病院通い | 雨の降らない国

雨の降らない国

ピグでの活動をときどき報告しながら
東電福島第1原発警戒区域の問題など
動物関連の話題を紹介しています。
うちの猫や読んだ本の話なども。

今、通院中の猫が3匹、います。
とっかえ、ひっかえ、毎日、動物病院に行ってる感じ。

3匹目は、ねね。写真下の猫。(上は、茶太郎)

雨の降らない国
野良生まれで、以前、住んでいたマンションに迷い込んできた猫。
近所に住み着いて、何度も出産していた母猫の娘ではないか
と推測されたのだけれど、親に見捨てられたのか、
マンションの中庭に紛れ込んできて、住み着いた。
しばらくして、2階へ上がってこれるくらい大きくなると、
ウチの部屋へ入ってきて、猫の方で勝手に我が家と決めてしまう、
という何度かあったパターン。
そのくらいの時期になると、もう、人を怖がって、懐かない
猫もいるのだけれど、このコは、よく懐いてくれた。
ただし、猫には、あるまじき、どんくさいヤツで、
しょっちゅう、足を踏み外す。
マンション時代は、なかなか室内飼いが徹底できず、
外へ出ることも多かったのだけれど、
空き家になっている家の高い塀の中に降りて、
出られなくなって鳴いていたり、
近所の家の大屋根に上がって、降りられなくなったり。
大屋根の時は、難しいお家だったので、
後の近所付き合いにも、ひびいたよ。
親切で猫好きの知り合いの人に紹介してもらった
業者さんにハシゴをかけて、救出してもらった。
今の家に引っ越ししてからは、完全室内飼い。
歳をとって、おとなしくなって、それにしても、
なんか、元気がないな、と思ったら、
どうやら、歯肉炎が悪化してたみたい。
野良仔猫時代に感染してしまったウィルスが
根治できずに、ずっと、体の中にいて、
いつも、呼吸すると、プスプス、ズゴーズゴー、
と音がしている。
時々、健康チェックしてもらえば、よかったね。

腫瘍のできた尻尾を切断して退院してきたタロウは、
3日前にエリザベスカラーがはずれました。
でも、その日に病理組織診断書が届いて、
腫瘍が悪性であることを告げられました。
すでに、腫瘍細胞が切断面に浸潤していたので、
再手術して、もっと広範囲に切除しないと
ほぼ確実に再発するそうです。
その時は、わかっていて、再手術しないわけにはいかない、
と思ったのですが、
家に連れ帰って、カラーがなくなって、
幸せそうに毛繕いしている姿を見ると、
もう、このまま自然に任せた方がいいだろうか、とも思います。
ゴールデンウィークをはさんで、診断に時間がかかってしまったので、
迷っている時間は、ないのですが。
10歳半。腎不全で治療中。麻酔のリスクもあって、
このまま、手術をあきらめる理由はあるのです。
ただ、獣医さんの「飼い主さんが後悔しないように、
決めてください。」というのは、立場上、そう言うしか
ないんだろうけど、ちょっと、違うような気もします。
どっちを選んでも、私は、きっと後悔するだろうけど、
自分が後悔する/しない、で決めたくない気がするんです。

さて、今日の通院は、隔離猫のトールの番です。
1ミリも人間に懐いていないので、捕まえるたび、大格闘。
体調が改善するほど、大変になるという…。