北海道も残すとこ後一日となった

どうせ帰っても仕事があるわけじゃないから予定通りに帰る必要はないけど、3800円で買った帰りの航空券が無駄になる

そんぐらいどうでもいいけど、当日買うと15000円くらいになる。。。これはどうでもよくない

故に明日は帰るのだ

故に今日はどうしても行きたかった旭山動物公園に行くだの

故に早起きして層雲峡から旭川に向かってるのである


旭川に到着した俺は真っ直ぐゲストハウスに向かった

着いたのが昼過ぎだったので、急がないと動物園に行けなくなる


世界一周準備中

宿は普通のオフィスビルの2階にある

写真だとわかりずらいが、窓際にはワインが一列に並んでいて、宿というよりは今どきの飲み屋風だ


世界一周準備中 一泊3000円です

世界一周準備中 沖縄風だよ


というか、中も飲み屋風だ・・・・っていうか飲み屋だろ!ここは


宿の主人に居酒屋っぽいですねっていうと、「ビールとかありますよ」・・・「とか」ってなんだよ!!ここは宿だろ?

俺早く動物園行かないといけないんですけど・・・・と、文句をいいつ一本頂きました

沖縄風だけあってビールもオリオンビール

あ~なんかオリオンビール懐かし~  といいつつ更にもう一本


なぜ北海道で沖縄風宿なか不思議に思ったところ

ここの主人は元々日本の最南端 与那国島でゲストハウスを経営してたのだが、子供がいて、小学生に上がるときに同級生が一人もいなかったので北海道まで来たのだとか

ちなみに奥さんは旭川出身

果てから果てへの極端な一家が経営するゲストハウスというわけだ


さっきから窓辺に置いてあるワインが気になってチラチラみてたら、「開けますか?」

・・・・それも出すのかよ!!

しかも一本3000円 宿代と同じ

イタリアのワインらしく、店でボトル開けると5000円以上するんだとか

そんな事言われたら開けるしかないだろーがよ!!


「このワイン出たの初めてですよ」・・・開けたあとにいうな!!!

しかもちょっと高めの15%でかなり甘い。ブタペストのトカイワインに似ている


強いし甘いしで俺がチビチビ飲んでると、主人が新入社員歓迎会の女子社員のおしゃくのように次から次へと並々と注いでくる

すいません!お水ください・・ぐびぐび  それワインだろーがよ!!


と、このようにして、宿ぐるみで組織的に行われた「トリップを旭山動物公園に行かせない作戦」は見事に成功したのである


その後もバイトの女の子や主人の弟さんとかいろんな人が来て多分なんか話したと思うんだけど、何も思い出せない

その夜何を食べたのかもよく覚えていないけど、美味しかったよ


ここの宿は酔っ払いがよく間違えて入ってくるらしいが、酔っ払いじゃなかった俺も結局宿の中で酔っぱらいになるんだったら同じではないかね?

しかも、間違えて入ってきても、時間が遅くなく、泊まり客に迷惑かけない範囲だったら飲ませてやるのだとか

ということで、やっぱ飲み屋でした


これから旭川へ行く人は、是非呑みにいくとよいでしょう。ついでに泊まって上げてください。

文句ばっか言ってるけど結構面白かったのも事実です。


まだオープンしてわずかで、掃除も行き届いていて、清潔だしオシャレです。


http://www.guesthouseasahikawa.jp/


俺の一年は、酒を飲みすぎて記憶がなくなる日が数日あるので、基本的には345日くらいなんだけど、早速北海道で一日少なくなった


このように私の旅は、動物園に行くこともなく終を迎えるのであった










旅も佳境へ 宴も酣

バスの振動と共に体に伝わってくるムズムズ感が、旅の終わりが近づいていることを教えてくれる

右を見ても左を見ても、雪が張り付くことを拒否した険しい岸壁が続く

その大きな壁の間を、ネズミが下水の側溝を走るように、俺の乗ったバスは止まることなく目的地へと向かっていく


北海道では2月も半ばになると、「札幌雪祭り」を皮切りに各地で雪や氷を活かした雪国ならではの祭りが開催される

俺も色んな祭りに参加したいのだが、格安航空券があるのはシーズン前までだし、宿を当日や前日にとって旅するスタイルだと、宿がとれないなんてことにもなりかねない

この時期の北海道での宿探しは失敗すると生死に関わる


いろんな理由があって、祭りが始まる前には帰らなくてはいけない

そんな中、唯一1月後半から開催されているのが層雲峡の氷瀑祭りなのだ


層雲峡とはどんな所か俺もよく知らないのだが、所謂山の中のリゾート地みたいなもので、関東でいう所の軽井沢や那須のように、ペンションやホテルが大自然のど真ん中にかたまっている。また、大雪山系やトムラウシ山の玄関口にもなっているようだ。


