お雛様 | ひとりっこの遠距離介護が始まった

ひとりっこの遠距離介護が始まった

2023年6月健康自慢の母が亡くなった。
ある日突然やってきた父の介護。遠距離、ひとりっ子、初めて知る介護の生活。激変した生活の記録。

ちょうど1年前くらいに母から

 

「おひな様を処分しようと

思うんだけど、どうする?」

 


と相談されたとき

 



突然だったからびっくりして

最後にもう一度だけ見たいから

3月に帰るからそれまで待って!と言って

処分は先送りにしてもらいました

 


今年3月に帰省した時

母はおひな様とお内裏様だけ

出していてくれて

 

なんとも懐かしい気持ちに

 



 

おひな様は、どのご家庭も

それぞれ思い出があると思うけど

 

 

我が家の場合は

祖父が母の結婚に大反対して

大事な結婚式にも欠席するという

 

ザ☆昭和の頑固おやじ

 

的な人で

 

それでも母が結婚して私が生まれたら

それはそれで嬉しかったらしく

 


埼玉から静岡の伊豆まで

(当時車で片道5時間以上はかかったのでは?)

母の弟を連れておひな様を持ってきて

そのままトンボ返りしたっていう

 


愛ある逸話がありました

 


 

あれから40うん年

春におひな様を愛でることもなくなり

母も終活を意識して家を片付けはじめ

 


おひな様どうする?になって

処分を先送りにしたら

 

母が亡くなってしまいました

 

 


父の暮らしに必要ないものは

これから私が片付けることに、、、、

 


 

 

そういえば、去年の10月

地元のJAの葬祭場でおひな様を

引き取りしてくれるってチラシを

母が見て連絡してきたことを思い出したので

 

 

JAに電話して聞いてみたら

ちょうど11月にあるらしい


 

もうこのタイミングがいいのかな?

とちょっと悩む

 

 

友達は、みんな奥にしまってるけど

まだ持ってるって聞いて

焦らなくてもいいかと思い直す


 

実家に帰って1人でおひな様を

出して片付ける、

 

なんて想像しただけで寂しすぎる

 

 

ここは母と一緒にいろいろ話ながら

おひな様とお別れしたかったな

 


この役割は、、、

ごめん、父では足りんのよ

 

やっぱりお母さんって大きな存在

 お母さん、会いたいよー


 

    

自宅と実家、片道3時間

パーキンソン病持ちの父の一人暮らしに

不安しかないひとりっこの私

母が急逝、遠距離介護は突然やってきた

 

心配は尽きないし激変した

不安定な生活を安定させるため

 

やることはまだまだある