「おいおい 1万ルピア足りないじゃないか」「いやそれで十分だ、最初に2万ルピアって約束しただろ?」
「いやいやそれは行きで帰りの分入れたら3万ルピアだって俺いっただろ」「いや、しらない」
相手は徐々に呼吸が荒くなり「とに角俺は言ったんだからあと一万払ってくれ」「NO」と俺はへらへら笑いながら拒否する
ここで同じようなやり取りが3回くらい繰り返され相手もイライラが限界まで達したのか「いいからとっとと払えよこっちはちゃんと言ったんだからよ!!」「いやだ、お前がちゃんと言った所で俺はちゃんと聞いてなかったんだから」
「なんだと!!よーしわかった!!じゃあ払わなくていいからバイクにもう一回乗れ、お前が往復分払わないんだったらもう一回チケット売り場まで連れってやるから、そこで降りて歩いて帰ってこいよ!!」「それも嫌だな、折角ここまで来たんだし、第一生産的ではないし無駄が多すぎる。それに俺の中では既に往復分は払ってる」
「だから一万足りないって言ってんだよ!!」ごきを荒げて凄みを利かせてるつもりだろうけど全然怖くない
最初は面白いから相手にしてたけどちょっと俺も飽きてきたので「まあいいたい事はわかったけど、お前にこれ以上金払うつもりもないしお前のような汚い男とこれ以上ツーリングを楽しむつもりもないから早く帰るんだな」と言って後は無視してホテルに戻ろうとしたら
うしろか「ふざんけんじゃねぇぞ この野郎!!!FACK YOU!!」と、それだけならまだ目をつぶってやったんだけど、更にそいつは汚い言葉を投げつけながらホテルに入ろうとした俺の所まで来て喧嘩でお馴染みの俺の胸ぐら掴もうとしたので、バックステップしてかわして伸びてきたそいつの手は左のパァリングで叩き落として、逆にこっちがそいつの胸ぐらと首を掴ん思い切り持ち上げ、そいつの足は中に10センチ程浮いた
するとぎゃあぎゃあ騒いで足をバタバタさせるので、脛にあたったらたまらないのでそのままそいつのバイクの方にぶん投げてやったのだ
すると周りから野次馬が集まって来て、俺のホテルからも従業員とマネージャーが数人出てきた
マネージャーは俺に事情を聞いてきたので英語で説明するも理解できてない様子で、変わりに道路でひっくり返ってるバイタクの運転手に事情を聞いたら、なにやら凄い剣幕でまくしたてながら事情を説明している
何を言ってるんだか俺は理解できなかったが、マナージャーはなにを納得したのかは知らないが俺に1万を払ってやれと言ってくるではないか
俺は「なぜそうなる?意味がわからない やだよ払う気はない」と伝えると、なまりの酷い英語で「そいつの言い分は正しい、払ってやってくれないか、彼も凄い怒ってるみたいだし」
その理不尽な要求に流石の俺のヘラヘラ顔も凍りつき「OK わかったよ!俺のカバンの中にはたっぷりと現金が入ってる、力ずくでとって見ろよ!!誰でもいいからかかって来いよ」と、今考えると、このアクション映画見すぎのようなセリフは恥ずかしくなってくる
ホテルの従業員は流石にじゃあ痛い目にあっても文句言うなよと言ってかかって来るわけにも行かないらしく、困惑の表情を浮かべてると、いつの間にかバイタクドライバーが立ち上がってまた汚い言葉を吐いてぎゃあぎゃあ騒ぎさしたので
俺は「あいつが悪の元凶だしこのまま放っておくと煩いから黙らしてくるよ、二度と口聞けないようにさ」と早歩きでそいつの方に向っていったらホテルのマネージャーがちょっと待て!!と大きな声で俺を止め
カウンターから現金をだしてドライバーに一万渡してしまったのである
それでもそいつは「FACKYOU」とぎゃあぎゃあ騒ぎまくっていた
いくら温厚な俺でも金をもらっておきながらの汚い言葉は許せなかったし、このまま無事に帰す気もとうに失せていたので、バイクに跨って帰ろうとしてたジジイの首根っこを掴んでバイクから引きずり倒した
すると近くのレストランや遠くから様子を見ていたインドネシア人が皆一斉に集まって来て、俺は30人くらいのインドネシア人に囲まれた
別にどっちの味方とかいう意味じゃなくて、ただの野次馬的な雰囲気だった
すると今度はジジイはすぐに起き上がってなんとファイティングポーズをとってかかって来いと言わんばかりに鼻息を鳴らす
待ってましたと
俺も本格的なファイティングポーズはとらないまでも、左足前右足後ろで腰を低く構え左フックでオヤジの顎先に照準を絞り、踏み込んで飛び掛ろうとした瞬間に
集まって来た数人のインドネシア人とホテルの従業員が一斉に止めに入ってきて、当の本人は自分からファイティングポーズをとっておきながら、いざ俺が飛びかかろうとしたら後ろを向いて直立不動で下を向いてしまったのである
ボクサーの癖か、俺も相手が後ろを向くとつい攻撃を途中でやめてしまった
そして集まってきた人たちが間に入り、ジジイはしょんぼりと大人しくなり、ホテルのマネージャーはここは何とかするからお前は早く部屋に戻ってくれと言ってくる
俺もすっかりしらけてしまってまっすぐと部屋に戻りました
よく悪いタクシーとかに乗ると人気のない所に連れて行かれて法外な料金を請求されるって話を聞くけど、俺にも今度からそれをやってくれないだろうか。間違いなく激しい口論になる前に張り倒すと思うんだけどね
今回はまわりに人が多く、殴ったら警察呼ばれそうな気がしたから、相手が何かアクション起こすのをずっと待ってたけど
俺は本来温厚なので、口論とかは大嫌いなのだ
口論になる前に処理してしまうほうが東南アジアではベストいえよう
だから没収された警棒はおしかった
はっきり言って手で殴ったほうが強いと思うけど、素手で殴ると手が痛いし、ナイフで刺せば死んでしまうかも知れないけど、警棒は頭と首を避ければ死ぬ可能性は殆ど無い
今回も腰にナイフを忍ばしていたけど抜いていないし、抜くつもりも毛頭無かった
これはあくまで強盗用で、相手が武器持ってたり複数人だったりした時のためであって、こんなくだらない喧嘩で抜く気は無い
運がいいことにここまで強盗などには一度も会っていないけど。もちろん運がいいのは強盗の方だけど
次回の日記でも書くけど、インドネシアはこういうろくでもない奴だらけ、俺もろくでもないかも知れないけど
人を騙そうとしたり、ぼったくろうとしたり、すぐ逆切れしたり、自分勝手だったり
はっきり言って今まで周った東南アジアの中で一番こういう奴が多くて疲れます
それでも俺は戦うリッチパッカーとして、今後もこういう輩とはとことん戦っていきたいと思います(インド行ったら大変そうだな)
今後旅する日本人旅行者が舐められない為にも
それとホテルごときに借りを作るのも嫌なので1万ルピアは後できっちり耳そろえて返してやりました
ちなみに10000ルピアとは日本円で約100円くらいでそろえる耳も無いんですけどね 笑
