世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

もうすぐ電車が来る

俺の経験上マレーシアとインドネシアの電車は時間通り来る

タイは1~2時間遅れ当たり前で、インドはいった事ないけど聞くところによると数時間から酷い時は10時間近く遅れるらしい

東南アジアはどこでも同じだと思ってたけど、こうやって周ってみると国によって随分とザックリ具合から貧富の差や国民性の差を感じさせられる

出発までまだ20分あるし音楽を聴こうと思ってIpodタッチを出しては見たものの、この電車の旅は約10時間も続くわけだし、中に入ってからゆっくり選曲すればいいと思って時間だけ確認して、腰にくっついてるポーチに再びしまった

それに、ipodタッチを出した瞬間に周りのインドネシア人がちらちらと俺の方を見てるのも気になったので、あまりさらしたく無かったってのもあった

それはインドネシアだけじゃなくて、東南アジア人の間でIPhoneというアイテムはみんなの憧れの的なのだ

故にIphoneやPCのマックエアーなんかは一番盗まれやすい

IpodタッチもよくIphoneと見間違えられやすく、盗難の対象となり易い

フィリピンに滞在してるときも、自分の給料の数か月分をつぎ込んでIphoneを買ってる人を何人も見てきた

それだけマック製品は注目を浴びやすく、俺の知り合いもIphonを東南アジアで盗まれたと言う人は一人や2人ではない

電車が時間通り来て、今回は一番安いエコノミーの席でも、一応ちゃんと席はあって冷房も効いているし、すわり心地も悪くない

電車が走り始め、窓の景色もいい感じで流れ始めたので、そろそろ音楽を聴こうと思ってipodタッチを出そうと思って腰に手をやると、なんかちょっとすかしたような感触

腰にポーチをつけるときはいつもデジカメと一緒にしまうんだけど、若干もっこり具合がいつもと違う

手にIpodタッチの感触がない

慌ててポーチを腰から外して直接目で確認するも入っていない

一瞬現実を受け入れることが出来なかった

でも俺が腰のポーチを確認したときはチャックが開けっ放しになっていた

もちろんこの時点で考えられる一番有力な可能性はスリにやられたという事だけど、今までにも何回も腰のチャックを閉め忘れていた事はあるから、なんとも言えない

どうしても現実を受け入れることが出来なくて、ありえないとこまでくまなく探したけど当然あるはずも無く、この10時間音楽無しで過ごさないといけなくなった

というか、そういう事ではなくて、45000円もだして買ったipodタッチ(タイは今バーツ高だから高いのだ)をここで失ってまた買わないといけないという事に、そして誰かが自分の被害により徳を得ているとが許せないのだ

恐らくこういう事だ

チャックを閉めずに開けっ放しにしたのは自分で、そこからたまたま見えてるiPodタッチをこれいい機会にすったのであろう

実は電車に乗るときのプラットフォームがやたらに低くて、乗り口の高さが俺の腰のちょっと上くらいまであったので、20キロを超えるバックパックを背負っていた俺はどッかに手をかけて梯子を上るように片足ずつゆっくりと乗車しなければいけなかった

おまけに後ろにいた小さい子供が乗るのを手伝ったりと乗車時に少し手間取ったのだ

それまでは電車が来て人が自分の周りに沢山いる時は、誰かが触れれば気がつくように、常に腰のポーチに手をあてがってたので、やはり乗る瞬間にやられたとしか考えようが無い

これだけ用心してても一瞬の隙をついてスル技術は天晴れとしか言いようが無い

そんなわけでこの10時間、変わりいく車窓を、変わり果てたテンションでただただ眺めてるだけでした

電車を降りた後はいつもの通りまずは宿を探すんだけど、インドネシアはガイドブック無しで旅してるから、何処に安宿街があるかわからないし、既に九時を回っていてあたりは真暗である

