市街中心地にどこも行くところがない俺たちは、市街地からバスで20分の場所で、毎週日曜日に開催されている蚤の市に行ってきた

嫁の他に、ミルフォードトラックで知り合った日本人女性のJさんと3人

Jさんは最近結婚したばかりで、なんと英語が殆どしゃべれないのに、ミルフォードトラックに一人で来てしまったのだとか。大した度胸である

ミルフォードトラックの小屋でも、一人で白人の輪の中に自然と入って行けるところは、正直凄いとも羨ましいとも思った

俺なんてちょっとこちらから話しかけると、100倍くらいになって返ってくる向こうの反応にビビッて最近しりごみしっぱなしなのに

そういうところは見習わないと・・・・


蚤の市の会場にはシーズン中の海水浴場のように、沢山の車と人で賑わいを見せている

NZに来てこんなに沢山の車と人を見たのは正直始めて

いったい何処にこんなに人が隠れてたのやら・・・

日本の蚤の市に行った事ないから比べられないけど、雰囲気は日本のフリーマーケットに近い

個人が自宅のガラクタを持ち込んで適当に陳列している



$世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~


来ている客の国籍も様々

ここにいると自分が何処の国にいるのかわからなくなってくる

こういうちょっと小汚いゴタゴタした感じは好きなんだよな

いやいや来た蚤の市だったけど結構面白い



中国人のバイオリニスト

こんなに上手いのにケースには今いちコインが溜まっていなかった



こちらはコンテナ街にあるライブ会場

好き勝手に踊る白人が素敵過ぎる



地震で倒壊しかけてるビルの解体現場

沢山の見物人にコーヒーショップまで・・・三脚待ってきて撮影してる人までいた

転んでもタダでは起き上がらない



$世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~


どこの国にでも必ずいる変人

トカゲの格好をして茂みに擬態化してるのだとか。。。思いっきり目立ってますけど
俺のフライトスケジュールが勝手に変更されていた

しかも数時間とかじゃなくて数日も・・・

そのお陰でクライストチャーチに一週間以上滞在する事になってしまった

俺の航空会社はジェットスターでLCCなんだけど、フライトスケジュールの変更なんて毎度の事

航空券を3フライト分買ってるんだけど、その全てが変更されいる

他の二つは数十分だけなんだけど、今回のマニラ行きは三日もずれた

しかも何の予告もなくいきなりだ

俺は大した予定があったわけでもないし、時間も沢山あるから、何てこと無いけど、忙しい人のLCCの利用はあまり勧められない

前にBSで放送されていたクライスチャーチの俺のイメージは、街の中心を流れる綺麗な川を囲むようにゴシック建築の建物が立ち並び、中央には街のシンボル的存在のクライストチャーチ大聖堂、その前の広場は市民の憩いの場所

これが俺のクライストチャーチのイメージ

でも実際は・・・クライストチャーチも被災の地

NZで大地震があった数週間後に日本では更に大規模な震災があったため、忘れている人も多いかも知れないが、クライストチャーチも大きな地震があって未だ復興中なのだ


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



街の中心地はフェンスが張り巡らされ、そのほとんどが進入禁止となっている

道行く人の顔もなんとなく暗く、町全体が中身のないかぼちゃの様にガランとしている

崩れかけたビル、人気の無いショッピングモール、フェンスの向こう側から見るクライストチャーチは市街戦の最中のようにも思える


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



クライストチャーちが被災地だって事も知ってたし、街の中心地には入れない場所があるって言うのも知ってたけど、街の中心地が完全に封鎖されていて、その周囲の店もどこも営業してないなんて全く想像してなかった

市内中心地に探索に行った俺たちは唖然とした

来る前に「地球の歩き方」でショップやレストランをチェックして、行きたいところのおおよその目星をつけていたんだけど、そのショップの殆どが中心地にあるため入れないし、ギリギリ入れるところも営業してなかったり、ひどい所は空き地になってたりと

全く復興が進んでいないようだ

入れないエリアをレッドゾーンと呼ぶんだけど、レッドゾーンツアーなんてものまで催行されてる始末だ

俺たちは完全に目的を失ってしまった

いったいこの街の何を観光すればいいんだ??


