次の日お母さんは12時前にホテルまでやってきた
フィリピン人は結構時間にルーズなイメージがあったんだけど、人それぞれみたいですね。すくなくとも俺よりは時間に正確だ
少し遅れる事お母さんの娘シンディーとその友達の始めましてのアレッサがやってきた
2人とも体が細く色は南国らしく浅黒く、ジーパンにTシャツのスタイル。フィリピンの今時の女の子いう感じだ
実はアレッサは以前日本語を勉強してたことがあって、少しだけ日本語が喋れるので、助っ人としてシンディーが呼んできたのだ
以上俺を含めた4人でフィリピーノレストランで食事をしたんだけど、アレッサの日本語が微妙で
何を言っているかわからない時が多いのである
その度に俺は「English please」と言うのだが、それで一同大爆笑
アレッサは恥ずかしいそうに「なんでだめですか?」とよくわからないことを言い出す
とはいえ、アレッサの仕事は銀行のコールセンターで、顧客は殆どアメリカ人だから、英語は相当堪能
日本語をがんばって搾り出してる時は頭の足りない可哀想な子に見えるんだけど、一度英語を話し出すと、たまについて行けなくなる時があるくらい
と、いうことはである・・・一生懸命英語を搾り出してる俺も、アレッサからみたら頭の足らない可哀想な日本人に見えているのだろうか?
どう思われているかってことは、非常に気になる部分でもある
前々から気になっていたことがあって、いい機会だからお母さんに聞いてみたんだけど
こういう一般食堂で出される水ってどんな水なのか・・・
お母さんに聞いたら、店員にミネラルヲーターかどうか尋ねて、店員が首を横に振ると、「あんたはやめときなさい、コーラでも飲んでいなさい」と俺に言う
そういうお母さんはさっきからガボガボおかわりまでして飲みまくっている
実のところ俺も今まで気をつけて飲まないようにしてたんだけど、皆飲んでるから、ここのところ俺も普通に飲んでたんだよね
たまにお腹壊すけど、日本にいてもしょっちゅう壊してたし、熱が出たり吐いたりするほどの食中毒になってないから大丈夫かなって思って
実際のところは、水道水をそのまま出してるのが一般的で、ちょっと高いレストランになるとボイルしてからだしたり、ボイルしてても氷が生水使ってたりと、お店によってまちまちなんだとか
だからお母さんは俺に自分で買った水以外は口にするなって言ってた
食事がおわるとお母さんはそのまま家に帰り、シンディーとアレッサは俺を釣とウェイクボードが出来るとこに連れて行ってくれると提案してきた
ちょうどその時はフィリピンンの英雄パッキャオの試合だったんだけど、この子達は全く興味が無いらしい
しかもパッキャオの生放送を見るには、500P必要なんだとか・・・お金の無い人はそのあとやる再放送を見るしかないのだ
平均月収が10000Pのフィリピンにとって500Pってかなりの大金だよね・・・
まぁそんなわけで、パッキャオの試合は諦めて、俺たちはピリ行きのバスに乗り込んだ
バスの中でアリッサと少し話したんだけど、「なんで日本語の勉強なんてしてたの?」「私日本のアニメ大好きです」「は??」
「わたしはオタクです」と日本語でいいおった
「それだけか?」「はい、わたし松本純が大好きです、いつか日本にいって彼にキスしてもらうために日本語話したいです」・・・「相手にされないからやめておけ」
「えーーなんでそんな事いうんですか」「日本人はそもそもフレンドリーじゃないから」「あなたはフレンドリーです」とシンディーとアレッサの声が重なる
「日本人だっていろいろいるけど、冷たい人の方が多いよ、東京はマニラより糞だぞ」「えーーーそれは困りました、・・・私日本人と結婚したいです」「は??なぜ?」「日本人はお金一杯持ってるからです」
「お金もってる日本人は多分アレッサの事相手にしてくれないよひゃはははh」「ひーどーい!!」と日本語で・・・
ちなみにシンディーはお金持ちらしく、家の庭にはプールがあるらしい・・・PCは富士通だしね
「私デスノートが大好きなんです、デスノートの主人公の様なルックスのお金持ちの友達がいたら紹介してください」「おまえ頭オカシイだろ」「ジョークですよ」
とどこまでがジョークなのかもさっぱりわからない謎の会話が繰り広げられる
「お前日本の秋葉原しってるか?」「いえ、知りません」「秋葉原はアニメのメッカで、君に相応しい男性がごろごろしてるよ、コスプレでもして行って来るといいよ」
「えーーー本当ですか?私コスプレしたいです」と目をキラキラさせながら自分のノートにAKIHABARAとメモしていた
やっぱアレッサは変な奴だわ
シンディーとアリッサは20歳で大学の友達だったんだけど、アリッサはお金が無くて、大学を休学して働かないといけなくなったんだとか
そもそもアリッサは奨学金で大学に入学していたので、大変な頑張りやさんなんです
彼女はいつか大学に戻りたいとも言っていた
「私はお金が無いから、いつも財布には20Pしか入っていないんです」・・・・マジか?
