１１月２２日（水）に、第３回 野良猫や多頭崩壊の猫たちのためのボランティア避妊去勢活動を実施し、
３０頭近くのさくらねこが誕生しました。
第１回からそうなのですが、
実は…
鹿児島市内はもちろん、
市外や宮崎からも参加してくださっています。
鹿児島市内は、地域猫活動として市が助成してくれる制度があり、
それを活用している方も多くいらっしゃることで、
だいぶ満たされているのかもしれません。
ただ、私たちがこの活動を始めたきっかけのひとつに、
市の地域猫活動の助成が今年度はストップ
というのがあったように、
助成が下りないからこの活動に参加される市内の方もいらっしゃいます。
そして、
市外や宮崎に関しては、
地域猫活動のような助成がないため、
なかなか避妊去勢手術を踏み込めずにいる方が多かったり、
自費で野良猫ちゃんたちの手術を地道にされている方がいらっしゃったりするので、
私たちの活動に参加されている人も多くいらっしゃいます。
以前、宮崎在住の方とお話したときに、
宮崎は野良猫が多くて、
ボランティアでさくらねこ活動をしている人はいるけれど
全然追いつかないような状況
と言われておりました。
助成のシステムがないところでは、
ボランティアをしている人たちや
野良猫が増えることを放っておけない人が
自費もしくは寄付金でまかなっているんですよね。
私たちの活動に賛同してくださり、
遠くから来るのにも、費用も時間もかかると思うのですが、
それでも来てくださることに、本当に感謝しています。
私たちの活動でしている手術の内容は、
普段患者さんにしている方法となんらかわりません。
ちゃんとリラックスできるように鎮静を使って、
気管チューブで気道確保し、
一番麻酔の調整がしやすいガス麻酔を使って、
オペします。
「安くで手術できるんなら、普段からその金額でやれよ」
という人もいるかもしれません。
普段の金額との差額は、
私自身が野良猫のために、ボランティアとして寄付している形なのです。
私が野良猫に思い入れがあるのは、
もともとねこ好きだということに加え、
小さい頃から野良猫とよく戯れていたこと、
その子たちを救いたくても救えなかったこと
に繋がっています。
どのくらい猫が好きかって？？
顔を見ただけで、
男の子か女の子かだいたいわかる
っていうのが特技と言えるくらい
獣医師になった今だからこそできること、
野良猫たちのために何かできることは？
を考えたときに、
この避妊去勢手術のボランティアだったのです。
）今までも野良猫たちのために活動はしてきてましたが、
今年は改めて自分の心に問いかけて、
自分がやりたいことをスタッフみんなに伝え、
やれる限りトライしてみよう
と思って、
どうぶつ基金参加だけでなく、
この活動を始めることにしたのです。
少しでも多くのさくらねこを誕生させれるように
今もなお、トライしています。
小さな病院の、小さな試みですが、
手術の度に、学びや反省を繰り返ししてます。
そのおかげか、
オペの所要時間はかなり短縮できるようになり、
この活動の日にオペする数もだいぶこなせるようになりました。
何より、
私がねこ好きだから、
ストレスをかけたくないし、
ストレスになることは把握してるので、
絶対に負担をかけないように、
丁寧に扱うようにしています。
それだけは、自信があります。
まだまだ改善が必要なところはありますが、
回を重ねるごとに良くなっていると思っています。
これからも
1人でも多くのボランティアさんのために、
1人でも多くの野良猫ちゃんのために、
この活動を継続していきたいと思っています。
12月は年末年始で動物病院業務がドタバタするので、スタッフのおやすみ確保のため、
月末開催ではなくなります。
12月13日（水）9時〜18時
詳しいことは、
https://www.facebook.com/events/506181746417733/?ti=icl