

そうそうあったもんじゃないよと

プレゼントされた葉巻などを吸って

一人部屋でつぶやいてみる


どんなに寂しい年末を迎えても

幸福だと思えるひとときがあるから

バイトにだって頑張れる


暖かい布団から出るのが億劫で

一日の大半を寝て過ごす

沈んだ日の行方を睨みつけて

今日も独りの夜を過ごすのさ

調子のいい日には気づくんだ

誰もが自分の今を持っていること

正しいことだけをやってるわけじゃないこと


冬が生み出す暖かい空間

僕だけじゃない 秘密の領域

それは 一人一人の中にある


それぞれの領域で悩んで悔やんで

それぞれの空間で笑って前見て

一つだけの道を行ったり来たり

書いて消して 創造して壊して

形にして 進んでく



駅のホームの端っこ

木枯らし吹く喫煙所

煙草のケムリ 街の声


群れからはぐれた人々が

身を寄せるように集まる場所


変わる信号 走り去る車

無口な僕らの交わす会話は

忘れた火種 添える灯火


駆け足 迫る夜

此処で僕は 構える

不安定な感情


歪なレールに流れる身体

浅い眠り 目覚める僕は

明日への道を駆け出した