「プラダを着た悪魔」で、メリル・ストリープ演じる鬼(!)編集長に
振り回され、こき使われる新人アシスタントを演じたアン・ハサウェイが、
今度はファッションサイト会社の社長を演じた「マイ・インターン」を観てきました。
ファッションがからんでいるだけに、アン・ハサウェイの衣装がカッコイイ!
ファッション好きとしては、目を楽しませてくれますが、
もうひとつの注目点は、ロバート・デ・ニーロ!
クセのある俳優ですが、今回はとてもノーマルなやさしい紳士、ベンを演じています。
40年勤めた会社を退職し、子どもたちは巣立ち、愛する妻を亡くし、
悠々自適な生活を送っていましたが、なんだか人生物足りない。
そんなときに見つけたのが、アン・ハサウェイ演じるジュールズが経営する
会社のシニア・インターン。
働くことで再び生きがいを持とうと応募し、採用。
とはいえ、会社のスタッフはみんな若手なので、異色な感じがします。
そんなことはお構いなしに、嬉々として出勤するベン。
ジュールズ直属の部下として配属されますが、このジュールズ、なんとシニア嫌い。
最初は何かとベンをうとましく思い、仕事も振らずに放置状態。
しかし、ベンは持前の人当りのよさと面倒見のよさ、
そして長年培った経験や知識を活かして、いつのまにか会社で人気者に。
このあたりのシニアならではの機転や気配りが会社にとって
大切なスキルとなっていくところが、若えればいいってもんじゃない、
シニアはシニアなりに経験してきたことを活かせるんだっていう
メッセージが伝わってきます。
ジュールズもいつのまにかベンのすばらしさに気づき、
またベンが彼女の娘や夫とも交流することで、今まで肩肘張って
がんばってきた彼女も自分らしさを取り戻していきます。
年代を超えた二人のコミュニケーションのやりとりが見ていてほんとに楽しいし、
お互いに歩み寄れば世代間の断絶も問題じゃななくなるんだなと思いました。
観ていて本当に心があったかくなる、それでいてベンの機転の利かせ方に
クスっと笑える楽しい映画でした。