DELF B2の試験日の
直前ではありますが・・・
ちょっとカッコ良過ぎる映像が
ありましたので
シェアさせていただきます。
イラン・イラク戦争の真っ只中で
幼少期を過ごしたフランス人である彼女。
デザイナー、
Stéphanie COUDERT さんの
ルーツはここにありました。
バグダッドの砂漠の中で、
よく見かけた
足元まで布で覆われている女性たち
(fammes couvertes jusqu'au pied)。
夕陽が沈む時(soleil couchant)の
幾重もの層になった一連の色。
砂漠に沈む太陽の光に浮かび上がる
女性たちの影 (les ombres des femmes)。
そこに宿るある種
偉大な霊性
(une grande spiritualité)。
他方で、
その土地の風習に
自分を合わせることを拒否する
確たる自分をもった
彼女のお母さんは
現地の女性は決して
身に着けないオレンジを
身にまとっていた。
まるで
<<Ben, moi c'est ça.>>
(「これが私よ。」)
という
ある種の叫び(un cri)のような
強い意思を示すかのように。
日没の頃に現れる様々な色の
パレットに映える、オレンジ。
そして、
オレンジは、
彼女のコレクションの常連の色となった。
彼女は言います。
Il faut jamais cesser d'être soi.
(絶対に忘れてはいけないのは
自分自身であること。)
つまりは、
自分に自信を持つ
(avoir confiance) ということ。
砂漠の中で観た
パワフルなエネルギー
自信を持つことを必要としている
女性たちが着る服に
そんなエネルギーを
注ぎ込みたい。
そんな思いが彼女の作品には
込められています。
ただのデザイナーの枠にとどまらない
そんな彼女の生きざまを
この動画で感じ取ってください。
超絶カッコイイ。
こんな素敵な女性になりたい！！
見ていて、なんというか、
グランっと心動かされました。
フランス語のその先。
こんな素敵な女性たちと
いつか仕事ができる日がきたら
なんて素敵でしょう。
フランスダイレクトスクールで
新たに始まった
パリライフコレクション。
次はどんなライフコレクションが
展開されていくのか
ちょっと楽しみになってきました。
次回、後編では・・・
仕事と育児を両立させている
Stéphanie COUDERT さんから
日本の女性へのメッセージが
届いています。
日本語を
一部引用させていただきます。
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フランスの女性は
「自分の夢である仕事を実現するたことと
母として日常子供と過ごすこととの両立は難しい」
という罪の意識から、
少し先駆け的に解放された。
もしも、
自分の夢を実現させないまま
家庭に収まっていたら、
おそらく、自分の娘たちも
同じように夢を実現させずに
人生を終えてしまうのではないかと思う。
今まで世代が世代に受け継がせていた
本当は従いたくないことに従わざるを得ない
というメカニズムから抜け出るべきとき
があると思う。
そのための方法は必ずある。
それを多少でも可能にするには、
日々の生活の中で、
自分が実現したいことを
少しずつでも形にする、
実行にするということだと思う。
日によって、
子供が仕事より
優先になることもある。
逆に、
仕事が何よりも
第一になる日もある。
そんなときは、
子供の顔を見て
優しく抱きしめてあげたいけど
できない。
それでも
子供と一緒に過ごせ貴重な時間は
必ずあるはず。
そして、
何よりも大事なのは、
受け皿、土台という意味での
「子供の安全」を確保すること
それがまずは
母親の一番の役割。
母親が幸せに生きている姿を見た子供は、
それでまず安心すると思う。
男性にもそれを理解してもらい、
家族が仲良く暮らすことが
子供にとって
本当に大事だと思う。
ふつうは、我々女性が必要としていることを
男性が理解することは
決して簡単ではない。
だから、
日常的に伝えるべきことは
相手にしっかり伝えることが必要。
コミュニケートを密にして
何度でも伝えていくということが
本当に大事。
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この彼女の言葉を
フランス語でスクリプトとともに
味わうことができます。