そこでたまたま電車で隣の席に座っていた白人2人組みに話しかけて、一緒に宿を探そうってことに

特に凄いフレンドリーって訳でもないけど、目的が同じだったし、俺は道がわからないから丁度よかった

トーマス28とニック24、2人ともフランス人だけど、別に2人できたわけじゃなくて、彼らもインドネシアで知り合ってとりあえず一緒に行動してるんだとか

この界隈で日本人を見たことは無いが、安宿街をうろついてる白人は殆どフランス人で、あちこちからフランス語が聞こえてくる

俺たちが宿を探し始めたのも遅かったせいか安い宿は殆ど満室で、仲介人つけてもなかなか見つからない

俺一人だったら面倒くさくなって一泊くらい高い宿でもいいかってなるんだけど、彼らの旅のスタイルというかどういう基準で宿を選ぶのか興味があったので、彼らが決めるまでついていってみる事にした

もう十数件周っただろうか、こんなにゲストハウスを周ったのは始めてである

いつまで探すのか気になって聞いて見たら、エクストラベッドをつけれる部屋を探していたのだ

ジョグジャはドミトリーの宿と言うのがなくて、基本的にはダブルルーム。一人だとダブルの料金を払って泊まる事になるので1000円ちょっとで少し高め

3人だと一人余ってしまうんだけど、エクストラベッドというシステムを使うと、ダブルの部屋に500円+でもう一つベッドを用意してもらって、3人泊まれるようにできるのだ

そうすると全員500円くらいの出費で抑えられるようになるので、それが出来る宿をずっと探していたらしい

ありがたくその好意に甘えさせてもらい、俺たちは暫くの間コンパニオンを組む事になった

フレンチ訛りの英語は結構聴き取りやすくて、コミュニケーションも問題無さそというか、彼等もそこまで英語能力が高いわけでも無さそう

もちろん俺よりはよっぽど喋れるけど、北欧やドイツ、オランダ人とかその辺のヨーロピアン程ではない

旅のスタイルも旅の金銭感覚も大体同じだし、上手くやってけるんじゃないかなって思う

何よりもインドネシアに入ってから一週間ずっと一人ぼっちだったから、そろそろ旅の仲間欲しいと思っていたところだし

最近は前みたいに一人の時間が続いても寂しいと思うことはなくなってきたけど、やっぱ一人だとつまらないな~と、あまり多すぎても煩わしいし

そして俺たちには共通点がある

なんと全員インドネシアに入ってから何かを盗まれているのだ

フレンチ2人はデジカメで俺はIpodタッチ

ほんとここは盗難アジアですぜ

世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

エキストラベッドがなぜがベッドではなく敷布団

日本ではずっとベッドを使ってなくて慣れていたので、俺はエキスラトラ蒲団を志願。男2人でダブルで寝るより下で一人で寝たほうがいいしね

$世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~


ジャカルタでは特に興味を引くものも無く、わずか二日の滞在で移動したんだけど、金曜日にやってたナイトランというイベントに行ってきた

最初は夜にみんなで走りましょう程度のイベントだと思って軽い気持ちで行ったら出場者全員ガチな雰囲気で全員ゼッケンを腰につけていた

プロも参加していて、取材陣やカメラなども来ていて、ゼッケン無くても参加できるみたいなんだけど、あまりのガチの雰囲気にビビッて結局見学側に回ったのだ


「僕はちょっとここに商売で来てるんだけど、もし君がブラックベリーとかに興味があったら安く譲れるよ」「ふ~ん、ちょっと見せてみて」

するとその男は自分の携帯の画面に新機種のブラックベリーを写して見せてきた

「普段はネットで販売してるんだけど、少しだけなら今手元にあるからさ」「まぁ興味はあるけど電話は必要ないからいいや」

「じゃあIpadとかはどうかな、こういのも扱ってるんだけど」「これIpadじゃなくてIphoneだな・・・・・」

「ああ そうそう間違ったIphone 最新機種でこれも安く売ってるんだ」確かに値段は安いが質問に対する答えがちぐはぐである

「それのGBはいくつなの」「えっと36GBかな」

「多分36GBって機種は無いと思うけど、32GBの間違いじゃないかな?」「え??あ!!そうそう32GBだ」

と、このように商品知識もろくに無いのにいろいろと俺に売ろうとしてくるのは、俺がフェリーを待つために既にチェックアウトして待機してたホテルのロビーの俺の向いのソファーに腰掛けてた男だ

