誰も関わってくれるな

そんな尖ったもので

そんな柔らかなもので

惑わさないでくれ

誘わないでくれ


魅力的なことばかりだから

とても暗い夜が怖いから

繋がっていたい

独りきりでありたい


心の休める場所がないのなら

夢見ることを忘れないで

夢さえ覚めてしまう現実の中

せめて 好きにさせておくれ


何が楽しいかわからなくて

何が嬉しいかわからなくて

笑っている瞬間でさえも

哀しむ時のことを考えてしまって

過去の良き日を懐かしむんだ


綺麗なメロディーに身体を預けて

知らない言葉で歌詞を綴って

気持ちを高揚させては

布団を強く握り締める


心の泪が海のように蒼くて

澄んだものであるか

曇り空のように灰色で

何処か憂鬱なものであるか


僕の口から何かを話すことが

勇気 なんて言葉で後押しして

漏らすことができたなら


あらゆる感情のもやもや

どうすればいいのかわからない

そんなもの知らないよ


僕と君と世界のすべてを

言葉にすることができたなら

言葉にすることができたなら


独りであるということについて

ひとつの答えを見つけられるのかもしれない

メンソールの風に包まれて

散りゆく花びらにサヨナラを告げる


重たくなった髪を過去に残して

あの時の町並みを歩いていく

変わってしまったあの娘とか

変わらないあいつのこと考えながら

イマのお前と一緒に


また少し背が伸びたから

僕は成長しているんだって

紙の上の数字を見て思う


そこのあなたとか

あそこの野郎とか

目の前の淑女とか


パソコンを取り上げられた僕のすることは

流れる時を身体で感じながら

今をしっかりと生きていくことだけ


桜が満開の公園を歩いて

池に泳ぐ鴨の群れを眺めたり

ドーナッツ屋でコーヒーを飲みながら

最近の女子中学生の人間関係を垣間見る


気温が暖かくなって 桜が咲いて

冷たい風に散らされていくソメイヨシノ

別れと出会いを想わせる花びらは

勢いよく僕の頬に張り付いた