テンション上がりっぱなしのアラフォー獣医師 浜崎菜央です。
（私以上にテンションが上がっているのは、うちのわんずだったりする）
ちなみに、迷い猫で保護した子。
私が小学校の時に拾った野良猫にそっくりだったこともあって
うちで飼おう
ということになっちゃいました💦
なが～いこと連れ添っていたラムちゃんが亡くなって１年以上・・・
また猫も飼いたいなぁ
と思いつつも、
たくさんの猫に出会う場面があるのにも関わらず、
飼う決心ができずにいました。
こういうのって運命的なものだから、
時期が来るのを待つしかないんですよね。
というわけで、
全然予期していないタイミングで、猫を迎え入れることになりまして・・・
偶然ではあったものの、必然的な出会いだったからか、
車も平気であれば、
うちの２わんずも平気。
保護して早々シャンプーしてノミ・ダニ予防しましたよ
（シャンプーもお利口だったからビックリ
）二日経ったところで病院に一緒にGO
病院でもリラックスしてるから、これまたビックリ
（もう必然的というしかないです）
病院に一緒にいった理由は、
『猫エイズウイルス』と『猫白血病ウイルス』の検査をしたかったから。
もちろん、これ以外にも、血液検査をして、今の健康状態を知りたかったから。
『猫エイズウイルス』も『猫白血病ウイルス』も、
猫同士でうつることはあっても、
人や犬などにうつることはありません。
）なぜ、他に猫がいない我が家でも、検査をするか？
それは、かかっているかどうかを知っておくことが大事だから。
感染していて発症すると、免疫力が落ちたり、病気が治りにくくなったりします。
猫白血病ウイルス陽性の子は、リンパ腫を発症する確率が上がります。
知っておくことで心構えもできるしね
でも…
もしも『猫エイズウイルス』に感染していたら、
すぐに死んでしまうというわけではないんです。
人のエイズのイメージが強くて、
『猫エイズウイルス』に感染していたら、終わりだ
と思う人も多いんです。
このイメージをもっている人が多すぎて、
譲渡会でも『猫エイズウイルス』陽性の猫は敬遠されることがたびたび。
でも、本当はそんなに怖くない病気。
キャットケアレッスンでもお話したことがあるのですが、
猫エイズウイルス陽性の子でも、ハッピーに暮らせるんです
猫エイズは、いろんなステージがあります
この時期は、無症状のことが多いし、
症状が出たとしても、かる～い下痢をしたり、風邪をひいたりといった感じ。
無症候キャリア期
持続時間 ４～５年（場合によっては１０年）
この時期は至って健康
治ったんじゃないか？と疑いたくなっちゃうくらいに。
でも、この時期が一番伝染性が強いんです。
持続性全身性リンパ節症期 持続時間 ４年以上
この時期は、リンパ節がどんどん壊されていく時期。
リンパ節が腫れていることが多いです。
エイズ関連症候群期 持続時間 数ヶ月～１年
一番多い症状は口内炎の悪化。
後天性免疫不全症候群 持続時間 ＜数ヶ月
日和見感染、重度の症状が出て、痩せてくる時期。
だんだん弱って亡くなることに・・・
からなっています。
このステージの流れを見た方は、
やっぱり弱って亡くなっちゃうんじゃないの
それなら絶対猫エイズの子は飼いたくないわ
と言われるかもしれません。
でも、よ～く見てみてください
無症候キャリア期の時期ってすんごい長いんです
場合によっては１０年以上
って書いてあるでしょう？？？
例えば、猫エイズに１歳くらいで感染したとして・・・
急性期を難なく乗り越え、無症候キャリア期を１０年過ごしたとする。
それだけでも、もう１１歳くらいなんですよね。
その後のステージを段階をふんでいったとして、
もしも、免疫不全症候群となって亡くなるのは、１５、６歳くらい。
つまり・・・
猫エイズが発症して亡くなるのが先か、
他の病気などで寿命を全うするのが先か
というお話になるわけです。
こういうふうに考えてみると、
猫エイズだからといって、敬遠する必要ってあまりないのかな
と思っちゃいますよね。
ただ・・・
『猫エイズ』陽性だったとして、
『猫エイズ』が発症しないように心がけるようにすることも大事です。
早くステージを進むことになってしまえば、
寿命を全うするよりも早くに発症することになるわけなので。
じゃあ、
どうやって『猫エイズ』発症を抑えるか
どうやって『猫エイズ』のステージが進むのを抑えるか
『猫エイズ』は『ヘルペスウイルス』（風邪の症状をあらわすもの）にかかると、
発症率が上がると言われています。
これ以外にも、他のウイルスや細菌などによっても、猫エイズウイルスの量が増えるとも言われています。
だから、ワクチン接種をして、少しでも予防してあげることが必要なんですの。
それから・・・
『猫エイズ』は免疫力が落ちて、いろんな病気にかかりやすくなってしまうことで、命取りになることもあります。
だから、外に出さないほうがいいかもしれないですよね。
外に行くことで、喧嘩をしたりして怪我をするだけでも、
細菌感染が起こるわけで、