他にもいろいろと勧めて来るが、俺が買う気が無いとようやく理解すると、次はどうでもいい世間話をしてくる

ちなみにコイツも含めてインドネシア全体の英語レベルは最悪である。俺が人のことを言えるくらいに

だからその世間話もいい加減面倒くさくなる

別に下手くそでも向うのフレンドリーさから来るコミュニケイションなら一向に構わないんだけど、この男は明らかに何かを狙っている感ぷんぷん出ていて話していて気持ちが悪くなる

世間話も尽きたか次の話題が「実は俺500000ルピア(約5000円)盗まれて、お金がなくなっちゃって、フェリーで帰ろうと思ったんだけど帰れなくなっちゃんだよ」

「それはお気の毒様、警察に行ってきたら?」俺はIタッチで読んでいた電子書籍から顔を上げないまま適当に相槌を打っていた「警察には行ったんだけど、お金はどうにもならなくて」

「じゃあこの島に永住だね はははははは」「いやー本当にそうなりそうで凄い困ってるんだよ」と、こんな話をずっとぼそぼそと話してくるが、決して金を貸してくれとは言って来ない

しかしながら、明らかにこちらから金を貸してやると言うのを待っているのも見え見えすぎて気持ち悪い。こんなやらしくて気持ちの悪い奴がこの世にいるのか??反吐が出るとはこの事だ

日本人も本当に舐められている。こんな陳腐な嘘で金を貸す日本人がどこにいるんだ??いくらなんでも頭が悪すぎだろう?

詐欺を成功させる条件として、騙す側は騙される側より頭がきれてないといけない。コイツより頭が鈍い奴がこの世にいるのだろうか??アあああああ本当に面倒くさい

フィリーの時間も近づいてきたので、俺はそろそろ行くことを告げると、終に「俺を助けてくれないかな・・・頼むよ」「嫌」

「本当に100000ルピアだけでもいいから頼むよ」・・・・・暫く沈黙が走り、何かを期待して俺を見ている

俺は「OK わかったよ!!これだけは言って置く!!俺はまず初対面の人間に金を貸してくれって言う失礼なことをいつ奴は大嫌いだ。だから俺がどんなに金が余っていてもお前だけには絶対に貸さないし、俺の喜びは人の困っている姿を観察することなんだよ!!じゃあな」

と、早口でいったら「OK わかったよ じゃあな」

完全に俺の言ったことを理解できてない、理解できたら怒る筈だし、怒らせようと思って暴言吐いたんだから。でも、もういいや

ただでさえこれからノンシートのフェリーに30時間乗らないといけないのに、あさっぱらかこういうクズみたいな奴と話すと更にテンションが落ちる

おまけにホテルから港まで行くときに、バイタクのドライバーに5回くらいyou must be carefulと忠告されるし

実は俺が乗るペルニーのフェリーは国内線のみにも関わらず、1000人以上を搭載できる超大型客船

そのためか、シートもファーストからエコノミーまで6段階近くあって値段の差も9000円~2500円まであるのだ

もちろんリッチパッカーの俺はその名に相応しいファーストクラスをとるつもりでチケットセンターに行ったのだが、前日のチケットのためか既に売り切れ

このフェリー自体が一週間に1~2本くらいしか走ってないため、次を待つなんて事も出来ないし、いくら俺がリッチ過ぎるバックパッカーと言えど時間は金では買えないので、諦めて一番安いチケット買う羽目になってしまったのだ

ちなみに一番安いチケットがどんなものかと言うと、エコノミーの中でもノンシートなのだ。ノンシートの意味がよくわからなくて、ネットで調べてみると

まずペルニーのフェリーのクラスは、インドネシアの経済ピラミッドをそのまま現しているのだとか

一番安いチケットのノンシートは文字通りシートが用意されておらず、階段の踊り場やロビーとか、甲板やキャビンの端っこに持参したシートを自分で引いてホームレスのように寝るしかないのだとか

ガビーーン!!