バスから降りた俺は、膝まで埋まる雪の深さに唖然となる。里とは雪の量が違うし、雪掻きがほとんどされていない。

そんな中少し歩くとすぐに祭り会場が見えてきた


世界一周準備中


ここは山の中だけあって里より一段と寒さも厳しい

曇天夕暮れどきの何もない場所での氷と光の祭典は、戦場で唯一休息が許された兵士たちの野営地さながらだ。


ああ、なんだかラーメンが食べたくなってきた

あっラーメン屋発見


世界一周準備中

入口が無い

営業する気ゼロ


もう一件見つけた!

世界一周準備中

写真では平屋に見えるが、立派な2階建ての建物だ

冬期の入口は2階から?

矢印が気になる


今回の宿はペンション

素泊まりで5800円は今までで一番高いが、場所が場所だけにしょうがない

安宿とは大体が都市部に固まっているものだ


ひとっぷろ浴びた俺は早速祭り会場へと赴いた。もちろん一人で


世界一周準備中


光と氷の融合が幻想的でとっても綺麗!!!と言いたいところだが・・・渓谷の御陰で上下前後左右から響きわたる中国語が鬱陶しくてしょうがない。もしも携帯電話の電波が目で見えたらこのくらい鬱陶しいのではないだろうか??

なんだか巨大な万華鏡の中に閉じ込められて、マントラを延々ときかされてる気分になってくる。


そんな中上を向くと、なにやら小さな紙吹雪のようなものが舞っている

光を反射して銀色に輝く粒が、寄せては返していく波のように、光っては消えてを繰り返している

これがダイヤモンドダストなのだろうか?もしかしたら氷霧(こおりぎ)と言う現象かもしれない

どちにせよ寄せては返る波とは違い、そのまま消えてしまうこの現象を、しっかりと目に焼き付けておかなければいけない

残念なことに周りの外人の方々はこの現象には気がついていないようだが


世界一周準備中

世界一周準備中

世界一周準備中
と、まぁ祭り自体はこん感じだ

最後には花火まで上がって、派手好きの中国人にはお誂だろう


世界一周準備中






一時間くらいうろついて宿に戻ると暇そうにしてた宿の主人に捕まった

話は震災の話題から始まり、日中問題や共産圏、人種差別から戦争の話まで、多岐にわたり大きなテーマ

ここのおじさん、この手の話題には独自の観点や発想をもっており、本気で議論したらかなり面白うであったが、喧嘩にもなりかねないので聞くことに専念した。

別におじさんの考え方を否定したり馬鹿にしたりしてる訳ではない。ただ、自分の考え方とは全く違うので、その意見を正面からぶつければ必ず火花が散るし、熱くなりすぎた鋼のように溶けてドロドロになり、議論どころではななくなるのだ。鋼も議論も鍛えることができなければ意味をなさない。


戦争もこうして起こるのだろう。資本主義VS共産主義の冷戦がいい例だ。


おじさんとの楽しい井戸端会議も終わり、気づけば2時間かも経過していた


さぁ明日は午前中にここを出て、旭川の「旭山動物公園」にいかないと

旭山動物公園・・・本当に楽しみです!!


朝早めに起きた俺は、宿の主人の勧めで雪原を一人寂しく散歩することになった

実を言うと前日誰に勧められることもなく、一人でカバのようにガバガバ酒をの飲んだせいか、俺の胃が散歩に行くのを拒否している。どうしても行くというなら、移植してくれと暴れだしたので、聞き分けのない胃をベッドに置いて行くことにした。

最近はノミも心臓移植する時代らしいから、丁度いいじゃないか。聞き分けのない胃なんてノミに移植されてしまえ。そして俺は変わりにノミの胃を移植する。

そうすれば痩せられるじゃないか。

そもそも俺が太ってしまうのは、この胃のせいなんだよ、決してタバコをやめられない団塊の世代みたいな弱い意思のせいじゃない。

でも「ノミの胃のような男」ってどういう時に使う表現だ??


