今年もゴールデンウィーク中の5月3日から5日の3日間、
丸の内エリアでラフォルジュルネ音楽祭を楽しみました。
今年は東京国際フォーラムのほか、池袋の東京芸術劇場も
会場となっての開催でしたが、私自身は例年通り東京国際フォーラムで
3日間楽しみました。
今年のテーマは「UN MONDE NOUVEAU」モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ
ということで、亡命や諸事情により祖国を離れた作曲家の作品を中心に
プログラムが組まれていました。
例年どおり、アンヌ・ケフェレックさんをはじめ、ルーカス・ゲニューシャスさん、
マタン・ポルトさん、そして今年のルネ・マルタンさんおすすめのタンギー・ド・ヴィリアンクールさん、
マリ=アンジュ・グッチさん、などピアニストの演奏はたくさん聴きました。
ケフェレックさんの軽やかなヘンデルとスカルラッティ、マリ=アンジュ・グッチさんの
力強くかつ柔らかなショパンはよかったです。
タンギー・ド・ヴィリアンクールさんとナタナエル・グーアンさんによる
ラフマニノフの2台ピアノも、全編にラフマニノフサウンドがちりばめられた
とてもロマンティックで美しい演奏でした。
ルーカス・ゲニューシャスさんのアンコール曲、デシャトニコフの「ブコビナの歌」
前奏曲は、初めて聴いた曲ですが、打楽器のようにピアノが使われていて、
かなり激しく、アグレッシブでエキサイティングなものでした。
そのほか今年聴いてみてよかったものは、なんといってもエカテリンブルク・
フィルハーモニー合唱団の歌でした。ペルトというエストニアの作曲家の
「アヴェ・マリア」を聴きたくてチケットをとったんですが、ロシア民謡など
とても迫力があって、人の声がこんなに力強く美しい響きをもつものだと
今さらながら感激しました。
また、ヴァイオリニストのパヴェル・シュポルツルさんとジプシー・ウェイ
による伝統ロマ音楽も、エスニック感満載で情熱的でワクワクする演奏でした。
女性4人のリコーダーカルテット、パリサンダーのリコーダー曲も
ほんわかした温かな笛の音に心がいやされました。
昨年に続き、アコーディオン奏者のリシャール・ガリアーノさんの演奏を
再び聴きましたが、今年はドビュッシーの「月の光」などクラシック曲も
演奏されていて、アコーディオンとドビュッシー、意外な組み合わせながら
しっくりくる演奏でした。右手にも左手にもボタンがついていて、
両手でボタンを押さえまくる様子は、ピアノの鍵盤を押さえているようでした。
アコーディオンの蛇腹の開け閉めさえ、音楽のひとつにしてしまう技、さすがです。
そして、あまり聴く機会のない、ギターも今回は聴いてみたのですが、
エマニュエル・ロスフェルダーさんのギター、とてもステキでした。
ギターでパガニーニのラ・カンパネラを演奏されましたが、
あの大変な指使いを難なくギターで弾きこなしていてびっくりでした。
今年もあっというまの3日間でしたが、合間に講演会やマスタークラスなどを
はさむことができた分、いつも以上に充実したラフォルでした。