おお、あまりの衝撃に時の流れに埋もれていた死後がびっくりして出てしまった

それにエコノミーのノンシートチケットを持ってる奴はガラが悪い奴が多くて、ある日本人のブログに、階段で寝ていたらパスポートを盗まれそうになったと記述されていた

あああああ面倒くさい

俺は日本を代表するリッチパッカーなだけあって、俺のバックパックの中は高額なものばかりなのだ(これは本当)

ラップトップ14万 フルート12万 任天堂3DS1.5万円 時計3万円 Iタッチ4.5万円 サングラス3万円 シュラフ2.5万円ゴアテックのカッパ2万円 翡翠のネックレス3万円ソーラーパネル1万円 現金5千円くらい

どうだ!!合計すると実に47万円分の荷物を背負って歩いていることになるんだぞ!こういのを何とかがネギをしょって。。。とかそんなのはどうでもいいけど

これに今度は今のフルートが調子悪いから、もう一本他のを持ってきてもらうんだけど、こっちは銀製だから中古で40万

取り替えると合計でなんと75万円分の荷物になるんだぞ!

だから俺は人一倍盗難には神経質なのだ

そんな俺が盗難が横行しているこんなクレイジーフェリーのストゥーピット席に30時間もいないといけないかと思うと欝になるわけです

おまけに、出発前にバカを相手にして、バイタクに散々気をつけろと脅されて、もう乗る前には気分最悪

なにが優雅な船旅だ!!ボケ!!俺のチケットなんて乗る前に無くなっちまえ!!

そしたら今度こそ間違いなく飛行機に乗るわ!!!!

普段チケットは絶対無くさないようにカバンの落ちないところに大切に保管するんだけど、今回はなくなることを願って丸めてポケットに入れておいたんだけど、一向に落とす気配が無いわけです

なんでいつも寝坊して飛行機逃したりバス逃したりするのに、今回だけはこんなにチケットを乱暴に扱ってんのに無くなってくれないんだよ!!

もうポケットの中でぐちゃぐちゃになってるけど、もし出発の段になってこんなにぐちゃぐちゃにしたら乗船は認められませんねって言われたら、絶対に反抗せずそうですかって諦めるけどな!!

そしてこれが出発ロビー

世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~



1000人近いインドネシア人とゲートが空くのをここで待つのである

多分ゲートの正面でスタート前の競馬馬のように興奮して待っているのは皆ノンシートのインドネシア人ではないだろうか??

シートがあるなら慌てて乗らなくていいし、ファーストクラスは個室である

急いで乗って少しでもマシな場所を確保しないといけないのはノンシートの貧乏人と貧乏じゃないけどノンシートでリッチな俺だけだ!!

そんな訳で窓もない体育館のような倉庫のような蒸し蒸しした出発ロビーのゲート前に人を掻き分けて俺も陣取ったのである

時間になり出発ゲートが空きそうになると、誰かが雄たけびをあげてそれに皆が続いて凄い盛り上がりを見せ、やっぱり空かないとなるとブーイングが巻き起こる

頼むからチケットなくなってくれ

そんなことが3回くらい繰り返され、4回目の誰かの雄たけびで終にゲートもとい地獄の門は開かれた

戦国時代の合戦のように皆雄たけびを上げながら狭いゲートに雪崩れ込み、俺も糞糞暑いなか、インドネシア人とおしくらまんじゅを楽しんだ

なんかおかしい。。。。本来なら俺は白いバラの絨毯の上しか歩かないのに!!俺の白いバラの絨毯はどこいった??

