鹿児島初「聴導犬とともに生きる」ラスト | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
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いよいよみきさんとしばしのお別れであります。

またすぐに会えるのに、メールも毎日のようにしているのに、

それでも離れるのが寂しくてやっぱり泣いてしまった

泣き虫 アラフォー獣医師 浜崎菜央です。


(この3ショットの写真、お気に入りです)

「え?泣いてるの?」

ダーリンにも二度見されてしまいました


それはさておき、

「聴導犬とともにいきる」講演 いろいろラストであります


この講演をするとなったときに、みきさんから

「なおちゃんがレオンにマッサージをしてあげて」

と言われました。


今回の講演はみきさんのお話がメインだから、

わたしはサポーターとして動くだけでいいと伝えたのですが、

「マッサージをプラスしたい。みなさんの前でレオンがマッサージしているのをみたい」

と言われました。



わたしとみきさんが初めて知り合い、メールのやりとりしはじめたときに、

みきさんが1日の最後に、
レオンにお疲れ様とお礼に「マッサージ」をしていることを知り、

「私、実はペットマッサージっていうのをしているんですよ」
と伝えたことがありました。



何度かブログにも書いていますが、

父の仕事と私の仕事がリンクするところが「聴導犬」でもあったので、なにかできることってないかな?と思い続けていたので、

みきさんのマッサージのことを知って、

「私がペットマッサージをしていた理由って、本当はここにリンクするためだったのかもしれない」

と思ったんです。

ペットマッサージの勉強のスタートは、
シニア犬猫の飼い主さんのお家でできることを増やしてあげたくてでした。

実際今までもたくさんの場面で、ペットマッサージが活用できていました。


(こんな感じでマッサージしてます)


でも・・・


それだけでなく「聴導犬」のためにもペットマッサージが活かせるんだと気付き、

今の私でも補助犬や補助犬ユーザーさんのお役に立てることがあるんだ

と嬉しくなりました。


そういう経緯があり、この講演の最後に、
レオンへのマッサージタイムが組み込まれました。

レオンがみなさんの前に立つときは、お仕事モードの時。
だから、ケープをつけています。
(ケープをつけていることがお仕事モードの合図でもあります)


だけど、
マッサージをするために、ケープを外すこととなります。


レオンはきっと困惑するだろうと私もみきさんも思っていました。


だって、みなさんの前に立つときはお仕事モードのはずなのに、
ケープを外されるのですから



「え?仕事中じゃないの?どうして外すの?どうすればいいの?」


と思うはず
その反応を私たちは密かに楽しみにもしていました笑



講演前日・・・みきさんと打ち合わせをしていたのですが、
マッサージをしているところが見にくいかもねという話になり・・・

「動画をスクリーンで流せないかな?」

とみきさんがポツリ・・・


出ました
私たちのひらめき思い付き笑


それに振り回されるのが
男性陣 みきさんの旦那さんと私のダーリン笑


当日の直前までかかって、
男性陣は、この動画をスクリーンへという思い付きを形にしようと動いてくれました。


その甲斐あって、私のレオンへのマッサージはスクリーンに映し出されることに。


(マッサージされているレオン・・・うっとりしてるでしょ?)


実際、レオンは私たちが想像していた通り、戸惑っていました。

ただでさえ、みんなから注目されるのが苦手なレオン・・・

ケープまで外され、仕事をどうしたらいいのか?あたふた笑


でも、しばらくすると、

写真のような「うっとり」顔をするように。


ただリラックスしきれないので、
「残りのマッサージはまた夜ね」
ということで締めくくりました



講演が無事終わり、一人ずつお店から帰られていくのですが、

誰もが優しくニコニコした顔をしていました


慌てて帰られる人はほとんどおらず、

みんな

「ありがとうよかったよ

「これからもがんばって


「応援しています


と私たちに声かけをしてくださり、

みきさんとレオンと記念写真を撮って帰ってくださいました。



普通なら、人も並んでいるし、もう話もしないで帰ろうと思うだろうところを、

お話するために列ができ、みんなが一言伝えて帰ろうと思ってくださっているのが

伝わってきました。



いろんなイベントのサポートに携わってきましたが

参加してくださったみんな一人一人が優しいいい表情をして、

お礼を丁寧に言ってくださり、

感謝されたのは初めてでした


講演を無事終わったという達成感もありましたが、

それ以上に、

「みなさんが私たちの思いをちゃんと受け取ってくださり、大切にしようと思ってくれている」

と感じました。


講演をするにあたって、いろんな人に支えてもらいましたが、

私たちは講演に来てくださった方たちにも支えてもらったと思いました。


これからは、講演に来てくださった方たちも、サポーターとなることでしょう。


こういうイベントがあったこと、

「聴導犬」の存在

「補助犬」の存在


講演に来てくださった方が周りにお話され、
自然と多くの人に伝わっていくと思っています。


なにかイベントをするだけが活動ではありません。
こうやって語り継がれることも、立派な活動だと思っています。




今までは私たちだけの活動でしたが、

これからは私たちだけではなく、多くの人たちの活動となるでしょう。


今までは歯がゆい思いをして泣いたりもしたし、心細かったけれど、

これからは一人ではないし、
みなさんのおかげで、今は心強く感じ、で~んと構えていられるようになりました。



きっときっとどんどんこの輪が広がっていくと思っています。


私たちの活動は、これで終わりではなく、これからがスタートです。

やっとスタートラインに立てたんだと思っています。


これからもみなさん応援してください