公衆便所の落書き


冬は寒いものらしい

都合と関わらず襲う

容赦なき生理現象


思い出を壁に貼り付けて

無くしてしまった答え

麻痺するカラダ

刻み付けてよ 泪


愛しているかい 心

滲んだ文字の破片

紡ぎだしてよ 身体



”クレームを受けた 心が痛い”



公衆便所アート

火照った脳味噌

今イクから待ってて


親指立てて

面食らった顔

想像して見せる

確信犯的微笑み


さて寝るかって時にふと浮かぶ

貴方の笑顔が胸を暖かく包む


そういえば今日は会ってないや

昨日の様子を思い出し微笑む


目が覚めてしまったから

煙草を吹かし 揺れる


8ビート ギターのリフが

ベースの基音と重なる

広がる仮想現実の魅力


歌詞の主人公に気持ち重ねて

メロディーと共に行こう


闇を貫く 紡がれた声

明日がまた訪れる

バラードなんかを聴きながら

切ないメロディーに身を委ねて

ちょっぴり泪が零れそうになり

泣いてなんかないさと

誰に向けるわけでもなく言い訳する


本屋で働いていると

いろんなタイプの人を見る


ファンション誌を買う学生

実用書を手にやってくる主婦

話題の新書を仕事帰りに買う中年


毎日繰り返される代わり映えしない光景

そんな時に文芸書を手にやってくる女子高生

今流行りライトノベルでない文芸書を見て

他にどんな本を読むのだろうかと思ってしまう


自分はアウトサイダーに憧れるのだろうか

社会で群れを成す人よりも

どちらかと言えば浮いた存在に


妙な性癖を感じつつも

それを公共に曝け出す自分


どうやら僕は変態らしい