アルマの新しいチャレンジとして、新規に愛護センター2ヶ所への登録申請を行いました。
連休明けには登録許可をいただける予定となっております。

そのうちの一ヵ所。
横浜市動物愛護センターの最終提出書類が4月30日に終わりました。
既に3月に一度訪問して、センター概要や収容されている犬猫の様子など見ています。
今回の訪問時にも、譲渡対象(一般/団体)の犬猫たちがたくさんいました。
今月、まずは猫2頭ほどの引取を検討する予定です。

横浜市動物愛護センターは、1年前に、欧米のシェルターさながらの素晴らしいセンターを開設しています。
ご存知の方も多いかも知れませんが、殺処分を出来るだけ行わないよう、収容された犬猫は、迷子、飼育放棄に関わらず、長く譲渡対象として残していただいて、譲渡対象の犬は常時50頭以上、猫も30~40頭はいます。
譲渡対象となる前段階の子たちもバックヤードに数十頭いて、本当に恵まれた環境です。

収容されて譲渡対象となるまでに、期限が切れた子たちは、必要な検査、治療を施していただき、長くいる子は不妊手術措置まで受けています。
しかし恵まれた環境ゆえに、引き出してもらえるまでに時間もかかり、長くご縁が決まらない子たちもたくさんいます。

驚いたのは、譲渡対象として残っている猫たちの多さ。
アルマ東京ティアハイムには、猫専用の保護ルームがあり、追加で2~3頭は収容を考えていたため、今後、猫の譲渡にも力を入れていきたいと思っています。


アルマとしては、横浜市動物愛護センターの現状を知っていただき、譲渡事業が広く一般に知られるように、少しでも出来ることをと考えています。


東京/埼玉のセンターにも収容中の子たちはたくさんいます。
全てを救いきれていない中、新しいセンターへの登録はどうしてか?と思われるかも知れません。

私たちの目標とする活動の柱の中に「啓発活動」がありますが、まだまだ、センターや保健所収容の子たちの現実=期限がくれば殺処分に送られる子もいる、飼育放棄の収容が多い、これから数年~10年以上、生きられる子たちもたくさんいる、センターから直接譲渡を受ける方法もある、そういったことをもっともっと知っていただきたい。
出来るアクションをこれからも続けていくつもりです。

以前の記事にも書きましたが、殺処分ゼロへと繋がる道は、センターと愛護団体などの市民ボランティア、双方の努力により相乗効果で少しずつ前に進んでいくものだと思っています。
それをこの10年あまり、肌で感じてきました。

地域に根差した活動こそが一番と考えていますが、長崎Life of Animal様の活動によって長崎市動物管理センター収容の子たちがたくさん命を繋ぎ、全国にその現状を知っていただける機会を得たこと、それは、とても大きな成果と前進であり、縁あって「ぷーすけ」をアルマに託してくださったこと、こういった他県の団体様とのご縁も、同じ命を繋ぐ活動として大切に繋げていくことが、やがてもっともっと大きな輪になっていくのかも知れません。

地域の壁を乗り越えることは、正直、不安も心配もたくさんありましたが(他団体様のお考えや行動を邪魔をしてはいけないという思い)、純粋に1頭の命を預かることに、その不安や心配は杞憂に終わりました。

当会の預かりスタッフの中に長崎出身のアーミンさん(柴田亜美先生)がいらっしゃいますが、過日のブログ記事で、ぷーすけを引き取ったことを、以下のように書いていてくださいました。


故郷の長崎から上京し、東京で暮らしている年月の方が長くなりました。
だけど、長崎はワタシにとっていつまでも大切な故郷です。

その地元長崎で活動してらっしゃる長崎Life of Animalさんと、ワタシがお手伝いしているALMAに交流ができたのは、嬉しくもあり御縁を感じます赤い糸


なによりも、ボランティア団体、動物管理センター、そしていろんな人たちが協力しあうことにより、救われる命も増えるのが嬉しい



おそらく多くの方々が、純粋に命が繋がったことをただただ喜び、エールを送ってくださっているのだと、本当に勇気づけられました。

どこの子の命が繋がっても同じ喜び。
いつか、日本全国がどこかで繋がって一つになって、私たちの未来も動物たちの未来も明るいものになることを願っています。


私ごとですが・・・
風邪をひいたりして体調があまり良くなかったので、休み休み、なんとか体を動かしていましたので、ブログを少しスローペースにしました。
ティアハイムの子たちは、足して引いて足して引いて・・・・今、犬15頭。
連休中には、何頭か預かり家庭に移動して、12頭くらいになる予定。
もう少しの踏ん張りです。

埼玉センターから4月30日に3頭、5月2日に1頭、ウェスティの引取もあり、うち3頭はティアハイムでシャンプーしましたが、どの子も性格の良い子たち、早々に預かり先に移動です。
連休中の大切なお休みに、お手伝いに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。