世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~




ジョグジャからプロヒビンゴに向う車内で撮影した動画

ジョグジャにだらだら5日も滞在して急ぎ足で駅に向うも本日の切符はありませんと言われ一人機嫌の悪くなるニック

全員朝寝坊して電車に乗れず結局ジョグジャにもう一泊する羽目になり、別れを言ったジョグジャの仲間達にバッタリ街で再会するというかっこ悪い3人組

ようやく次の日電車に乗っても一日中移動で時間がかかり、プロヒビンゴに着いたらホテル探しに数時間を費やしたあっという間に一日が終わる

俺たちがこの街に来た理由はブロモ火山の登山

俺はある期日にバリ島で嫁と会う約束をしていたので、時間が無かった

だからブロモ火山とイジェン火山を三日で回ってバリ島にドロップしてくれるツアーがあったのでジョグジャで彼等とわかれて、そのツアーに参加する話をしたんだけど、自分達で道を切り開くほうが冒険的で面白いぞってそそのかされてうっかりついて来てしまったのだ

おまけに全員薄着なのに標高2000メートル以上の高地で宿代ケチってテント泊するって言い出したから、そこは全力で拒否してなんとか3人泊まれる部屋をとった

世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~


村から1時間も歩くとあっという間に頂上へ

馬を使って登る事もできる

世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

登山というよりは散歩

階段も整備されていて誰でも簡単に歩ける

ツアーと違って交通公共機関を使ってここまで来るから時間はかかるけど、自由に時間を使える分やはり自分でアレンジしたほうが面白い

世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~


でも、ここでとりあえず彼らとはお別れ

やはりテントを張って遊びたいらしく、ジャワ島で一番高い山のスメイル山にも登るらしいので、これ以上は俺の時間が許してくれない

この次はバリで会うことを約束して、俺はイジェンを一人で目指したあとバリ島に向う事になる
$世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~
旅に出てから一体いくつの世界遺産を周ったんだろうか?

いちいち数えてないし、訪れた後から世界遺産だったと知る事も少なくない

そもそも今自分が何カ国目かも知らないで旅をしてるんだから訪れた世界遺産の数なんて知るはずもない

ジャグジャは普通に滞在してるだけで楽しんだけど、これと言ってやる事がなくて暇

そこでフレンチ2人組みも行くと言うので、なかなか有名らしいボロブドールの遺跡に行く事にした

ボロブドールはツアーに参加していく方法と、ジョグジャからローカルバスを乗り継いで自力で行く方法があるらしい

値段はツアーも自力も大して変わらないんだけど、自由時間のないツアーを嫌う意見は一致したため、俺たちはローカルバスで行く事にしたんだけど、事前に誰もネットで調べようとしなかったし全員寝坊したので、かなりもたついた

