映画と小説に共通して登場したエゴの言葉 | 宇宙の限りなき優しさの中で

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大好きな映画や音楽、日々の生活で感じたことを綴ります。

 
映画『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』の原作である小説『神の小屋』の著者ウィリアム・ポール・ヤング

新作の小説『クロスロード 回復への旅路』を読み終えました。





自己中心だった主人公がくも膜下出血で倒れ、生と死の狭間で出会った存在たちによって導かれ、愛を取り戻してゆく物語。

前回紹介した映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』と同じく、なんと、この小説にもエゴが登場。

そして、この小説の中のエゴも映画と同様に、主人公に「あなたは神のようになれるのです」と話しかける場面があったので、なんか今はエゴについて学ばされてるような感覚になりました。


で、小説を読み進めると…

エゴはさらに自分のことを「神からのメッセージを伝え、あなたを真理に導く任務を与えられた光と恵みのガイドです」と話す。

だが、主人公はその偽りの言葉には騙されなかった。

すると次に、自らの人生で巨大化させてしまった自身のエゴが姿を現し、「神である君が現実を作り出すんだ」と語りかける。


なんか、たまにネットで見かける違和感を感じる言葉のようで、
そういう言葉はエゴの声なんだろうな、と思いました。

気をつけたいですね、自分の中にある自我の誘惑。


のちに主人公は、手助けした家族が日々の話を笑ったり泣いたりしながら語り合う姿に接し、日常生活の中にある彩りに「平凡ほど尊いものはない」と感じる者へと変わってゆく。

この主人公のように、日々繰り返すありきたりの毎日の中に存在する、彩る光のかけらに気づける人でありたいと思った物語。

愛を取り戻した主人公の最後の選択がとてもよかったです。



前回紹介した映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の心に残ったシーンと重なる部分を感じた小説。

また観たくなりました、ユーモア満載のこの映画。




では今回の曲は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に使用されたジョージ・ハリスンの楽曲のカヴァーで、シェリル・クロウが歌う『マイ・スウィート・ロード』。


My Sweet Lord / Sheryl Crow