昨日は大学時代の友人のボニータの家に行って来た。
下の子(1歳3ヶ月)のけーちゃんを6月から入院させる事になってて、
それが何故なのか、メールや電話では言いづらいという事やったから。
命に関わる病気なのかという私の問いに「それは大丈夫」と答えた。
けーちゃんには2つの障害が見つかったんやけど、
一つは心臓の壁に穴があいていたこと。
これは成長過程でふさがる可能性が高いので問題ないらしい。
そして、もう一つの問題…
それは…
「あんな、お○ん○んが奇形やねん…」
「え?何それ?そんなんあんの?」
「うん、わりと高い頻度であるみたいやねんけどな。」
「で、どうなってんのよ?」
「お○ん○んにな、尿道が通ってないねん。
そやから、お○ん○んはついてるだけってことやな。」
「そしたらおしっこはどこから出てくるんよ?」
「お○ん○んの付け根…女の子と同じよ。前へも飛ばへんしな。」
子供が小さいうちに手術せんと、自分の性器がおかしいって
記憶が残ってまうし、保育園とか学校行ったら周りの友達に
なんで立っておしっこできへんのよ?とかからかわれるやろうし。」
「それにな…」
「そうやな…、精液も付け根から出てくるってことはHもできへん。」
「そうやねん。」
この奇形を 「尿道下裂」 と言うらしい。
おむつを替えるときに、けーちゃんのお○ん○んを見せてもらった。
確かに…外側に付いているお○ん○んはつるんとしてて、
尿が出てくる穴がない。ウインナーがついてるみたい。
そのかわり、お○ん○んを持ち上げるとその付け根に「穴」があった。
尿は今、ここから出てくる。女子と同じ構造。
この小さなお○ん○んに尿道を作ろうという手術なのだ。
私も色々調べてみたけど、命に別状はないとはいえ厄介そう。
だって、いまこんな小さなお○ん○んを手術して尿道を作ったとして、
それがどんな手術かわからんけど、大きくなって、追加で手術は
必要ないのか?とか。
ボニータの心配は手術そのものよりも、もっと奥深いものやった。
「なあ、赤ちゃんってな、お腹の中で、はじめはみんな女の子やねん。
それでお腹の中で成長していく間にお○ん○んが生えてきて、
それで男の子って決まるねん。
この子はその成長の途中っていうか、未完成で生まれてしもた。
この子、ほんまに男の子なんやろか?
この子がな、大きくなって、男性が好きな男性っていうか、
それも男性が好きで、自分は女性の格好をしたいとか
自分の性別が女性やって認識してる子にならんのやろか?
ほら、性同一性障害ってあるやろ?もしこの子が物心ついて、
『自分は女の子やもん』って思うとするやんか?
そしたらこれからこの子を男子として正常に機能させようとしてる
この手術はムダにはならんのやろか?
『わたしは女やのに何でこんな要らん手術したんよ!』って
ならんのやろか?」
「病院で検査してもらったのではどうやった?」
「染色体はちゃんと男子っていう反応は出てる。」
「それやったら…今はまだこの子は自分で意志表示できへんのやし、
男の子として生きられるように生殖機能を万全にするのが最善と
ちゃうんかなあ…」
「もし、仮によ?この子がある程度の年齢になって、自分の性別に
違和感を持ったときに、考えてみたらええことと違うかな?」
「うん、そうやなあ…
ダンナは大丈夫やろって言うんやけど、私は引っ掛かるねんな。」
私はボニータが自分の子供、まだ1歳ちょっとの息子に
「性同一性障害」の可能性があるかどうか?という心配を、私に
率直にぶつけてきたことにちょっと驚いた。
ボニータ、もしかして私のこと気付いてる?
気付いていてもあえて聞かないか、私が「性差」という事に対して
垣根が低い人間だと思ってるだけかもしれんけど。
色んなサイトを見る限りでは、けーちゃんの今の尿道の位置は
手術をするにはかなり高度なものになると思われる…
あんな小さなお○ん○んに尿道を作れるんやろうか。
それも下の穴もふさいで。
そして、彼が思春期を迎えるとき、ソレはちゃんと機能するのかどうか…
はじめは、命にかかわらへんのやったら…と思ったけど、
事態はやっぱり深刻かも。
ボニータは淡々としてたし、芯の強い人やから大丈夫とは思うけど、
自分の地元の友達や、普段よく会ってる友達には言いたくなかったと。
でも誰かに聞いて欲しかった。
それには適度な距離をおいて付き合ってる私がぴったりやったらしい。
今はけーちゃんの将来のことはわからない。
けど、けーちゃんが性器を意識する前に、ダメージが少ないうちに
手術するのが一番いい方法なのだ。
けーちゃんは、赤ちゃんながら端正な顔立ちのイケメン。
赤ちゃんのくせにジャニーズ系。
ボニータがきれいやし、ダンナもそこそこ男前やしな。
(みぽりんといい、私の友達に美人が多いのかは謎)
入院自体は2~3週間で済むらしい。
ボニータが時折見せる不安そうな表情に
「今はできる事をしてあげるしかないんやな…」としか言えんかった。
上の子とけーちゃんが二人でうまく写真におさまったので、
帰りの電車からボニータへのメール一言つけて添付した。
「けーちゃんに無事に一本通ることを祈ってるからね。」