今月注目する、現代版ホームズのドラマの新シーズンと、
実話に基づくアインシュタインの生涯を描くドラマ。
今回は、この2つのドラマからの話。
まずは、ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)4』第1話で、
兄のマイクロフトから「予感があるのか?」と聞かれたとき、
シャーロック・ホームズが答えたセリフから。
世界は無数の人生で編まれ、すべての糸が交差しているが、
予感とは、その編み目の揺らぎだ。
振るえる糸一本一本のレベルまで細かく見れば、
未来は計算できるものになる。
数学のように答えが出る。
まるでアインシュタインが答えているかのような言葉です。
この現代版ホームズのドラマの3日後の昨夜に放送された、
『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』の最終話では…
アインシュタインの家を訪れ算数を習う幼い少女に言った
彼の言葉の中にも、この世界での数字の話が出てきた。
それも前回のホームズ記事でも紹介した、バラの花を手にして。
不思議なことにね…
ほとんどの花には決まった数の花びらがあるんだ。
つまり、5枚、8枚、13枚、21枚、34枚、55枚のどれか。
全部「フィボナッチ数」という数字だ。
これらの数は、人がもっとも美しいと思う比率、
黄金比にも関わってる。
この言葉を聞いたとき、私はとても驚いた。
なぜなら、数日前にフィボナッチ数をある本の中で見たから。
このシンクロって、何かのメッセージなのだろうか?
うーん、今はまったくわからない…。
この最終話の中で、花を手渡すシーンがもうひとつ出てくる。
病院に運ばれ自分の死が近いと察したアインシュタインは、
秘書のヘレンにも花を手渡しながら次のように話す。
自然をよく観察しなさい。
すべてをより深く理解できるようになる。
天才的な科学的推理をする名探偵と本物の天才科学者、
二人の天才は自然の中にこの世界の真理を見つけたのだろう。
この二人の天才が登場するドラマには、まだ共通点がある。
それは、考えを整理するときに演奏するバイオリン。
自然の美しい花とバイオリンの美しい音色、
心の癒しとなる、神が与えてくれた素晴らしい贈り物。
それを、この天才的な感覚を持つ二人のドラマを通して、
メッセージとして伝えられた気がしてます。
ドラマ『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』全10話、
心に響くとてもいい作品でした。
番組紹介サイトで「天才の愛した日本」の動画が観れますよ。
今回の曲は、葉加瀬太郎のバイオリン演奏で歌う、
セリーヌ・ディオンの『トゥー・ラヴ・ユー・モア』♪
To Love You More / Celine Dion Feat. Taro Hakase