ここで一番頼りになるのが一番年下のニックで、彼が道を聞いたりバスの乗り換えの方法などを地元の人やバス会社の人に聞きまくって残りのなんもしない仲間を引っ張っていく

トーマスはというとニックに任せっきりで、俺も考えたりするのが面倒だから何もせず、いつも2人で期待の目をニックに向けているだけである

しかもニックはインドネシア語を旅しながらちょっと覚えたらしく、英語が喋れない現地人ともなんとかコミュニケーションをとっている。これはニックが適任である

面倒くさいローカルバスの乗り換えもなんのその俺はニックから借りたロンリープラネットを見ている間に着いてしまった

頼りになる男です

ボロブドールは・・・・・説明しようと思ったんだけど、忘れてしまった

入場料は約1900円と高額ながらも、学生証提示でなんと半額に

トーマスはカオサンで作った偽の学生所を持っていて、俺はこんな事もあろうかとフィリピン留学してたときの学生証を返さないでそのまま持ってきていたのだ

しかし、2人とも宿に忘れてくると言うファインプレー 


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

写真はカメラ忘れたんでトーマスにもらいました

これがボロブドール遺跡

俺15分でおなかいっぱいになっちゃった

しかもカンボジアの遺跡群みたいに何個もあるわけじゃなくて、大きな公園に馬鹿でかい丘があって、その上にこの遺跡がずんと鎮座してるだけ

これで1900円って・・・・

なんか悲しくなってきた

俺最近気がついたんだけど、遺跡とかを楽しめるような趣向を持っていないかも

アユタヤ行った時もアンコールワット行った時も感動したことなんて一度もないし、言った事すら忘れてる遺跡もたくさんある

唯一よかったのはカンボジアのベンメリア遺跡くらいなものである

なんか遺跡って写真でみると行って見た~いって思うんだけど、実際行くとすぐに飽きてしまう

もうお金のかかる遺跡は控えようと思う

遺跡を一通り見終わると、トーマス紅茶を飲みたい、ニックあっちにいきたい、俺お土産物屋冷やかしたいでいつものごとく解散

帰りはエントランス集合でお互い見つけられなかったら各自で勝手に帰ってくるという事を決めて解散したが、結局途中で全員とばったり再会して皆でバスーターミナル行ったんだけど、既に最終のバスが行った後だった

ここでニックがまたもや本領発揮、と、いうか俺はニックが何とかしてくれると思って全く心配してなかった

まず同じようにバスを逃したフランス人カップルにどうするか聞き、彼らはバイタクで駅まで行ってそこから電車で街に戻るみたいな事言ってたけど、それだと大分高くつくらしく、歩きながら考え始めた

すると一台のミニバンを止めて交渉を始め、大通りまで安く連れて行ってくれる話をまとめあげ、俺たちは車の通りの激しい大通りまで来た

そこで更にバス停でもないのにでかいバスを停止させてまた交渉、無事乗れることができた俺たちは行きより安い料金で帰ってこれたのである

ニック・・・スキル高!!


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

宿に戻った後俺たちは節約のためBARには入らず毎晩通っているコンビ二の前に集まってビールを買って立ち飲み

ここは地元の若者のたまり場になっていて、夜になるとギター弾いたり歌ったりして盛り上がるのだ

しかし、トーマスはちょっと神経質なところがあって、最初はみんな仲良かったんだけど、相手が理解できない言動や行動をとるとすぐに距離をおいてしまうのだ

だから数日後には俺たちはここに行かなくなっていた

次の日もフレンチ2人組みは他の世界遺産の遺跡に行ってきたみたいだけど、俺はパスして宿でお留守番


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~



世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~


首都ジャカルタからジョグジャカルタまで電車で約9時間の旅路

名前が良く似ているから北千住と南千住とか越谷と南越谷程度の違いかと思ったら、実際はエヴァの東京都と第三新東京市くらいの差があるではないか。この例えがわからない人は、今すぐに蔦谷でエヴァの全シリーズを借りてきて、見終わったら南千住にお好み焼きでも食べに行って来るといいだろう

滞在一日目は3人で街を探索しようという事になったんだけど、ジョグジャの街はジャカルタや他のジャワ島の町と違って人々のベトついたような視線を背中にじっとりと感じることが無かった

もちろんジロジロ見てくる奴はいるけど、その目はただの興味本位か人懐こさに満ち溢れていて、俺をみるなり知ってるかぎりの日本語を連発しきたり、世間話をしたがったりと非常にツーリストに慣れている感がある

ツーリスト慣れしてるとは2種類の意味があって、いい例は今回みたいな感じで、悪い例は旅人を騙す事しか考えてないような人で形成されてる街

メインストリートには観光用の馬車が何台も客待ちで連なっており、歩道まではみ出した各みやげ物屋や服屋、ご当地物の雑貨が軒を連ね賑わいを見せている、と、言うよりは無秩序にごった返している

バイクがやっと一台通行できるかできないかくらいの細いわき道に入ると、メインストリートの賑わいとは打って変わってそこは時間の流れが止まったように、地元の人間がのんびと生活しており、そのわき道はあみだくじのように複雑に入り組んでいる

そんなところにもたまにミニショップがあったりするんだから面白い


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

ジョグジャがツーリスティックな街になった背景には、街の歴史とジョグジャから数十キロ程度離れたところにある各世界遺産への拠点になるからではないかと思われる

残念ながら街には王宮や城、それに追随するように後世に建設された博物館などがあるんだけど、俺の勉強不足のせいでここで語れるほどの知識が無いし、博物館に行っても殆どがインドネシア語で読むことができなかった

