【鹿児島から発信】第6回!野良猫や多頭崩壊の猫たちのために ボランティアで避妊去勢手術実施 | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
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昨日は、月1回のボランティアで避妊去勢手術実施の日でした。

 

寒い中、多くの方に賛同いただき、何頭ものさくらねこの誕生となりました。

 

 

 

回を重ねるごとに、

 

いろんな人へこの活動が広まっていき、

 

いろんなところからお問い合わせいただきます。

 

 

鹿児島市内だけでなく、市外や県外からも足を運んでいただき、

 

さくらねこを誕生させることができています。

 

 


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(↑これは小さい頃の寅次郎。寅次郎のように捨てられる猫が増えませんように)





 

「え?手術は先生が一人でされてるんですか?」

 

と先日びっくりされました。

 

 

 

『スタッフがたっくさん頑張ってフォローしてくれる中で、手術を黙々としています。』

 

 

 

なぜ事前にこの活動に参加するかどうかご連絡いただけたら・・・

 

とお伝えしているかというと、

 

わたしが一人でオペをこなしているからなのです。

 

 

 

もしも当日こなせないくらいの頭数が来た場合、

 

翌日に持ち越しにさせてもらったり、

 

お迎えの時間を夜にしてもらったり、

 

いろいろ対策をしなければならなくなるからなのです涙

 

 

 

朝9時から開始して夕方までの間で、

 

40頭前後であればこなすことができるのですが、

 

これがさらに20頭以上プラスとなると、

 

夕方ギリギリ・・・もしくは、夜までかけなければ、こなせない可能性が出てくるのです。

 

 

 

もしも病院が広くて、

 

先生が二人で手術を同時にこなせる

 

となれば、話は変わってくるのでしょうが・・・

 

 

 

今のところは、

 

この活動をひっそりとしているので、

 

1日に100頭もの野良猫ちゃんたちがくるということはないのでいいのですが汗

 

 



 

この活動も、今回で5回目。

 

いろんな方が中にはいらっしゃいます。

 

 

 

問い合わせの時点でいろんなことを言われてみたり・・・

 

参加すると言って待てど暮らせどいらっしゃらなかったり・・・

 

 

 

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毎回勉強だなと思うのですが、

 

しんどくなるときもありますね涙

 

 

 

身勝手な人がいるから、

 

こういう活動をやめざるを得なくなったり、

 

こういう活動自体したくないと思う先生だったりが増えていくんだろうな・・・

 

と思うこともあります。

 

 

 

少し前に、

野良猫を保護して、譲渡したり手術を受けさせたりしているという方から問い合わせがあって、

 

話をしていく中で、

 

「体に傷をつけて避妊去勢手術をしている先生たちは、ある意味虐待を行っていると思う」

 

と言われました。

 

 

確かに、手術をするために傷をつけなければならない。

 

そもそも、自然体でいられるなら、避妊去勢手術はいらない。



でも、


不幸な命が増えないために・・・という思いから、避妊去勢手術をしているわけです。


 

故意に無駄に傷をつけているわけではないんです。

 



 

でも、そういうふうに言われると、なんとも反論できず・・・

 

 

 

 

ボランティアとはいえ、避妊去勢手術をする中で、

 

最低限のことはきちんとしていて、

 

スタッフがきちんと器具をセットし、ガス滅菌をし、

 

野良猫ちゃんたちの毛刈りをし、しっかり消毒をし、

 

滅菌の状態でオペしているし、

 

抗生剤の投与も行っているのですが、

 

 

それでも、術後傷が治るまでのケアとなると、

 

野良猫で野に放たれるわけだから、

 

その後のケアはなかなかできない…

 

 


極力傷口は小さくなるように・・・と

 

傷は1、2センチにとどめてはいますが、

 

術後の管理をしないのも虐待と一緒だと言われ、

 

 

ほとほと参ってしまいました。

 



 

それでも、必要としてくださっている方がたっくさんいるので、

 

わたしのスタッフがわたしや野良猫たちのために頑張ってくれる間は

 

わたしはめげずにこの活動を続けるつもりです。

 

 

 

 

だって

 

わたしが野良猫にしてあげられることの一つですから。

 

 

 

 

 

今飼っているれんげは、元野良猫。


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毎日お腹を空かせ、


スーパーの前をウロウロして、

 

出店の焼き鳥や唐揚げの匂いをかいでまわっていた子。

 

車にひかれそうになったり、

 

邪魔だっておっぱらわれたり、

 

寒い中凍えて過ごしたりしていた子。



 

こんな思いをして過ごす子達はやっぱり減ってほしいなって思います。

 

 

保護されて、

 

今はの〜んびり暮らしていますが・・・


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あ、寅次郎にやられっぱなしだけど

 

 

 

 

 

そして、寅次郎も。


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捨てた人が飼っている母猫をちゃんと避妊手術していれば、

 

寅次郎たちは生まれていなかったし、

 

育てられない、飼えないからっていう理由で捨てられることもなかったはず。

 

 

 

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寅次郎が生まれていなかったら、

 

わたしと寅次郎は出会ってなかっただろうから、

 

これはこれでよかったのでしょうが、

 

でも、こんな出会いって度々あるわけではないので、

 

未然に生まれないように避妊去勢手術をしておくことが大事だって思うんです。

 

 

 

だから、

 

みんなが幸せに暮らせるように

 

肩身の狭い思いをして暮らさなくていいように

 

せめて1代限りで寿命を全うできるように

 

さくらねこが増えていってほしいなと思っています。

 

 




いろいろあるけれど、


まだしばらくは、この活動を続けようと思ってます。


賛同される方、参加したい方は、


今月は21日(水)が開催日です。


詳しくはこちら


https://www.facebook.com/events/1615811888507433/