歩む道を間違えたのか
行く先を見失ってしまったのか

緩やかなカーブを曲がると
そこは ぽっかりと空いた穴だった

穴の先には道が見える
果てしなく続く遠い道が

その前に見える穴は
とても深いものだった

その穴に飛び込む衝動に駆られる
既に飛び込んでしまったのかもしれない



足踏みしている 今この場所で
進むこともなく 戻ることもなく

目にするものに恐怖を覚え
感じるものに蓋をする

溢れるものに蓋をしたい
押上げられて 流れてしまうのだけど


電車の座席で眠っていると
あっという間に駅に到着

緩んだマフラーを締め直して
大学への道をひとり歩く

ふらふらと危なげない足取りで
ゆっくりと道を進んでいく

いろんなことを考えていた
自分という存在を あなたという存在を

何を与え 何を求めているのかを
この先 僕は何ができるだろうかと

ふらふらと道を歩く
何もないところでつまずいて転びそうになる

自分は自分でしかないんだよなぁ
誰かのためにできることも限られてる

可能性を狭めるわけじゃないんだ
何だってできる それも事実だと思う

でも 今の自分にはできないんじゃないか
求められることに答えるということを


会話をしてあることがたくさんある
話をすることが楽しい

純粋にそう思える
自分はいろんな人に支えられている

僕を構成するのは僕だけじゃない
周りがあって僕がいる

僕自身を直視しても
出てくるものはたかが知れている

見るなって言ってるわけじゃないんだよ
話し掛けるなって言ってるわけじゃないんだよ

でも なんだろう
ひとりが楽だ

でも 誰かと触れ合っていたい
繋がっていたい


離れないで
見捨てないで

でも 嫌われてもいい
憎まれたっていい

ただ 此処に
この場所にいさせてくれませんか?


束縛することが幸せなのか
束縛されることが幸せなのか

あなたの想いが痛いほどわかる
でも あなたが僕を好きなのがわからない

嫌いじゃない 嫌じゃない
そんな気持ちはこれっぽっちもない

だけど 何だろう
言葉にできない何かがある

言葉にできない何かが…


不器用だから 言葉にできません
不器用だから 伝えられません
不器用だから 行動がおかしい
不器用だから 意味がわからない
不器用だから あなたの好きにして



川の流れに身を任せています