誰かに何かを伝えること

自分の意志をコトバにすること


社会に出てからの語弊

表現能力の無さを痛感する


人よりも言葉を大切にしていたはずなのに

コミュニケーションを取る能力に優れた

'オトナ'に触れることで殻に閉じこもる心


声を通して言葉にすること

自分の気持ちを伝えること

人の目を見て話すということ


モニター越しの言葉のやり取りと

携帯を通した音声のやり取り

顔も知っている相手だというのに・・・



子供の頃夢見ただろう

モニター越しのテレビ電話

大人になった頃のハイテクノロジーを


技術は進化し続けるが

たいして変わらない日常


違うのは夢の中の自分自身と

幸せであったはずの現実


誰もが抱える心の闇と

それを見透かされそうな他人の目


実際の24歳なんて全然オトナじゃなくて

どちらにも成りきれない中途半端な年齢


余計な物ばかり増えてしまって

随分と老け込んでしまっている気がするよ


イマを夢見た頃の僕は

この現実を知ったらどう思うだろう


情けないと頭を抱えるのか

それとも・・・

誰もいない真っ暗な部屋で
布団を被って息を潜めてる

誰にも見つからないように
何処にも行かないように


怖くなんかないって言い聞かせて
独りなら安心だって

けれど少しずつ朝はやってきて
朝陽が部屋を明るくしていく

スポットライトが灯るように
ちっぽけなステージに僕は晒けだされる

どんなに隠れてたって
日常というステージに立たされる

情けなくても 恥ずかしくても
二本の足で立ち上がるんだ

ほら また夜があける

携帯電話に期待する事は何も無い

事務的な受信専用ツールとして

会社という組織にコミットするための

所謂 義務的な存在でしかなくなってしまった


携帯を手に入れることに憧れた時代は

誰かと繋がれる夢のようなものだった


誰かと繋がる事を求めて

当たり前になった時

それは 鬱陶しいものでしかなくなってしまった


ネガティブな思考は

相変わらず居座り続けて

電話が鳴らない事を願ってる


いつからなんだろう

素直に喜べなくなったのは


褒められる事に慣れてないからなのか

相手を疑ってばかりになってしまったのは


コトバの持つ心地良さと怖さを知ってしまったから

ネットワークという媒体を使ったコミュニケーションの

簡単に繋がれるが故の言葉が持つ軽さ
責任の無さを痛感したから?


疑うだけの日々なんて嫌だけど

身についてしまった自衛本能