動物愛護センターなど行政との協働とは、どういうことでしょうか。

決して、職員さんに歯の浮くようなお世辞を言って、こちらの犬猫の引取を有利に進めることではない。

しかし、頭から叩いて、相手を叩きのめして、こちらに有利な条件を引き出すことでもない。

 

今、動物行政にとって何が必要なのか。

お互いに殺処分ゼロへの目標があって、そのためにどう動くことが処分ゼロへの近道なのか。

それを考え、模索して、同じ視線で動いていかなければ、決して目標にたどり着くことは出来ないでしょう。

今、茨城センターは、頭から叩きのめされて混乱しています。

 

どうぞこちらをお読みください。

成犬譲渡の会の渡井代表の活動ブログです。

SNSの弊害

 

私も今回の茨城センターで起こった問題に関して、

茨城センターから犬猫を引き出しているボランティア団体様、複数人からの連絡をいただいて知りました。

それを知ったのは1月14日でした。

もちろん連絡をくださったのは、「こんなやり方には賛同できませんね」、ということでの連絡です。

茨城センターが混乱の渦中に落とされたことに、本当に心を痛めています。

相手を叩きのめして、「処分したらただでおかない」、と脅して。

それが愛護ボランティアのすることか。

はっきり申し上げて、私はまったく今回のことに関して賛同も共感もしておりません。

 

昨年4月の行方市多頭飼育現場には、茨城センターから獣医師、動物看護士、それから犬の捕獲専門の職員さんも3名で来てくださって、一斉不妊手術に多大な協力をいただきました。

先日1月15日の水戸市多頭飼育現場にもセンター職員さんがお手伝いに来てくださったと聞いています。

こうして官民協働で問題解決して行けることこそが、行政との協働だと思います。

水戸市の多頭飼育現場での一斉不妊手術

 

 

私はこの5年半にわたり、茨城センターの職員さんたちの頑張りも見てきました。

もちろん、ただ相手の言いなりでもなく、意見も都度都度、申し上げてきました。

千葉センターが飛躍的に譲渡が伸びたことを例に挙げて、そのための全頭のワクチン接種の実施推奨。

子猫を保護する際のウィスルを広げない体制、効果的な消毒方法など。

センターに通っていて、良いことばかりではありませんが・・・・

その都度、お互いに話をして、今後はこうしましょうと、ちゃんと話をしてきました。

それで十分とは言えないかもしれませんが・・・

それでもお互いに生身の人間です。

かける言葉も選んで、お互いを尊重して何事も行うべきだと思います。

厳しい批判や罵声に涙しておられたことも一度や二度ではない。

 

 

何度もこのブログで申し上げている通り、今は、殺処分ゼロを妄信するのではなく、

殺処分のない社会を作るために「不妊手術の徹底」 これに尽きると。

センターに犬猫が収容されない社会を作るために、私たちの活動の軸をシフトしていかねばなりません。

もちろん、センターからの引取は続けますが、並行して、不妊手術の徹底を推し進めることが最優先事項だと思います。

茨城県のけいせつ基金では、1月は、いながき動物病院・鹿嶋分院(TNR専門病院)で70頭を超える猫の不妊手術を実施しています。

 

 

野犬収容が多い地域は、必ず、放し飼いの犬や、不妊手術せずに繋ぎっぱなしにされている犬がいます。

まずは飼い主のいる犬から、徹底して不妊手術を実施していけば、自然とセンター収容される犬は減っていくはずです。

これをやらずして、殺処分ゼロなどありえない。

センターにどんどん収容される根本を解決しなければ、今ある命をいくら救い上げても、解決しません。

こういうことなんです。

 

 

誰もが処分されることに心を痛めています。

尋常な冷静さを保てないくらいに、日々、心は折れて、崩れて、それでも仕事として処分もやっていかねばならない行政の職員さん。

仕方ないことだと心のシャッターを下ろさねばなりません。

全ての子の命が救えたら、それが叶うなら、こんなにラクなことはありません。

 

お金だけでは解決しません。

人の心の拠り所は、攻撃からは生まれません。

業務が滞っている間の弊害は、センター収容犬猫だけに波及するものではありません。

殺処分ゼロを妄信して推し進めようとすれば、今、目には見えないところで、多くの命が閉ざされることになるのです。

茨城センターをたたき続ける人たちは・・・

救えた命の裏で、これから犠牲になる命が増えることをご存知でしょうか。

 

 

猫50頭の多頭飼育現場からレスキューした三毛♀さくら

社会的弱者(高齢者、病気、年金生活者、生活保護、母子家庭、障がい者等々)の飼う犬猫への不妊手術のサポートも、早急に検討していくべき事案です。

先進諸外国の中には、社会的弱者の動物医療費は3割負担等、受診しやすい仕組みになっているところもあるようです。

お金が無いから不妊手術できない、しない、という家庭も少なからずあります。

そういったところに有効な資源/財源を使うべきですね。

 

 

こんなブログは書きたくないと思って、なかなか書けませんでした。

でも、自分の考えはハッキリ言わないといけないこともあるでしょう。

私はこれからも茨城センターと真の協働で、出来ることをやっていきたいと思います。

 

 

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