そうそう2週間位前に書いたダイエットの件すっかり忘れてた。

現在体重は58キロまで落ちました。ペースが遅いのは、北海道で少々食べ過ぎてるせいだと思う。

それでも痩せていくのは、北海道の名産はカロリーが少ないからだろうな。

3週間で63→58キロ あと4キロ



世界一周準備中



梅干と白米しか入ってない日の丸弁当のように、雪原と空だけの富良野の朝。

しかし富良野に弁当箱はない。どこまでも無限に続く砂漠のような雪の海原を、宿の主人から渡された謎の地図を手に、シャバに出たばかりの囚人さながらさまようのだ。

凍りついた路面が水面に映る太陽の様に眩しかった釧路の街とは違い、富良野の朝は天候のせいもあるが、なんだかどんよりしている。

そんな景色とは裏腹に俺はなんだか楽しい。

ウルトラマンと同じようにこんな寒いところに3分以上いたら、胸のランプが点滅しだして星に帰らなくは行けなくなるはずだが、実際に3分経っても散歩を続けられているのは、テレビの外で3分過ぎても怪獣と戦っているウルトラマンと同じである

実際この日は-4°だから暖かい方らしい。


実は昨日の夜、皆で食事をしている時俺が今年中に世界一周の旅に出る話に花咲かじいさんのごとく勝手に花を咲かせていたら、近くに世界一周をしてきた夫婦が開いたカフェがあると宿の主人が教えてくれた。

後でT夫妻とはそこで合流することにして、俺は宿の主人にそこまで送迎してもらうことにした。

どうしてかはわからないが、北海道の田舎はこじゃれたカフェが多く、カフェを巡るためだけに旅行する人も多いのだ。T夫妻も各地のカフェを転々としてきたような話をしていたな。



世界一周準備中

はっきりいって外見は掘っ立て小屋だ

それもそのはず、この建物は元々崩れかけた納谷で、地元の大工に教えてもらい、夫婦二人で修繕したというのだ。器用な人間もいたもんだ。

肝心の内装はクールだぜ。

店内全体が濃い茶色のマホガニーっぽい素材でまとめられている。アジアンログハウスといった感じかな?

手作り感があるけど、とても素人の仕事とは思えないし、センスもいい!!

寒い北海道では、この暖かい雰囲気だけで自分の温度が数度上がったような気がする。

厳しい寒さの冬景色も、優しげな店内から守られて見てると、安心感すら覚える。


俺は早速カウンターに座りいろいろと話を聞くことにした。

このカフェには俺と同じように、これから世界一周に行くという人がよく話を聞きに来るらしい。

この日は旦那さんはどっか遊びに行っていないらしく、奥さんにいろいろと話してもらった。


期間は夫婦で約2年、世界中を放浪してきたらしい。

驚くべきはその資金だ

なんと平均一ヶ月一人3万円でやり繰りしてたのだ。俺は一ヶ月10万くらいで考えてたが、そんなにあったら豪遊出来ます、と言っていた。

俺が驚き関心の意を込めて「すごい旅でしたね~」と軽い相槌のような反応を示すと、急に凄い剣幕と強い口調で「まだ終わってません!!」と言われてしまった。

恐らくこういう態度がこの人の自分の旅に対するポリシーと敬意の表れなんじゃないかと思う。

言葉に出さなくとも、目が散歩に生きたがる犬のように訴えていた。生きることそのものが旅だと。

実際一年に一回は店をしめ、一ヶ月ほど海外に旅行するのだとか。今年はグルジアに行くって言ってたな。


羨ましい限りだね。

世界一周の旅から帰ってきた人は、久しぶりの日本の社会にギャップを感じ、社会復帰ができずに廃人のようになる人もいる中、この人たちは旅で何かを得て、それを活かしたカフェを経営し、終わることのない旅を続けている。

こんなドンキュメンタリー番組さながらな生き方をしてる人たちの話を聞くことができただけでも、富良野にきた甲斐があるってもだな。

http://www.goryo.info/cafe/

ホームページもクールでかっこいい!!



カフェを後にした俺は、途中で合流したT夫妻のご好意で、車で駅まで送ってもらい、お別れをした。

非常に助かりました。

彼らはこの後札幌に戻るのだとか。


世界一周準備中


有難うございました。。。。



さて、俺はこれから旭川経由で層雲峡へ

暇な旅だ

モンハンでもやるか

やっとHR3だよ

一人モンハンはつらいな