この時間になると携帯電話が鳴らなくなる

皮肉にも寂しいなんて感じてしまう時間


今日はメールが良く届く日だった

クラス会幹事に友人の連絡先を教えたり

パソコンが壊れた友人から

某電気店の悪口を聞かされたり


依存しているつもりのない直方体

律儀にメールを返したり返さなかったり

面倒くさいというか 変な気分


外は静かなもので

蛙の鳴き声が響く

雨よ触れとでも鳴いているのか


エヴァンゲリオンに乗るパイロット

葛藤する様と雨の日の公衆電話



心の奥のノイズ

寝付けない夜

自分の中にある

正の感情 負の感情

グラグラ揺れる天秤

傾いたのはどっちだ


試験前の微妙な休日

カジュアルな格好をして

歯医者に出かけたあと街へ出る





なんだ 自分の居場所なんかないじゃないか





自分だけの場所なんてなかった

自分の場所であっても

他人の場所でもあった

そこには誰かがいた




僕の言葉に笑う人がいて

僕の言葉に傷つく人がいて

そうやって生きている


その事実が休日には潜んでいる

その事実を休日は教えてくれる


夕方バイトに終えて家路につく

今日は仲間とよく話せた 楽しかった

そんな普通の事を忘れて

また明日を過ごすんだ


僕らはヒーローなんかじゃない

ましてや悪人ですらない


こんなにも近くにいるじゃない

優しく背中をさすってくれる人が

不器用に笑い人が


涙が出るよ あなたと話せた

一人じゃないって実感できた


心から笑いを共有できる事が

学歴なんて変えられないけど

100%理解なんてできないけど


今まで生きてきたこと

ここにいるんだってこと


ラジオの先の悩める少年

パソコンの前で膝を抱える君

映画の中のスターだって


それだけが紛れもない事実

それが僕にとってのリアル