苦しみを無駄にしない | 宇宙の限りなき優しさの中で

宇宙の限りなき優しさの中で

大好きな映画や音楽、日々の生活で感じたことを綴ります。

 
この前の日曜に教会に行ったときに女性の方から、
「はい、バートさんも読みたいと手を挙げてた本。
 私が先に借りてて、お待たせしました」
と、一冊の本を手渡されました。

本も、手を挙げたことも、完全に忘れてました。

その本は、ジョン・パイパー著『病床で学んだこと』。





ページをめくり「読み始める前に…」をさらりと読むと、
あなたの苦しみを無駄にしてはなりません」 の言葉。

その言葉に心が動き、帰ってからすぐに読んだ。


二部構成で、第一部は 「病院に持って行った10の信仰」、
第二部は 「病床で学んだ10のこと」。

今回は、この第二部から4つをピックアップして、
感じたことを話したいと思います。

まずは、その「病床で学んだ10のこと」の中の4つ。


世界の90%の地域で受けられる医療の
 百倍を超える質の医療を受けているのだから、
 病院の効率の悪さや待ち時間に文句を言わないこと


テレビを当たり前にしないこと

友人や家族に助けを求める

病院で過ごすこの時間、痛み、恐怖、人間関係、
 人生を変えてしまった期間のどれもが
 無駄にならないようにと祈る




この4つを読んで感じたこと。

ちょうど、歯科医院に通ってた期間だったので、
良い医療を受けられることに感謝しようって思った。

歯の治療の苦が、受けられる医療への感謝に変わる。

おかげで、待ち時間も長くは感じないようになれました。


テレビで流れてる情報は必要のないものが多いにも共感。

転機を迎えてから、テレビを観て外の常識に左右されるより、
自分の心と向き合って決めることが大事だなと感じてます。


「助けを求める」 については、自分の経験で言えば、
友人や家族に助けを求めて本当に良かったと思ってます。

プライドを捨て、助けを求めた自分を褒めてあげたい。


痛みや不安で過ごした期間が無駄にならないようにという、
その言葉は自らの経験を振り返ってとても心に響いた。

動けない、働けない、お金を失ってゆく、その不安の中、
どんなにツラくても愛の方向を向くようにしようと決心した、
そのことが「苦しみを無駄にしなかった」と今は思います。

今まで気づかなかった、気づこうともしなかった、
優しい愛が身近にあったのだと気づけたことが今の喜びです。



今回の曲は、映画のラストのキャスト紹介で流れた歌で、
翻訳された歌詞の中の「愛は…」が心に響いた曲。

  苦しみの底に沈んでも
  愛は美しく そして純粋
  愛は決して絶えることなく
  河のように 魂を流れ
  守り 支え 勇気づけて
  人を強くする


苦しみの体験をし、その中で愛を見つけた人には響く歌詞。

では、2017年のディズニー映画『美女と野獣』から、
セリーヌ・ディオンの歌で『時は永遠に』。


How Does A Moment Last Forever / Celine Dion