給料聞いてみたら、給与明細をカバンの中から出して見せてくれたんだけど、そこには8600Pと書いてあった
税金が500P引かれるから、結局日本円にすると16000円くらいに
アレッサの仕事はフィリピンではかなりいい部類に入ると思うんだけど、それでもこれがフィリピンの現状なんだなって
その割には高そうなバッグを持っているから「それ高そうに見えるけど、いくらだったの?」「これは2000us$です」・・・なにーーー!!お前の給料2年分じゃないか
「あっでも自分で買ったんじゃなくて、元彼に買ってもらったんです」「お金持ちなの」「はい、ハンサムでかっこいいです、IT関係のCEOなんです」
「なんでわかれちゃったの?」「彼には彼女が沢山いたんです・・マニラとかセブとかダバオとか」「・・・なるほフィリピン全国に彼女がいたのか」
「そうなんです」と全身から不幸のオーラを放ち始めたので、取りつかれない様に少し距離を置く俺
しかし、他人にどう思われようが底抜けに明るいのがアリッサのいいところ
シンディーがちょっと勝気なお嬢さんだとしたら、アリッサはそのお嬢さんに振り回される、気のいい奴といった関係に見える
まさか30過ぎて女子大生に遊んでもらえるなんて思っても見なかったので、オジサン幸せです
日本だったらありえないね
それと、もの凄い偶然なんだけど、アリッサの日本語の先生は俺の知ってる人だったんだよね
直接の面識はないけど、アメーバで繋がっていて、その先生は今コロンビアの日本語学校で講師をしている。アレッサの口から彼女の名前とコロンビアの国を聞いたときは本当に驚いた
世界ってこんなに広いのに、フィリピンの僻地でそれが繋がるなんてな・・・
パッキャオの再放送を一緒に観戦するアレッサのお父さん
パッキャオの試合の時はっフィリピンはお祭り騒ぎになるのかと思ったら、意外と静か
野球観戦を楽しむ昭和のお父さんのような雰囲気
左が変人アレッサ 右がシンディー
アレッサのお父さんが働いているレジャー施設
ここではティラピア釣とウェイクボードが楽しめる
2人は参加せずに俺の写真ばかり撮っていた
仕掛けを落とした瞬間にティラピアが群がってくる入れ食い状態なんだけど、釣あげるにはちょっとコツが必要
3人でサンセットを見に行った
左かあら シンディー アレッサ 俺
夜はホテルの近くで開催されているプラザのフェスティバルへ
フィリピンの伝統料理バロットに挑戦
アヒル?の有精卵。孵化しかけた卵をボイルして食う
見かけはグロイけど味は噂どおり旨い
シンディーは気持ち悪いから一回も食べた事無いんだとか
まぁこんな感じで俺たちは次の日の夜も、彼女たちの仕事とか学校が終わった後、また集まって遊びに行った
それは今日の話
そしてさっき彼女たちとお別れしてきた
ホテルに帰るとガランとしていて、急に寂しくなる
これから先もこの繰り返しなんだろうな
変人シンディーとのツーショット
いつか日本人と結婚できるように皆で祈ってあげて下さい
















