浜岡原発の停止 | 雨の降らない国

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ピグでの活動をときどき報告しながら
東電福島第1原発警戒区域の問題など
動物関連の話題を紹介しています。
うちの猫や読んだ本の話なども。

ジレンマ。

あの動物たちのことを思うと、
絶対に菅政権を許すことはできない。
固く心に誓っていたのです。

しかし、菅が引きずり下ろされた後が問題です。
5月5日付けの朝日新聞には、
自民原発推進派はや始動」の見出しが躍り、
その横の東電顧問・加納時男元参院議員の
インタビュー記事を読んで、唖然。
頭がおかしいとしか、思えません。

こんなヤツらが手ぐすね引いてるのに、
民主党政権をただ辞めさせたら、
もっと地獄が待っています。
どうしたらいいんだ、と途方に暮れる思いでいた時に、
菅の浜岡原発停止の会見が。

やはり、良い点は認めて、応援すべきなのでしょうか。
もし、民意がそっぽを向いたままだと、あっというまに
原発推進派につぶされてしまうのではないだろうか。

苦しんで死んだ動物たち。
まだ、がんばっている命。
今なら、まだ、助けられるはずの命。
なのに、何もしてくれないリーダーには退場して欲しい。

その一方で、もう二度と同じ悲劇は起こって欲しくない。
もう一度、しかも、日本の中央部で同じ事故が起こったら、
もう立ち直ることは難しいでしょう。
そして、また、見放される動物たち。
今度は、さしのべられるべき救援の手も、もっと少なくなって。

浜岡原発の全停止。
確かに、英断です。
防潮堤が完成するまでとはいえ。
首都圏だけは守るためであっても。

本当は、これが第一歩であって欲しいですが。
とにかく、このまま原発列島に呑み込まれるよりマシです。

でも……
お願いだから、動物たちのためにも、動いて欲しかった。
今、こうしている間にも、苦しみ、失われていく、数多の命。
あなたたちは、もう
「くりかえしません。この過ちを。」
の範疇に入れられてしまうのでしょうか。


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明日は、東京でデモがあります。
警戒区域の動物たちを見捨てない!デモ
警戒区域で亡くなった動物たちの死を悼み、
いのちの切り捨てに抗議しよう
☆助けに行かせろ!被災者から家族を奪うな!