自分の立ち位置がなかなかわからない

スクランブル交差点の真ん中のようで

海に浮かぶ無人島のようにも感じる

 

声を大にして存在証明しているようで

呆然と立ち尽くしているだけのようでもある

 

居酒屋の片隅でちびちび酒を飲んで

孤独を感じながらもそれでいいと思い込む

 

桜の木の下で 盛り上がる人を

遠めで見守りつつ気持ちだけは一緒に

 

 

どっちつかずの足場を

孤独という単語で片付けて

会話に参加できないグループに属してみる

 

そんなことをしたところでわかるのは

自分の不甲斐なさと 情けなさと

考えの甘さだけだというのに

 

理想に近づくために 理想を曲げつつ

限界を簡単なモノに変えて

今日も流れていくのだ

 

 

夕闇に咲く桜の花の優しさが

あなたの言葉とダブって見えた

 

忘れていたはずのあなたの声が

少しずつ鮮明になる気がして

 

あなたと過ごすことがなかったこの季節が

どうしてこんなにも懐かしくて愛しくて

 

暖かい陽気が僕の心を

柔らかく揉みほぐしてくれるんだ

 

君はきっと春の香り

古風でポップな抱きしめたい身体

 

この桜の木の下で

来年も君の事を想えばいいのかな

 

何かが変わるわけじゃないけれど

わけもなくまた繰り返していくよ

個々の会話に欲望が乱れ

快楽に浸るための集団が蔓延る

 

生理的に受け付けない笑い声に

しかめっ面になってしまうのを悟られないように

 

自らも快楽を求め夜の街を行く

街の醸し出す高揚感に身を任せて

 

純粋な愛は何処で死んだ?

叫ばれる純愛にそれを感じる

 

理想の恋愛を求めれば

そこに待っているのは別離で…

 

創られ 彩られた物語に

枯れ果てた涙を持っていかれる

 

 

ねぇ 君はどう思うだろう

欲望という名が似合うこの世界を

 

悪くはないよ この世界も

公衆浴場の風呂桶に浸かる感覚

 

僕にはちょっと熱すぎるみたいだ

ぬるま湯くらいがちょうどいい

 

ぼんやりするくらい

時間間隔がないよ

 

 

 

誰もいない布団の温もりに

ゆっくりと包まれながら…