独りきりが寂しいから

全てを誰かのせいにしてしまうのさ

この世に君と二人手を繋げたらなんて

哀しみで罪から逃げたいだけなのさ


僕が何もできないのを知っていて

それを罵りに来たんじゃないのかい

遠くの笑い声が嘲笑に聞こえて

耳を塞いで家に篭るのさ


夜の街道を出歩くのが好き

できれば誰も出かけない時間にさ

暖かな手を繋いで遠くまで

僕だけの朝を手に入れたい


君の泪が僕の泪で

何かを共感するなんて嘘だぜ

君に気持ちが伝わらないから

言葉にさえできない感情


目に見えない武器を手にするから

僕は怯えて何もできないんだぜ

欲で左右するちっぽけな気持ちを

どうやったら抱きしめられるんだろう


全ての夜がこの世の全ての人に

憎しみと哀しみと絶望を突きつけるから

それを忘れさせる残酷な朝が訪れる

繰り返すことをどうやって許そうか


ネットの世界は感覚を研ぎ澄ます

僕に知識と表現を与えてくれる

同時に非難と馴れ合いの場所

諸刃の剣ということを知ろう


眠れない夜を越えて

突き刺す光が空にあらわれ

顔を覆って眠りにつく

目が覚めるまですべてを忘れさせて

暖めてください

どうか 暖めてください

冷え切ったキミの心を

降り注ぐ五月の雨を

空を横切る雨雲を

飛び立てなくなった羽を

病んでしまったアドルフを

脳に浮かぶヴィジョンを

合わせることに馴れたキミを

前髪が気になるあの子を

ライ麦畑を駆け抜けるアイツを

今は亡き天才漫画家を

埃を被った書籍達を

濁ってしまった指輪の輝きを

使わなくなったライターを

忘れてしまった夢を

聴かなくなった音楽を

あなた自身が

どうか どうか

さらさらと降り続ける雨

地面の水溜りに波紋をたてる


雨が多くの命を奪う

マンションの階段に横たわる虫

其処にいる 何故?


自然の力に命が奪われること

空が晴れて雨が止むということ

当然だと思っていた


僕だけのハートを

君と一緒のハートに

僕が吸う煙草を

君は嫌って


カタカタと揺れる窓

過ぎてく雨 流れる風

夏の匂いを感じさせながら