先月からWOWOWで毎週放送されている現代版ホームズの海外ドラマ『エレメンタリー6 ホームズ&ワトソン in NY』。
舞台はニューヨーク、相棒のワトソンは女性という演出に加え、
スマホなどを駆使して事件を解決する物語は現代版ならでは。
シャーロック・ホームズをジョニー・リー・ミラー、
ジョーン・ワトソンをルーシー・リューが演じています。
今回は、このドラマからの心に残ったセリフをご紹介。
まずは第2話「ミッドタウンの稲妻」より、横着しないワトソンが普段と違う行動をとったことにホームズが言った言葉。
もう一度考え直す余地を残しておいたんだろう。
いい直感だ。それには従ったほうがいいぞ。
無意識であったとしても、その行動は直感であると指摘し、
それに従うことを勧めるところが、さすが名探偵。
私も直感が当たっていた経験が多いほうなので、
自分の直感には従うようにしています。
次の2つのセリフは第4話「血まみれの診療所」より。
まず、過去に優秀なセラピストと話をして救われた経験を持つ
ジョーン・ワトソンの言葉。
セラピストは軽はずみに意見を言わない。
患者自身で答えを見つけてほしいから。
前回の映画記事で、答えは自分で考えるように話すシーンの紹介をして、その日の夜の放送でのこのセリフに驚きました。
こういう時は、私にとっての意味ある偶然と受け取ります。
なので、自分が人生で経験して正直に感じてきた中で、
答えを自身で見つけることは大事だなと再確認しました。
簡単に答えを出すセラピストやカウンセラーには要注意。
優秀な人は自身で気づく重要性を知っているということですね。
本当にいろいろ役立つことを学べます、このドラマ。
次は、殺人現場となった部屋の壁に付着した血しぶきを清掃する業者を教えてほしいと話す容疑者にホームズが答えた言葉。
血液を落とす方法はいくつかありますが、
殺しの罪を魂から拭い去ることはできません。
見た目を何事も無かったようにすることは可能だが、
心が真実を知っていることは消せないと鋭く指摘する。
もし殺人犯であるならば告白して罪を償いなさいということを
うまい表現力で話すホームズのセリフもこのドラマの魅力。
このドラマは、物語を通して人間の表と裏の顔の対比がうまく描かれていて、それを名探偵が見抜いてゆく展開がおもしろい。
毎回どんなセリフに自分の心が反応するのかも楽しみで、
その言葉を自身と向き合うことにも役立てられる作品です。
イギリスBBC制作の『SHERLOCK』シリーズもですが、
現代版ホームズのキャラクターはどちらも秀作だと思います。
今回の曲は、キース・アーバン feat. キャリー・アンダーウッドのエネルギッシュな楽曲で『The Fighter』。
キャリー・アンダーウッドは、2007年のディズニー映画『魔法にかけられて』の主題歌を歌ったシンガーです。
The Fighter / Keith Urban feat. Carrie Underwood