なんで俺はいまこんな南国でおしくらまんじゅうをしているんだ!!!!!!!

俺のチケット誰かすってくれーーーーーー!!!!!!

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フェリーにの中に雪崩れ込むと早速自分のシートを廊下とか階段とか、甲板に好き勝手に引いていい場所を取り合ってる姿は日本のお花見の場所取りと同じだ

唯一違うことと言えば、秩序がないとこかな

俺もエコノミーの看板に従って階段を一番下まで下りていった、大部屋に一応ベッドのような物が並んでいる部屋にたどり着いたのだ

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なんだ、一応席があるなじゃんって思って、その中でも一番寝心地のいいシートを確保したんだけど、ベッドの枠になんか書いてある

よく見ると数字・・・・これって一応チケットの予約席なのかな

周りを見渡してみると、みんな自分のチケットとベッドの番号を見比べながら自分の席を探している

嫌 俺今気がついたけど、俺ここから動きたくない 嫌 嫌

とにかく何とかならないだろうかと思い、そこは自分の席では無いとわかっていながら居座ってみる事にしたのである

俺のチケットには相変わらず「NON SEAT」と赤い文字で書かれた真実が存在感を放っている

麦わら帽子を顔にかぶせて寝た振りしながら、穴からこっそり周囲を窺っていたら、次々にインドネシア人が入ってきて、終に俺の隣の席にもインドネシア人の若いグループが乗ってきたんだけど、皆俺の方を指差しながら何か相談してる

多分俺が寝ている席が彼等のうちの一人の席だと思うんだけど、一向にどけと言ってくる気配がない

結局なにやら相談してたかと思うと、俺の隣の席を代わりに使うことで落ち着いたらしいけど、そんなことしたらその隣の人の席が今度はなくなるのでは?

俺はどけと言われたらいつでも席を開ける覚悟と準備はしていたけど、その後も誰も俺に言ってこない

そして出向間際に終に席の足りない人が出てしまったのだ

多分俺が勝手に誰かのシートに座って、そのシートをとられた人も他のシートをとってって事を繰り返して、皆適当にばらばらに座ったものだから、一番最後に来た人のシートが無くなってしまったのだ

そこで最後の人は船員を読んできて何か話してるんだけど、その船員は全員のチケットを確認するって作業をしないで、周りの数人のチケットを確認しただけで、行ってしまった

結局無くなった人がどうなったかは知らないけど、俺はどかされる事なくそこにこっそりと居座ることが出来たのだ

席をしっかりと勝手に確保したあと、船の様子を見に行くと、階段でまるでアフリカの難民のようにシートだけを床に引いて子供と寝てる家族や、酷いのは雨のふる中、甲板に陣取ってしまった家族が、屋根のしたでマットの上で肩を寄せ合って、吹き込んでくる雨に当たりながら凌いでいる

本来なら俺のチケットもここなのだ

いつバレてここに追い出されるか乗船中常に冷や冷やしていないといけないのは疲れるけど、それでもここにいるよりはマシである

食事も3食出されるが、エコノミーはKPELISの食事より酷いもの

想像して欲しい、白いご飯の上に塩煮したキャベツがちょこんとのっている弁当とか・・・

夜になっても防犯のためか電気は消えず、いつ寝るタイミングなのかもよくわからないまま時間が過ぎ、いきなり船内に船内放送が流れたかと思うと、船員がチケットのチャックに来た

このタイミングで終に表に放り出されるのか。。。

俺はしぶしぶ諦めて自分のチケットを手渡すと、何故か俺のチケットだけじっくり確認し始めて「お前はジャパニーズか?」って質問だけして、チケットの半券だけちぎって行ってしまった

