あまり日本のアニメを観ないのですが、
「君の名は。」に続き、アニメ「聲の形」を観てきました。
この春から手話を習い始めたこともあり、耳の聞こえない少女が出てくる
このアニメ、とても気になっていたんです。
実際、ストーリーの中でいくつも手話が出てきて
ほんの少しですが、その表現している意味がわかったので
手話学んでいてよかったな、と思いました。
予告編でも、耳の聞こえない少女、硝子が、少年将也にちょっかい
というか、いじめられているような場面が出てきていましたが、
思っていた以上に深刻なシーンのあるアニメでした。
耳が聞こえない相手に対して、小学生の子どもであるにしても
あんなにのけ者扱いするのは、あまりにひどすぎます。
昔、自分が過ごした小学校、中学校でも
なんとなく気持ち悪いからといじめられていた同級生がいましたが、
硝子の場合も、自分たちとどこか違う彼女を
ある意味、脅威の対象として扱いかね、ほかの同級生たちと
同じ扱いができないクラスメートたちが描かれます。
この将也は硝子とのあることをきっかけに
今度は自分がつまはじきにされることになるのですが、
そのことから自分自身で自分の存在を否定しはじめます。
時を経て将也と硝子が再会し、そこからかつての仲間とも出会うことで、
この2人はそれぞれにまた自分の存在に対する否定を強めていきます。
高校生という多感な時期ということもありますが、
2人の自己存在否定感は、観ていてとても苦しく、せつなく、悲しいです。
相手の立場に立って考えよう、ということはさんざん言われていますが、
たとえば耳の聞こえない人や目の見えない人、
また昨今話題となっているLGBTの人など
自分とはあまりに違いするぎる存在に対しては、
特に日本はまだまだ溝が深いように思います。
このアニメを観て、改めてすべての人が
お互いに共存しあって生きられる世の中にしたい
と強く思いました。