2日めのメインイベントは、
ベルサイユ宮殿・・・のはずでした。
朝一で出発する予定でした。
ところが、
前日のフライトの疲れが出て、
息子がなかなか起きられず、
モタモタ。
出発が大幅に遅れ、
現地に到着したのは、11時過ぎ。
目にしたものは長蛇の列。
最初、ああ、あれは、
チケットを持ってないと人が並ぶ列ね!
と呑気に構えていました。
ところが、列を通りこして前まで行ってみると、
どうも入り口から並んでいるっぽい。
間違いであることを祈って
聞いてみる。
Excusez-moi, qu'est-ce que cette ligne?
(すみません、これは何の列ですか?)
すると、チケットの列ではなく、
やはり、入場するための列との答え。
それも、2時間以上待ちらしい。
しまった、やられた~~~
子供は昨日のフライトの疲れから、
並ぶのは厳しそう。
しょうがない、出直すか・・。
ということで、
後日出直すことになりました。
午前中でないと厳しいという話は、
噂では聞いていましたが、
この時間でもこの列とは・・。
気を取り直して、
中心部に戻ることに。
ダヴィンチコードでいちやく有名になった、
サンシュルピス教会へ行くことにしました。
が、その前に、ランチ。
サンシュルピス教会を
テラスから眺めながら食事ができるレストランで
ランチを取ることにしました。
このロケーションには、
心踊りましたが、
正直なところ、味はあまり期待しないで入りました。
ところが、おいしい!
Croque-madame やサラダを頼んだのですが、
値段も控えめで、これまで食べたCroque-madameの中で
(と言ってもそこまで食べてはないですが)、
一番おいしかったです♡
腹ごしらえも済んで、
サンシュルピス教会に。
ダヴィンチコードを読んだ印象だと、
町の小さな怪しげな教会を想像していたのですが、
立派な厳かな教会でした。
小説だから本当の話ではないと思いつつも、
なんだか神秘的に感じます。
教会を入ってすぐ右手にある
ドラクロワ作「ヤコブと天使の戦い」は、
教会の厳かな雰囲気に馴染んでいました。
その後、息子が、頭が痛いといい、
少し熱っぽいので、
ホテルに戻って休むことに。
そのまま、夕方まで爆睡。
沢山寝たおかげで、
息子の体調も回復。
遅い時間まで行けるところ
ということで、
モンマルトルのサクレクール寺院に
行きました。
サクレクール寺院は美しいと
聞いていましたが、
本当に美しい。
パリっ子が愛して止まないというのも納得です。
ゴンドラで丘の上の寺院まで。
このゴンドラ、メトロのパスポートが利用でし、別途料金はかかりません。
登りきり、近くから見るサクレクール寺院は、さらに圧巻。
そして、丘の上から広がるパリの町。
素晴らしい。
寺院の中に入ると
ちょうどお祈りが行われていて、
賛美歌のような歌の美しさと
その場の雰囲気に
鳥肌がたちました。
寺院の中は撮影禁止のため、お見せできないのが残念ですが、
本当に素晴らしい。
そして、パリの町をあますことなく一望できるという、聖堂のドームへ。
ドームに辿りつくまで、
300階の階段を登らなければなりませんが、
Ça vaut la peine.
(それだけの価値あり)
ホテルの近くまで戻って晩御飯。
サボワ地方のラクレットとフォンデュのお店で食べました。
お店の名前は、
Les Fondus de la Raclette
私が頼んだのは、ラクレット。
テーブルの上にコンロがあり、
ミニフライパンの上で
チーズを溶かしてジャガイモなどに
絡めて食べるんだ
と教えてもらいました。
(フランス語で質問して、ちゃんと説明が聞けて、少し感動。
前回の旅行のときとは、違う私がいました。)
ラクレット、初めて食べましたが、
とても美味しかったです。
それよりも美味しかったのが、
息子が注文した、チーズフォンデュ。
三種類のチーズを白ワインと一緒に溶かしてあり、絶妙な風味。
息子はトロける表情をしながら、
私たちに味見で分けてくれた分以外は、
全てパクパク食べてしまいました。
何とか息子の調子も戻り、
無事2日めが終わりました。