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



次の日の予定に入っていたレッドゾーン外のアートセンターとオセアニア最大の美術館アートギャラリーも閉鎖されていた


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~

街のシンボルクライストチャーチ大聖堂も柵の外から眺めるだけ

実物を見た事ない俺は、かつてどんな建物だったのかすらわからない

世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~

エイボン川のほとりに佇むかつての高級レストランも今はその面影すらない

世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~

レッドゾーンの外には新たにコンテナエリアが設けられた

かつて中心街で軒を連ねた一流店がコンテナのテナントで営業を続ける

よくよくみると日本の貨物列車に乗ってるコンテナと同じなんだけど、なんだかオシャレ

さすがは白人のセンスと言ったところだ

コンテナ街では連日コンサートや路上ライブを勝手に始めたりする人などが多く、このいっかくだけ活気に満ちている

昔は街全体がこんな感じだったんだろうな~



三日目は峠越え

この4日間の行程で一番登山らしい日

ガイドブックには急な上り坂を2時間登り続けるとあるが、とっとと歩けば一時間弱で登りきれるし、日本でアルプス山を縦走したりしてる人からみると生ぬるいであろう

ただ、今までずっと平坦で綺麗なトレックを歩いてきたので、気合がしぼんだ風船のように抜けきっているとちょっときついかも

道が悪いから汗をぬぐいながら下を向いて歩くこと一時間、顔を上げれば自分がどんな所まで来ているのか、下を向いて歩くなんて、もったいない!!


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



マッキノンパス

春先の雪化粧を纏った山々

海へと帰り遅れた雪たちが、時々轟音を立てて雪崩を引き起こす

雪崩で巻き起こった雪の煙と雲が重なって、辺りはひんやりとした霧に包まれ、くもった眼鏡をかけた様に山々が霞んでいく

やがて風が吹けば、太陽の光と共にクリアな山脈がその堂々たる姿を現してくれる

瞬きをするわずかな時間に、万華鏡を回したように、ぐるぐると目まぐるしく世界が変わっていく

山は常に激動の瞬間を抱いているのかも知れない

なんとなく、そんな姿をみていると、何もせずにだらだらと生きているのがいかに無駄な事かと思い知らされる


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



マッキノンパスの先には休憩室があるのだが、ここでも貴族(ガイド組)と我々平民の休憩室が分けられている

我々の休憩室が掘っ立て小屋なのに対して、貴族たちの休憩室はソファーがあり、無料のコーヒーコーナーなどが設けられている

もちろんそこらへんの平民が勝手に入らないように、しっかりと鍵が掛かっているのである

この日も嫁を巻いて、一番に小屋に到着

相変わらず周りの白人には夫婦仲を心配される始末である

いつもの事なんだけど、なかなか微妙なニュアンスを説明できない・・・

小屋には俺が一番最初について暇だったから、フルートを吹いて暇つぶし

もちろん一番最初に小屋に着くと、一番快適そうなベッドを選べるという特権もある

トレッキング行程最後の小屋ミンタロウハットは、寝室の小屋が4つに別れている

着いた順にどんどんベッドが埋まっていくのだが、俺の部屋の白人たちが、一度はとった自分たちのお気に入りのベッドを捨てて、隣の部屋に移っていくではないか

一人また一人と、どんどん俺の部屋から人が消えていった

おかしいと思って最後に消えようとしていた白人に話を聞くと、あのイビキ夫婦が来る前に、ベッドを全て埋めて安全な寝床を確保しているのだとか・・・

おいちょっと待てよ

ってことは、そのイビキ夫婦は確実にこの部屋にくるじゃなーーーか!!

さすがに奴のイビキは有名になり、みんな敬遠するようになったのだ

俺たちだって工事現場で寝るのは御免だ

慌てて隣の部屋に移ろうとしたが、とき既に遅し 「NO VACANCY」・・・・

眠れぬ最後の夜

そして最終日

世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~
世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



18キロのロングトレック

平坦な道でつらい事はないが、長すぎるし、さすがに4日目は飽きる

4日間のミルフォードトラックの旅

正直結構ホームシックになってた

前回に引き続き山飯は失敗続きだし、とに角朝が寒くて不愉快

俺には一生冬山は無理だろうな


世界一周ふらふら軌~一ヶ月目~



最後の集合写真

この4日間、同じ行程を歩んだメンバーたち

実はこの写真、通りすがりのおじさんに頼んだんだけど

一人が頼むと、俺も私もと集まったカメラは10台以上

人のいいこのオジサン

皆に渡されたカメラを一つ一つ電源を入れるところから始めて、撮ってくれた

この写真もその一枚



さっ これでニュージランドでのメインが終了して、次はマニラにGO

でも、その前に

フライトの関係上、クライストチャーチに一週間近く滞在予定です