技術に合わせた人の変化
私は最近、品質工学の講座を受け、その手法を使って業務を進めてきました。
この手法は、今まで確認と見直しを繰り返していた技術開発、改善を、統計的な手法と解析手段を用いて、検証を効率よく行うことで終わらせることを目的としています。
この場合、取り組み初期の発想と取り組みのプロセスがとても重要になります。そして、一シリーズの検討が終わったときには、全体の結果が出ています。
その結果を基に、最終的な調整を行う。基本的には一サイクルで仕事が終わりますし、うまく行かなくても全体の中で問題は何なのかと言う結果が得られるので、原因がとても明確に成ります。
従来の取り組みでは、全体像を詰める為に個々の要素をそれぞれに検討し、調整し、評価するので、個別の課題をモグラたたきすることになり、全体を見るのは結局最後の最後だけ、と成りますので、そこで明らかになる問題への対応は後手後手に回ります。
今回は品質工学を用いることで、結果の明確化と期間短縮が図れたのですが、いくつかの課題も感じました。
従来と手法が違う為に、マネージメント手法が変わらないと成果に直結しないと言う点です。
例えばこうです。従来の手法は個別の項目を検討していく為に、短期間で結果が出ます。それ故、今日はこの課題、明日はこの課題、一週間後はこの課題と言うように、いかにも仕事が進んでいるかのように見えます。これは、ビジネスメソッドとしてみてもPDCAサイクルを回しているので、決して間違ってはいない。
一方、品質工学を用いると、全体の取り組みを行う為の計画を含めた準備と、全体の検討結果が出るまでは何一つ結果が出ません。その代わり、結果が出るときにはすべてが揃っています。
つまり、短期間でPDCAサイクルを回す事が効率化でスピード化という発想から逃れない限り、品質工学と言う効果的な手法をマネージメントできない、と言うことです。
これは、従来の手法が染み付いたマネージャー達の頭にはには、かなり高い発想の転換のハードルのようです。このような変化に対応できない知識と経験を、一般的には経年劣化した、とも言います。
今回は私一人で仕事を計画し進められたこと(勿論関係者各位の協力は大きかったですが)、試験的に受けた講習と言うこともあって割とフリーハンドで進められ詳細な報告を求められる頻度が低く、かなり自由に動けました。
まれに報告を求められると、もう話がかみ合わないんですね。そのマネージャー達にとってスピード化とはPDCAサイクルが早く回ることであって、PDCAサイクルの回数を減らすことは考えてもいないのです。
よくよく考えてみれば、同じ事を目的としてPDCAサイクルを何度も回すと言うことは、結果としては立ち止まっているか、遅々として進まないこと以外の何物でもないんですね。結果が出るときはPDCAサイクルが終わるときですから、回数を減らすことが最も効果的なスピード化であり、確実なのです。
このように、新しい技術を手に入れるとマネージメント手法自体も変わることが求められます。それが出来るのが優秀なマネージャーと言うことで、その結果として成果が上がり、部下が自身を信頼を持って上司に従えるようになるのではないでしょうか。
IBMビジネスコンサルティングの記事にも載っていたのですが、数年前までは支援ツールだったITが、今は発想のツールと成っている。
これは、ITを使うことで人が行う仕事が作業から発想にウエイトを代えたと言うことで、まさしく人が技術に合わせる事でより人間がすべき仕事に集中できるようになる例だと思います。
技術の進歩が人や社会を変えていく、それが出来る人達が生き残っていく、そんな例はこれから更に目立ってくるようになるのでしょう。
この手法は、今まで確認と見直しを繰り返していた技術開発、改善を、統計的な手法と解析手段を用いて、検証を効率よく行うことで終わらせることを目的としています。
この場合、取り組み初期の発想と取り組みのプロセスがとても重要になります。そして、一シリーズの検討が終わったときには、全体の結果が出ています。
その結果を基に、最終的な調整を行う。基本的には一サイクルで仕事が終わりますし、うまく行かなくても全体の中で問題は何なのかと言う結果が得られるので、原因がとても明確に成ります。
従来の取り組みでは、全体像を詰める為に個々の要素をそれぞれに検討し、調整し、評価するので、個別の課題をモグラたたきすることになり、全体を見るのは結局最後の最後だけ、と成りますので、そこで明らかになる問題への対応は後手後手に回ります。
今回は品質工学を用いることで、結果の明確化と期間短縮が図れたのですが、いくつかの課題も感じました。
従来と手法が違う為に、マネージメント手法が変わらないと成果に直結しないと言う点です。
例えばこうです。従来の手法は個別の項目を検討していく為に、短期間で結果が出ます。それ故、今日はこの課題、明日はこの課題、一週間後はこの課題と言うように、いかにも仕事が進んでいるかのように見えます。これは、ビジネスメソッドとしてみてもPDCAサイクルを回しているので、決して間違ってはいない。
一方、品質工学を用いると、全体の取り組みを行う為の計画を含めた準備と、全体の検討結果が出るまでは何一つ結果が出ません。その代わり、結果が出るときにはすべてが揃っています。
つまり、短期間でPDCAサイクルを回す事が効率化でスピード化という発想から逃れない限り、品質工学と言う効果的な手法をマネージメントできない、と言うことです。
これは、従来の手法が染み付いたマネージャー達の頭にはには、かなり高い発想の転換のハードルのようです。このような変化に対応できない知識と経験を、一般的には経年劣化した、とも言います。
今回は私一人で仕事を計画し進められたこと(勿論関係者各位の協力は大きかったですが)、試験的に受けた講習と言うこともあって割とフリーハンドで進められ詳細な報告を求められる頻度が低く、かなり自由に動けました。
まれに報告を求められると、もう話がかみ合わないんですね。そのマネージャー達にとってスピード化とはPDCAサイクルが早く回ることであって、PDCAサイクルの回数を減らすことは考えてもいないのです。
よくよく考えてみれば、同じ事を目的としてPDCAサイクルを何度も回すと言うことは、結果としては立ち止まっているか、遅々として進まないこと以外の何物でもないんですね。結果が出るときはPDCAサイクルが終わるときですから、回数を減らすことが最も効果的なスピード化であり、確実なのです。
このように、新しい技術を手に入れるとマネージメント手法自体も変わることが求められます。それが出来るのが優秀なマネージャーと言うことで、その結果として成果が上がり、部下が自身を信頼を持って上司に従えるようになるのではないでしょうか。
IBMビジネスコンサルティングの記事にも載っていたのですが、数年前までは支援ツールだったITが、今は発想のツールと成っている。
これは、ITを使うことで人が行う仕事が作業から発想にウエイトを代えたと言うことで、まさしく人が技術に合わせる事でより人間がすべき仕事に集中できるようになる例だと思います。
技術の進歩が人や社会を変えていく、それが出来る人達が生き残っていく、そんな例はこれから更に目立ってくるようになるのでしょう。