今回紹介する映画は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じたシリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』予告編
全作観ている大好きな007シリーズなので、WOWOWでの放送を待ちきれずにレンタルで鑑賞しました。
吹替版で観ようと思ったら、冒頭からセリフがちょっと聞き取りづらかったので字幕版での鑑賞です。
2021年の作品で、監督はキャリー・ジョージ・フクナガ。
今回の悪役サフィンを演じるのは、『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレック。
他の出演は、前作に引き続きレア・セドゥやレイフ・ファインズ、そして『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』でもダニエル・クレイグと共演したアナ・デ・アルマスなど。
本作で心に残った名言は、ボンドと対面したサフィンが自身のことを「見えない神として人々の体内に忍び入る」と話したあとにボンドが語った言葉。
神を名乗る人間は滅びる。
個人的に、個である存在が神ではないと思っているので、エゴの我欲に従うとそうなるのでは、と共感した言葉でした。
本作は長年続く007シリーズの中の1作というよりも、ダニエル・クレイグのボンド版の完結編という印象が強かった。
とてもシリアスな作品で、結末にも賛否両論あるでしょう。
私は個人的にユーモアあふれるボンドが好きなので、結末も含め本作は好きな作品とはなりませんでした。
期待のアナ・デ・アルマスの出番が少ないのもちょっと残念ではありましたが、007ならではのアクションは楽しめる作品です。
では今回の曲は、この映画のエンドクレジットソングとして登場した、ルイ・アームストロングの『愛はすべてを越えて』。
シリーズ第6作『女王陛下の007』でも使用されていた楽曲。
We Have All The Time In The World / Louis Armstrong