先月の話ですが、東京での公演がソールドアウトになったため、
急きょミューザ川崎で追加公演が決まったラファウ・ブレハッチの
3月30日のコンサートを聴きました。
たまたま両親がブレハッチのコンサートに行くことを知ったので、
だったら自分も一度聴いてみよう!と便乗して初めて彼の演奏を聴いたのですが、
とてもやさしい音色にうっとりしました。
2005年のショパン国際ピアノコンクール優勝者として名前だけは
知っていたのですが、演奏はCDでも聴いたことがなく、
まったくイメージがつかなかったのですが、意外にも(?)
ガンガン弾きまくるタイプではなく、柔軟性のある演奏をする方でした。
モーツァルトやベートーヴェン、シューマンのピアノ・ソナタに、
ショパンのマズルカと英雄ポロネーズというプログラムでしたが、
シューマンは、とても情熱的。そして、特に最後の英雄ポロネーズは、
りりしさや勇敢さの中に、広い包容力をもった英雄をイメージさせるような
ふところの深い演奏でした。
また、「ミ・レ#・ド#・シ」と左手がオクターブで連打する中間部、
イメージでいうと、汽車が「シュポポポ」と走っているようなフレーズが
2回繰り返されるのですが、その2回目のときに、ものすごく
ゆっくりと走り出すように演奏したのが、ものすごく特徴的でした。
あの部分を、あそこまでゆっくりと演奏するのは聴いたことがなく、
新鮮でした。
アンコールは、ブラームスの6つの小品 Op.118より「第2番間奏曲」で、
ちょうど今自分が弾いている曲と、ベートーヴェンのピアノソナタ第2番から
第3楽章を演奏してくれました。
ブラームスの間奏曲、とてもロマンチックで、こんなふうに弾きたいな
と弾く意欲がますますわきました。
余談ですが、ブレハッチの演奏姿は、まるでハンサムな王子さまのようでした。
ブレハッチ、お気に入りピアニストとしてインプットされたので、
(もちろん容姿ではなく、演奏の面で)また聴きにいきたいです。