私が学生の頃、言語聴覚士の資格が取れるように日本でもなった。
取れるようになる前から言語聴覚士になりたがっていた父は、
もう定年が近づいていて…
取りたい気持ちと定年を迎える気持ちの葛藤の中、
資格を取るのを諦めた。
その時から、
いつか私は父の聴覚障害者への思いをサポートできることをしたい
と思ってきた。
その夢を叶えることになったのが、
去年の聴導犬の講演会。
知らないなーという方は、コチラ 今日は私にとってとても大切なお話をします
今日たまたま聴導犬の講演のことで訪れたところで、
言語聴覚士会の文字を目にすることに…
あーやっぱり繋がってるのだな、導かれてるのだな
と感じた。
頑張ろう。
あ、ちなみに施設内は補助犬入れますか?
という問いかけに、
またもや、施設からの答えは保留。
また…ですが、
これもこれから、
全然大丈夫!
と即答してもらえる施設ばかりの街に変えていきたいな。
何事も新しいことを始めるのは、大変。
年末年始、私がシニア犬に対しての他の病院の対応について悩んでいたときに、
父からメールが来たのだけど…
患者さんの気持ちを考えられない医者は失格だね。
もう少し、しっかり向き合って欲しい。
自分が聾学校で働いていた頃、聴こえないと何もできないから、終わりという医者ばかりでした。
それを聾学校へ行って、相談して教育の方法があるんだよという事を医者に広めていったのが、私がやった大きな仕事だったんだよ。
一人の医者に理解してもらって、理解を拡げていったんですよ。
相談に乗ってあげる事も大切ですね。
と書かれていた。
涙が出たし、
改めて、父の偉大さを知ったし、
私がシニア犬と飼い主さんの絆を大事にしたい
というこだわりに対して、
私が変わってるのかな?
間違ったことをしてるのかな?
と悩んでいることを
そうじゃないよー
それも1つの獣医の形だよー
開拓するのは大変だけど、待っている人はたくさんいる。
と後押ししてくれてるように感じた。
父もその昔大変な思いをしながら、
聴覚障害者に対して大改革をした。
たくさん批判されたり、
たくさん興味本位だけの人が集まってきただろうし、
信頼、裏切り…いろんな経験をしたことだと思う。
たぶんね…
私のこの小さな活動でも、
たくさん難航することがあるけど、
そういうときは、
父もかつてこうだったのだ。
と思うようにしてる。
今日、この場で言語聴覚士の文字を目にしたのは、
父と同じように、新しいことを開拓しなさい。
そのためには、たくさんの努力や苦労が伴うけど、必要な人はたくさんいるよ。
しっかり見守ってるからがんばりなさい。
とおじいちゃんからのメッセージのように感じたのだ。
頑張ろう。
少しずつ…