メインストリートを真っ直ぐ進むと右手にかつての王宮?が見え来て、それを遠巻きに更に真っ直ぐ進むと正面に大きな敷地を持った建物が見えてくる

何の建物かは知らないけど入場料も50円だったから入ってみたんだけど、ここもやはりなにかの歴史の縁のある建物だとは思うんだけど説明が全てインドネシア語で出てくるまで意味不明なままであった

謎の建物を後に汗を滲ませながら更に街の奥に進んでいくと、少しずつ車の交通が減り、みやげ物屋も人も減り、石壁でできた旧市街のようなかつての植民地の影響を多く残す町並みに変わってきた


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

ここでニックは疲れたから少しやみたい、トーマスは向こうのバザーを見たい、俺はウォーターキャッスルに行きたいと意見が分れたので一度解散

ひんやりとした空気の張り詰めた壁だけの城の裏にある石造りの地下道を抜け、階段を上がり切りると、まだ外の光に目が慣れきっていないぼやけた視界に一人のインドネシア人の姿が目に入った

彼は俺と目が合うなり日本語で「どこに行く?」と尋ねてきたので目的地を言うと、「私案内する、お金払わない」とたどたどしい日本語で申し出てきた

でたーーー勝手にガイドして最後に金を請求する勝手に有料ガイドさん

やめておけばいいのに俺も面白がってその話にのってみる。もちろん後でお金請求されても払うつもりないし、最後に請求してきたら喧嘩でもなんでもしてやるつもりだった

彼の日本語はたまに変なときがあるけど、コミュニケーションには事欠かない程度

なんでも昔日本の企業で数年働いていた経験があるとか

まぁ言ってみれば俺の英語力とあまり変わらないレベル?

だからもっと英語の勉強に精進せねばと感じてしまった

だってたまに通じてるかな?って考えながら気つかって話すの面倒くさいなって感じるから 笑

ウォーターパレスにはすぐに到着して、その後もガイドが必要かどうか、必要なければこれで自分は帰ると言ってきたが、以前お金は要らないと言うし、なんだか悪そうな奴には見えなかったのでそのまま自称無料ガイドを続けてもらうことにした


世界一周ふらふら軌~10ヶ月目~

これがウォーターキャッスルでこんな感じの庭があと二つくらいあるだけ

でも彼が日本語でいろいろと説明してくれるので、普段はただのガラクタにしか見えない設置物も歴史を知ると全然違うものに見えてくる

キャッスルからの帰りにばったりトーマスと会って再び合流し、無料ガイドの事を話すと、おいおい大丈夫か?無料とは思えないけど、面倒は起こすなよって最後に釘刺されてギクッとしたけど、結局彼は最後までお金を請求してくることは無かった

なのに俺の態度は終始いつ喧嘩になってもいいようにかなり彼に対して冷たい態度だったのが自分でも残念だし、彼も別れ際少し元気がなくて残念そうだった

毎回同じ事書いてるけど、こういうのが残念でたまらない

これだけ良くしてくれる人ならもっと仲良く慣れただろうに、初対面の人には常に猜疑心のかたまりで接しているからこういう結果は避けられない

きっと怖いのだ

よくこのパターンで騙されて最後にお金を請求される人は金を払うのが嫌なわけではなく、裏切られて心に傷を負うのが嫌なのだ

この手のガイド料の請求は大した事無いと思うし、それより散々フレンドリーに接しておいてこちらも心を開いていろんな事話したのに、最後に手のひらを返され、その文字通り返した手のひらに金を置いてけど言われるんだから

まるで親友に裏切られたような気分になるんではないだろうかという事が容易に想像できる

だから俺も怖いのだ

傷つきたくないから最初から信じない

多少信じても心は最後まで開かない

そういう態度は相手だって気がつく

人を疑うのは簡単な事だけど、人を信じるのはとても難しいし勇気がいる事

俺には当分できそうもない