そういう機会が多ければ多いほど、ステージアップさせてしまうことになるのですから。
そして、ストレスがかかる環境であれば、
ステージアップに関わるとも言われています。
喧嘩で怪我をすることもストレスがかかります。
それから・・・
過度に構い過ぎることもストレスになることもあるから、
ほどほどにして、猫が過ごしやすい環境作りを心がけることが大事になります。
すぐに死んでしまうというわけではないんです。
人のエイズのイメージが強くて、
『猫エイズウイルス』に感染していたら、終わりだ
と思う人も多いんです。
このイメージをもっている人が多すぎて、
譲渡会でも『猫エイズウイルス』陽性の猫は敬遠されることがたびたび。
でも、本当はそんなに怖くない病気。
キャットケアレッスンでもお話したことがあるのですが、
猫エイズウイルス陽性の子でも、ハッピーに暮らせるんです
猫エイズは、いろんなステージがあります
急性期 持続時間 <１年（通常２～３ヶ月）
持続時間 <１年（通常２～３ヶ月）この時期は、無症状のことが多いし、
症状が出たとしても、かる～い下痢をしたり、風邪をひいたりといった感じ。
無症候キャリア期
持続時間 ４～５年（場合によっては１０年）この時期は至って健康
治ったんじゃないか？と疑いたくなっちゃうくらいに。
でも、この時期が一番伝染性が強いんです。
持続性全身性リンパ節症期
持続時間 ４年以上この時期は、リンパ節がどんどん壊されていく時期。
リンパ節が腫れていることが多いです。
エイズ関連症候群期
持続時間 数ヶ月～１年一番多い症状は口内炎の悪化。
後天性免疫不全症候群
持続時間 ＜数ヶ月日和見感染、重度の症状が出て、痩せてくる時期。
だんだん弱って亡くなることに・・・
（猫エイズが発症すると、こんな感じでゲッソリなって、毛艶が悪くなり、よだれがでていたりします。←日和見感染といって、いろんな病気にかかりやすくなるんです）
このステージの流れを見た方は、
やっぱり弱って亡くなっちゃうんじゃないの
それなら絶対猫エイズの子は飼いたくないわ
と言われるかもしれません。
でも、よ～く見てみてください
無症候キャリア期の時期ってすんごい長いんです
場合によっては１０年以上
って書いてあるでしょう？？？
例えば、猫エイズに１歳くらいで感染したとして・・・
急性期を難なく乗り越え、無症候キャリア期を１０年過ごしたとする。
それだけでも、もう１１歳くらいなんですよね。
その後のステージを段階をふんでいったとして、
もしも、免疫不全症候群となって亡くなるのは、１５、６歳くらい。
つまり・・・
猫エイズが発症して亡くなるのが先か、
他の病気などで寿命を全うするのが先か
というお話になるわけです。
こういうふうに考えてみると、
猫エイズだからといって、敬遠する必要ってあまりないのかな
と思っちゃいますよね。
ただ・・・
『猫エイズ』陽性だったとして、
『猫エイズ』が発症しないように心がけるようにすることも大事です。
早くステージを進むことになってしまえば、
寿命を全うするよりも早くに発症することになるわけなので。
じゃあ、
どうやって『猫エイズ』発症を抑えるか
どうやって『猫エイズ』のステージが進むのを抑えるか
『猫エイズ』は『ヘルペスウイルス』（風邪の症状をあらわすもの）にかかると、
発症率が上がると言われています。
これ以外にも、他のウイルスや細菌などによっても、猫エイズウイルスの量が増えるとも言われています。
だから、ワクチン接種をして、少しでも予防してあげることが必要なんですの。
それから・・・
『猫エイズ』は免疫力が落ちて、いろんな病気にかかりやすくなってしまうことで、命取りになることもあります。
だから、外に出さないほうがいいかもしれないですよね。
外に行くことで、喧嘩をしたりして怪我をするだけでも、
細菌感染が起こるわけで、
そういう機会が多ければ多いほど、ステージアップさせてしまうことになるのですから。
そして、ストレスがかかる環境であれば、
ステージアップに関わるとも言われています。
喧嘩で怪我をすることもストレスがかかります。
それから・・・
過度に構い過ぎることもストレスになることもあるから、
ほどほどにして、猫が過ごしやすい環境作りを心がけることが大事になります。
）『猫エイズ』に関しては、
本当に譲渡会などでも
勘違い、思い込みから、敬遠されることが多い
んです。
もちろん、多頭飼いのおうちで、
『猫エイズ』陽性の子を受け入れる際に気をつけなければいけないこと
もありますが、
きちんとした知識を持っていれば、そんなに怖くない病気
とも言えると思います。
こういう病気であるということをしっかり伝えず、
ただ『猫エイズ』は怖い病気
とだけ伝える獣医が多いのもあるかもしれないですが、
『猫エイズ』＝『短い寿命』
という感覚を減らしていただきたいなと思います。
こういった正しい知識をお伝えできる場として、
『キャットケアレッスン』を行っていますし、
今度の『にゃんフェス』でもプチセミナーを開催したいなと思っています。