外科のにおいと、結婚30年
先日、主人と近所のバーへ行きました。主人はウイスキー。私はカクテル。バーテンダーさんが主人のグラスを差し出した瞬間、私は思わず言ってしまいました。「……くさっ。」消毒液みたい。外科の看護師だった私には、昔を思い出すにおいだったのです。すると主人、ちょっと気分を害した様子。「そんな言い方しなくても。」しまった。余計なことを言った。マスターおすすめのウィスキーを飲んで、ご機嫌だったのに。ところが、マスターは笑いながら言いました。「ピート香がお好きな方は、外科のにおいと表現されることがあります。」「最高の褒め言葉ですよ。」主人は、「あ、そうなんですか。」と一瞬で機嫌を取り戻し、その後はウィスキー生産の土壌の話、樽の香りの話、スコットランドの話まで、延々と続くうんちくをうれしそうに聞いていました。私は横で、「なるほど。」と聞きながら思いました。やっぱり、私には消毒液を飲む勇気はないが。でも、主人が楽しそうに話を聞いている姿を見ているのは、案外嫌いじゃない。……いや、好きというほどでもないけれど。結婚三十年。ラブラブではない。仲良くない日も、結構ある。「外科のにおい。」なんてくだらないことで、ムッとしてみたり、ごきげんになったり。だけど、結局、またすぐ普通にお酒を飲んで帰る。そんな日々。若い頃に思い描いていた夫婦とは、ずいぶん違う。でも、まあ、結婚三十年って、案外こんなもの。では、またね。おすすめ記事ラブラブじゃない夫婦の日常を書いてます。『夫婦の距離感はこんなもの』こんにちは。毎日暑いですね~始めましての方はこちらからどうぞ→はじめまして、古賀アルマです。夏ということでセブ旅行に行ったり、万博にハマったり。仕事もあ…ameblo.jp