一体何を確認したのかは知らないけど、ここが東南アジアで助かった

結局俺は出向から到着までの30時間一度もばれることなく、ノンシートの料金で2倍近くする料金のシートに居座り続けることに成功したのである

別に俺は床の上で寝ることは構わないんだけど、防犯面が気になってしょうがないのだ

特にここインドネシアに入ってからは、常に誰かが見ているようなじっとりとした視線を背中に感じる時間が多くなってきていて、いつも以上に神経質にならざるを得なかった

ジャカルタの港に着いたのは夜中の1時

この時間に着く事を想像してた俺は、フェリーの中で信用できそうな英語が出来る家族と仲良くなって、街の中心地まで車をシェアしていく約束を取り付けていた


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

お陰で夜は現地人でもぼったくられると言うジャカルタのタクシーに格安で乗れることが出来た


しかし、こうしてジャカルタに着いたものの、俺の苦悩はまだまだ続くのであった



世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~



「おいおい 1万ルピア足りないじゃないか」「いやそれで十分だ、最初に2万ルピアって約束しただろ?」

「いやいやそれは行きで帰りの分入れたら3万ルピアだって俺いっただろ」「いや、しらない」

相手は徐々に呼吸が荒くなり「とに角俺は言ったんだからあと一万払ってくれ」「NO」と俺はへらへら笑いながら拒否する

ここで同じようなやり取りが3回くらい繰り返され相手もイライラが限界まで達したのか「いいからとっとと払えよこっちはちゃんと言ったんだからよ!!」「いやだ、お前がちゃんと言った所で俺はちゃんと聞いてなかったんだから」

「なんだと!!よーしわかった!!じゃあ払わなくていいからバイクにもう一回乗れ、お前が往復分払わないんだったらもう一回チケット売り場まで連れってやるから、そこで降りて歩いて帰ってこいよ!!」「それも嫌だな、折角ここまで来たんだし、第一生産的ではないし無駄が多すぎる。それに俺の中では既に往復分は払ってる」

「だから一万足りないって言ってんだよ!!」ごきを荒げて凄みを利かせてるつもりだろうけど全然怖くない

最初は面白いから相手にしてたけどちょっと俺も飽きてきたので「まあいいたい事はわかったけど、お前にこれ以上金払うつもりもないしお前のような汚い男とこれ以上ツーリングを楽しむつもりもないから早く帰るんだな」と言って後は無視してホテルに戻ろうとしたら

うしろか「ふざんけんじゃねぇぞ この野郎!!!FACK YOU!!」と、それだけならまだ目をつぶってやったんだけど、更にそいつは汚い言葉を投げつけながらホテルに入ろうとした俺の所まで来て喧嘩でお馴染みの俺の胸ぐら掴もうとしたので、バックステップしてかわして伸びてきたそいつの手は左のパァリングで叩き落として、逆にこっちがそいつの胸ぐらと首を掴ん思い切り持ち上げ、そいつの足は中に10センチ程浮いた

するとぎゃあぎゃあ騒いで足をバタバタさせるので、脛にあたったらたまらないのでそのままそいつのバイクの方にぶん投げてやったのだ

すると周りから野次馬が集まって来て、俺のホテルからも従業員とマネージャーが数人出てきた

マネージャーは俺に事情を聞いてきたので英語で説明するも理解できてない様子で、変わりに道路でひっくり返ってるバイタクの運転手に事情を聞いたら、なにやら凄い剣幕でまくしたてながら事情を説明している

何を言ってるんだか俺は理解できなかったが、マナージャーはなにを納得したのかは知らないが俺に1万を払ってやれと言ってくるではないか

俺は「なぜそうなる?意味がわからない やだよ払う気はない」と伝えると、なまりの酷い英語で「そいつの言い分は正しい、払ってやってくれないか、彼も凄い怒ってるみたいだし」

その理不尽な要求に流石の俺のヘラヘラ顔も凍りつき「OK わかったよ!俺のカバンの中にはたっぷりと現金が入ってる、力ずくでとって見ろよ!!誰でもいいからかかって来いよ」と、今考えると、このアクション映画見すぎのようなセリフは恥ずかしくなってくる

