働く犬って?・・・そんな話をするためにNHKに出ますよ。 | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
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うちの動物病院の待合室にあるテレビで流れている番組で

 

『職業犬〜はたらくわんこ』っていうコンテンツがあって・・・

 

 

『盲導犬』が出てきて、

 

『介助犬』が出てきて、

 

その後の流れをワクワクして見てたら・・・

 

『警察犬』になってしまったんです。

 

 

補助犬3種類がきちんととりあげられてなかったことにチーンとなってしまった

 

アラフォー獣医師浜崎菜央です。

 

 

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『補助犬』と聞いて、ピンと来る人がどれほどいるだろう?

 

「補助犬って、盲導犬などのことですよ」と言い足すと、

 

「あ〜」とピンと来る人も多いはず。

 

 

でも、

 

「補助犬には、盲導犬以外に何があるでしょうか?」と質問すると、

 

「・・・」となる人が多いのも事実。

 

 

 

まず、『補助犬』について簡単に説明すると・・・

 

『体の不自由な人をサポートする犬』のことです。

 

 

 

補助犬の中でみなさんが耳にしたことがある『盲導犬』は、

 

目の不自由な人をサポートする犬なのです。

 

 

 

 

じゃあ、『盲導犬』以外にどんな犬がいると思いますか?

 

 

 

 

耳の不自由な人をサポートする犬がいるんですびっくえいマーク

 

それを『聴導犬(ちょうどうけん)』と呼びます。

 

 

そして、もう一つ・・・

 

 

手足の不自由な人をサポートする犬がいて、

 

それを『介助犬(かいじょけん)』と呼びます。

 

 

介助犬は、間違って『介護犬』と呼ばれてしまうことがありますが、

(意外に多いんだよね・・・こう呼ばれること・・・)

 

これを機に正しい名前を覚えてくださいませ。

 

 

 

補助犬が3つあるということを、

 

この場を借りてお知らせしたのでありますが、

 

補助犬に対しての認知不足が多く存在するので、

 

ぜひ知っていただき、広めてもらえたらと思います。

 

 

 

冒頭で伝えたように、

 

盲導犬や介助犬の話をしていても、聴導犬だけ出てこないということがあったり、

 

盲導犬は理解されているけど、介助犬や聴導犬が認知されていなかったり、

 

同じように体の不自由な人をサポートする犬なのに、差が出てしまっていることって本当に多くあるんです。

 

 

 

これって少し言い換えてみると、

 

目の不自由な人と、耳の不自由な人や手足の不自由な人との接し方に差が出てしまっているのと同じとも言えるんです。

 

 

よく施設に、

 

『補助犬同伴オッケー』というステッカーが貼ってあるのを見かけると思います。

 

もしくは、

 

『ペット同伴不可。ただし、補助犬は除きます』というステッカーもあります。

 

 

こんなやつね

これ

 

 

 

でも、

 

中には・・・

 

冒頭のお話と同じように、

 

 

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聴導犬だけ含まれていなかったり・・・

 

 

 

 

補助犬のことを間違って『介護犬』と認識しているのか、

 

 

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こんなふうに記載されていたり・・・

 

 

するんです。

 

 

こういうちょっと間違っているステッカーが多く見られるのですが、

 

それって認識不足から起きるものなんだと思うんです。

 

 

少しずつ見直され、

 

正しい知識の元でステッカーが作られることで、

 

目にする私たちも、正しい知識を得ることができるんじゃないかなと思っています。

 

 

 

ちなみに、もっと言うと・・・

 

実は『補助犬受け入れオッケー』っていうステッカーを貼る必要ってないんです。

 

 

 

 

どういうこと?

 

って思いますよね???

 

 

 

実は、補助犬は、どんな施設でも同伴できるのです。

 

むしろ、受け入れなければならないのです。

 

 

 

だから・・・

 

わざわざ受け入れオッケーですと名乗る必要はなく、

 

むしろステッカーは当たり前のことを提示しているような状況なのです。

 

 

 

 

 

受け入れなければならないというけれど、

 

そんな決まりあるっけ?

 

っていう方へ・・・

 

 

 

 

はいびっくえいマーク

 

そんな決まり、ありますびっくえいマークびっくえいマーク

 

 

 

身体障害者補助犬法という法律で、

 

きちんと定められてるんですよ。

 

 

 

なぜこんな法律ができたか?

 

 

それは、法律で守らなければ、補助犬受け入れ拒否がやまないからなのです。

 

 

 

補助犬は、体の不自由な人をサポートする犬。

 

体の不自由な人にとって、補助犬は体の一部なのです。

 

補助犬とともに生活するということは、

 

体の不自由な人にとって、『自立であり、社会への参加に繋がる』んです。

 

 

 

でも・・・

 

自立したくて、

 

社会へ自ら参加したくて、

 

補助犬を手にしても、

 

実際は、『補助犬受け入れ拒否』がやまないから、

 

この思いを実現できずにいたです。

 

 

 

それをしっかりサポートするため、

 

それを実現できるように、

 

『身体障害者補助犬法』ができて、

 

それにより補助犬受け入れが義務付けられているんです。

 

 

 

これに関しても、

 

知らない人が多く存在するから、

 

未だに『補助犬受け入れ拒否』がなくならないのだけれど・・・タラー

 

 

 

こういうお話をできるように、

 

NHKさんが番組内で時間を作ってくださいました。

(こういうお話をする機会を作ってくださること、広めてくださることに感謝しています)

 

 

 

な、

 

な、

 

なんとびっくえいマーク

 

 

 

月曜の11時45分から

 

『ひるまえクルーズ かごしま』に

 

わたくし浜崎が登場しちゃいますよびっくえいマークびっくえいマーク

 

 

 

ぜひごらんくださいハートぃっぱぃ