ホテルの従業員は流石にじゃあ痛い目にあっても文句言うなよと言ってかかって来るわけにも行かないらしく、困惑の表情を浮かべてると、いつの間にかバイタクドライバーが立ち上がってまた汚い言葉を吐いてぎゃあぎゃあ騒ぎさしたので

俺は「あいつが悪の元凶だしこのまま放っておくと煩いから黙らしてくるよ、二度と口聞けないようにさ」と早歩きでそいつの方に向っていったらホテルのマネージャーがちょっと待て!!と大きな声で俺を止め

カウンターから現金をだしてドライバーに一万渡してしまったのである

それでもそいつは「FACKYOU」とぎゃあぎゃあ騒ぎまくっていた

いくら温厚な俺でも金をもらっておきながらの汚い言葉は許せなかったし、このまま無事に帰す気もとうに失せていたので、バイクに跨って帰ろうとしてたジジイの首根っこを掴んでバイクから引きずり倒した

すると近くのレストランや遠くから様子を見ていたインドネシア人が皆一斉に集まって来て、俺は30人くらいのインドネシア人に囲まれた

別にどっちの味方とかいう意味じゃなくて、ただの野次馬的な雰囲気だった

すると今度はジジイはすぐに起き上がってなんとファイティングポーズをとってかかって来いと言わんばかりに鼻息を鳴らす

待ってましたと

俺も本格的なファイティングポーズはとらないまでも、左足前右足後ろで腰を低く構え左フックでオヤジの顎先に照準を絞り、踏み込んで飛び掛ろうとした瞬間に

集まって来た数人のインドネシア人とホテルの従業員が一斉に止めに入ってきて、当の本人は自分からファイティングポーズをとっておきながら、いざ俺が飛びかかろうとしたら後ろを向いて直立不動で下を向いてしまったのである

ボクサーの癖か、俺も相手が後ろを向くとつい攻撃を途中でやめてしまった

そして集まってきた人たちが間に入り、ジジイはしょんぼりと大人しくなり、ホテルのマネージャーはここは何とかするからお前は早く部屋に戻ってくれと言ってくる

俺もすっかりしらけてしまってまっすぐと部屋に戻りました

よく悪いタクシーとかに乗ると人気のない所に連れて行かれて法外な料金を請求されるって話を聞くけど、俺にも今度からそれをやってくれないだろうか。間違いなく激しい口論になる前に張り倒すと思うんだけどね

今回はまわりに人が多く、殴ったら警察呼ばれそうな気がしたから、相手が何かアクション起こすのをずっと待ってたけど

俺は本来温厚なので、口論とかは大嫌いなのだ

口論になる前に処理してしまうほうが東南アジアではベストいえよう

だから没収された警棒はおしかった

はっきり言って手で殴ったほうが強いと思うけど、素手で殴ると手が痛いし、ナイフで刺せば死んでしまうかも知れないけど、警棒は頭と首を避ければ死ぬ可能性は殆ど無い

今回も腰にナイフを忍ばしていたけど抜いていないし、抜くつもりも毛頭無かった

これはあくまで強盗用で、相手が武器持ってたり複数人だったりした時のためであって、こんなくだらない喧嘩で抜く気は無い

運がいいことにここまで強盗などには一度も会っていないけど。もちろん運がいいのは強盗の方だけど

次回の日記でも書くけど、インドネシアはこういうろくでもない奴だらけ、俺もろくでもないかも知れないけど

人を騙そうとしたり、ぼったくろうとしたり、すぐ逆切れしたり、自分勝手だったり

はっきり言って今まで周った東南アジアの中で一番こういう奴が多くて疲れます

それでも俺は戦うリッチパッカーとして、今後もこういう輩とはとことん戦っていきたいと思います(インド行ったら大変そうだな)

今後旅する日本人旅行者が舐められない為にも

それとホテルごときに借りを作るのも嫌なので1万ルピアは後できっちり耳そろえて返してやりました

ちなみに10000ルピアとは日本円で約100円くらいでそろえる耳も無いんですけどね 笑